庭石の撤去にお悩みの人! 処分・買取方法などお役立ち情報をご紹介

庭石は、日本庭園や和風の庭作りに欠かせません。樹木のほかに、いろいろな庭石を配することで庭にさまざまな風景を描くことができます。しかしながら、最近では和風の庭は手入れの手間やお金がかかる割には、使い勝手がよくないので洋風のシンプルな庭にリフォームする人も多くなりました。

けれども、そんなときに「どうしたらいいの? 」と困ってしまうのが庭石の捨て方です。そこで、庭石の基礎知識・撤去方法・買取に出す方法などお役立ち情報をご紹介しましょう。

  1. 庭石の撤去について
  2. 庭石の撤去方法-1【自治体に依頼する】
  3. 庭石の撤去方法-2【自治体以外に依頼する】
  4. 庭石は買取してもらえる?
  5. 庭石の撤去についてよくある質問

この記事を読んでいただければ、庭石をどのように撤去したらいいのかがわかります。ぜひお役立てください。

1.庭石の撤去について

ひとくちに「庭石」といっても、大きさや種類はさまざまです。庭石を撤去するにあたり、庭石の基礎知識や処分に関係する「知っておきたいこと」をご紹介しましょう。

1-1.庭石とはどのようなものか?

日本庭園や和風の庭に趣を添えるだけではなく、機能的な役目も持っているのが庭石です。庭石は、基本的には天然のものなので不規則な形をしています。それを、無造作に配置することもあれば「見え方」を考えて「石組み(※)」をすることもあるのです。その際は、好きな石を好きなように選ぶのではなく、庭の大きさや樹木とのバランスを考えて石を選びます。庭全体の均整と統一を見ることが重要なのです。

※石組み:庭石の配置・構成を示す言葉

1-2.庭石の役割と素材の種類

庭石は、庭の風景を作り出すオブジェとしてだけではなく、いろいろな役割も持っています。さらに、石の素材もさまざまな種類があるのです。代表的なものをご紹介しましょう。

1-2-1.飾りだけではなく役割を持っている庭石とは?

庭石は、飾りだけではなく機能的な役割を持ったものもあり、「役石(やくいし)」「要石(かなめいし)」と呼ばれることもあります。

  • 飛び石:主に、庭の入り口から一定間隔で、玄関まで道案内をするように地面に埋められている庭石。通路の役割を果たす
  • 沓(くつ)脱ぎ石:室内に上がるときに履物を脱いで置くための石。縁側や茶室の入り口に置くのが一般的。庭より高い場所に配置されることが多い
  • 蹲(つくばい):手を清めるために置かれた、背の低い石の手水(ちょうず)鉢。本来は茶室の前に置くものだが飾りのために配置されることもある
  • 猪おどし(ししおどし):竹の筒に水がたまると傾いて石を打ち、音が鳴る仕組みになっているもの。もともとは、鳥獣を追い払うものだったが音の響きが風流なので庭園などに用いられるようになった
  • 景石:景観を整える目的で配置された未加工の天然岩石
  • 灯籠(とうろう):神社や寺院で用いられていたあかりをともすためのもの。庭ではあかり用だけではなくデザインとして配することもある
  • 延段(のべだん):細長い長方形の石を敷いた通路のことを指す。飛び石を並べるだけだと単調になってしまうときに用いる

1-2-2.庭石に用いる石の種類

一般的に、庭石として用いられることも多い石には以下のようなものがあります。

  • 花崗(かこう)岩系:全国的に広く分布している石で「御影(みかげ)石」とも呼ばれる。硬度が高くきめ細やかな石質が特徴
  • 安山岩系:中性火山石の総称。硬くて耐久性が強く土木建材や庭石に用いられる
  • 結晶片岩系:豊富に緑色の成分を含み、しま模様を形成しているため外観が美しい。庭石として愛好されている
  • 玄武岩系:火山岩の一種で黒〜暗灰色の色がある。非常に硬く多孔質なのが特徴

1-3.庭石を捨てる前に知っておきたいこと

庭石を捨てる前に、知っておきたいことをご説明しましょう。

1-3-1.庭石は自治体のゴミとして捨てられるのか?

