部屋探しを始めよう! 動き出す時期と後悔しない部屋選びのコツとは?

部屋探しを検討している人に朗報です。「家族が増えて今の家では狭くなった」「実家を出て一人暮らしをしたい」など、部屋探しをする理由は人それぞれでしょう。最近は、複数人で共同生活を送るシェアハウスへの引っ越しを検討する人も増えています。何度か引っ越しを経験している人なら分かると思いますが、部屋探しは大変な作業です。希望の条件に合った部屋を見つけるのは簡単ではありません。しかし、快適な新生活のためにも、できるだけ希望どおりの部屋を見つけたいものですよね。部屋探しに失敗すると「落ち着いて生活できない」「家賃を支払うのに無理がある」などの問題が発生してしまいます。そのようなことにならないように、この記事では部屋探しのコツやポイントをご紹介しましょう。

この記事を読むことで、部屋探しにかんするすべての情報が分かります。引っ越しの準備や家賃についてもぜひ参考にしてください。

1.部屋探しの始め方

まずは、部屋探しをどのように始めるかについてご紹介します。部屋探しや引っ越しに適した時期や準備などをまとめてみました。

1-1.部屋探しに向いているのは何月なのか?

理想の部屋を見つけるためには、まず物件が空(あ)いていなければ話になりません。特に1~3月は新年度に向けて部屋探しをする人が最も多くなるため、物件数が多いのです。この時期に入居できるように建てられる新築物件もたくさんあります。つまり、この時期は物件が見つかる確率が高いものの、競争率も非常に高くなるのです。家賃や敷金などの初期費用も高めに設定されているため、あまりおすすめはできません。そこで、ねらい目なのが9~10月です。この時期は人事異動を行う企業も多いため、1~3月の次に物件数が増えます。しかも、年末までに物件を埋めるために、初期費用が安く設定されていることが多いのです。部屋探しの期限が特に決まっていないなら、ぜひこの時期に動き始めてみてください。

1-2.部屋探しを開始するタイミングとは?

では、引っ越しのどのくらい前から部屋探しを開始すればよいのでしょうか。実はこのタイミングが非常に難しいのです。あまり早くから部屋探しを開始して、理想の部屋に出会ってしまった場合、引っ越すまでの間、二重で家賃を支払うことになってしまいますよね。そのため、引っ越しの1か月半~2か月前くらいに部屋探しを始めるのがおすすめです。引っ越し前はほかにもやらなければならないことがたくさんあるため、できるだけ余計な手間と時間をかけずに新居を決めましょう。

1-3.まず準備すること

本格的な部屋探しを開始する前に、まず家賃や間取りの目安やエリアなどを考えておきましょう。何も決めずに部屋探しを始めても、時間がかかるだけです。家賃の上限はどこまでか、必要な部屋数はどのくらいか、どの駅の近くに住みたいかを決めておき、効率的に部屋探しを開始してください。また、不動産会社に行く前に、インターネットで情報を集めておくのもおすすめです。気になる物件をチェックし、家賃相場を把握しておきましょう。

2.部屋探しの条件選び

では、部屋探しの条件選びについて詳しくご紹介します。

2-1.「どんな部屋に住みたいか」を考える

まずは、自分がどんな部屋に住みたいと思っているのか考えてみてください。たとえば「友達を呼んで楽しみたい」「一人の時間を大切にしたいので静かな部屋がよい」など、理想はいくらでもあると思います。新居に引っ越した後の生活を想像してみるのです。「今の家ではできなかったけれどこんなふうに暮らしたい」という希望がある人もいるのではないでしょうか。まずは自分の理想を頭の中でまとめてから部屋探しをしましょう。

2-2.家賃の下限と上限は?

理想と家賃の条件が必ずしも一致するわけではありません。家賃を支払えなければ生活はできないため、下限と上限をしっかりと設定しておきましょう。その条件によって、新居をアパートにするか、マンションにするか、あるいは一戸建てやシェアハウスを検討するかが決まってきます。自分が理想とする生活と家賃のバランスが合えば、部屋探しはスムーズにすすむのではないでしょうか。新居の形態によって家賃相場も変わってきますのでしっかりと調べておいてください。

2-3.考