庭石は、砂利や小さい石の場合は、燃えないゴミ・破砕ゴミ・粗大ゴミとして自治体が回収してくれることもあります。自治体によって異なるのでまずはお問い合わせください。

1-3-2.庭石の大きさを確認する

事前に、処分したい庭石の個数や大きさを確認してメモを取っておいてください。自治体での処分が可能であれば、問い合わせをしたときに、庭石の量やサイズなどを聞かれこともあるでしょう。正確な大きさや量などを把握しておいたほうが話はスムーズに進みます。

1-3-3.庭石は自分で持てるか

処分したい庭石を、自分で持ち上げて運ぶことができるか確認しておきましょう。自分で持ち上げられないようなら専門業者に依頼することも考えてください。

1-3-4.運搬方法を考えておく

庭石の大きさや重量のほかにも、移動・運搬方法を考えておきましょう。ゴミの収集場所が近くにない場合や量が多い場合などは、自分で運ぶのが難しいこともあります。専門業者に依頼しないと難しい場合もあるでしょう。

2.庭石の撤去方法-1【自治体に依頼する】

庭石を自治体に処分してもらう場合の方法をご説明します。

2-1.処分方法を確認する

自治体に庭石の処分が可能かどうか問い合わせをするときには、以下のことを確認してください。

  • 庭石をゴミに出せるか
  • 「何ゴミ」の日に出せばいいのか
  • 収集場所や日時
  • ゴミとして出せる量と石の大きさ

2-2.自治体で処分する場合の費用はいくらかかるのか?

自治体のゴミとして捨てられる場合は、処分費用は無料です。粗大ゴミになる場合は、大きさや個数にもよりますが数百円〜数千円の費用がかかるでしょう。自分で回収場所まで運ぶのか不可能な場合は、回収に来てもらえるのかどうかも確認してください。

2-3.量が多い・重い場合は業者に依頼することも考えよう

庭石を自治体のゴミとして処分することが可能でも、量が多い・重いなどで回収場所まで運ぶのが大変なこともあります。無理をして運んで腰を痛めることもあるでしょう。回収に来てもらえない場合は、専門の業者に依頼したほうが無難です。

3.庭石の撤去方法-2【自治体以外に依頼する】

自治体で回収してもらえない場合や、回収場所まで運ぶのが大変な場合はどのような方法があるのでしょうか。

3-1.造園業者に依頼する

造園業者に庭のリフォームを依頼する場合は、不要な庭石は回収してもらえることもあります。事前に「庭石の回収が可能か」を確認してからリフォームを依頼しましょう。費用は、庭石の大きさ・量・重さや、庭の状況や撤去する際の方法によっても違ってきます。

  • 重機で撤去する場合:10万円くらいから撤去が可能。重機を庭に入れる際に、門や柵などの一部を撤去する場合は、その復旧工事費も必要になる
  • 手作業の場合:手作業で石を粉砕する場合は5万円くらいから撤去が可能

さらに、撤去作業の際に養生が必要になる場合は、その分の費用2万〜3万円が必要になります。

3-2.石材店に依頼する

近所に石材店があれば、回収が可能かどうか、可能な場合は費用はどれくらい必要なのかを聞いてみてください。ただし、最近では庭石を置くような和風の庭は少なくなっているので、需要がありそうな庭石でないと断られることもあるでしょう。

3-3.建築物・家などを解体する業者に依頼する

家などを解体する業者は、庭石を回収してくれることもあります。重機を使用して撤去する場合は、造園業者などと同様に10万円以上かかるでしょう。依頼するときには、事前に見積もりを取ってもらってください。

3-4.ホームセンターに依頼する

また、大型のホームセンターでは、エクステリア用の石やブロックなどを購入したお客さんを対象に庭石の回収をするサービスをしてくれることもあります。

4.庭石は買取してもらえるかどうか?

最近は、不用品の買取が一般的になっていますが、庭石は買取が可能なのでしょうか。

4-1.和風庭園の減少で庭石を買い取る業者も少ない

昔と異なり、最近は和風の庭自体が少なくなりました。また、庭の様式にお金をかけるよりも、ガーデニングで花を咲かせたり菜園などで野菜を栽培・収穫したりするほうが好まれる傾向にあります。そのため、庭石の買取業者は少なくなっているのが実情です。

4-2.灯籠・蹲(つくばい)などは買取が可能なことも

一般的な庭石の買取を行っている業者はほとんどないようです。ただし、高価な石を使った、灯籠・蹲(つくばい)・猪(しし)おどしなどは買取が可能なこともあります。

4-3.庭石の買取はリサイクルショップ・石材店・造園業者など

石材店や造園業者の中には、庭石の買取を行っていることもあります。高価で価値のありそうな庭石を持っている場合は、査定を依頼してみるのもおすすめです。
買取相場は、種類によっても異なりますが数百円〜1,000円くらいが相場といわれています。凝ったデザインのものや珍しい石を使ったものは、もっと値段が付く可能性もあるでしょう。ただし、別途撤去作業費や運搬費がかかることもあるので注意してください。もし買取可能な場合は、事前に庭石の回収・運搬方法・費用の有無なども確認したほうがいいでしょう。

5.庭石の撤去に関するよくある質問

庭石の撤去に関するよくある質問をご紹介しましょう。

Q.どのようなときに庭石を撤去するのですか?
A.最近は、庭のスペースを有効に使うために和の様式の庭から洋風の庭に変える人が多くなりました。庭石をどけて、ガーデニング・菜園・駐車場・物置スペースなどにするケースが多いようです。

Q.天然の庭石なので公園や河原などに捨ててはダメでしょうか?
A.どんな場所でも管理している地主や自治体がいます。庭などで使用した石を勝手に廃棄すると不法投棄になるのでやめましょう。

Q.庭石をインターネットオークションやフリマアプリなどで売ることは可能でしょうか?
A.面白い形の石などは売れる可能性もあります。インターネットオークションやフリマアプリは利用法も簡単なので、試しに出品してみてはいかがでしょうか。
ただし、庭石は重いので宅配便で送ると送料が高くなります。どちらが負担するのか、買い手が近場の場合は取りに来てくれるのかなど、売れたあとの受け渡しことも決めておきましょう。

Q.庭石を自分で粉砕することは可能ですか?
A.小さめで硬度がそれほど高くなければ、電動工具などを使用して粉砕することも可能でしょう。自分で行うときはけがをしないように手袋やゴーグルなどを使用して、十分に気を付けて行ってください。

Q.庭石の撤去を業者に依頼する際に、処分費用が高くなるのはどのようなケースでしょうか?
A.撤去する庭石のそばに車の駐車スペース・ガーデニング・ガラス窓などがあり、石の破片が飛んだらダメージを負う場合などは養生を行うのでその費用が別途必要です。また、庭が傾斜しているなど作業が難しい場合は、費用が割高になる可能があるでしょう。

まとめ

風情のある日本庭園に欠かせないのが庭石です。けれども、庭のリフォームなどで不要になったとき、どうすればいいのか処分に困りますよね。数が少なく自治体がゴミとして受け入れてくれる場合は処分もそれほど困りませんが、数が多く重い場合は自分で処分するのは大変です。そんな場合は、この記事でご紹介したように、業者に依頼するか買取に出すなどの方法で処分してみてください。価値のある庭石ならフリマなどで買い手が付くケースもあります。自分の都合に最適な方法を試してみてくださいね。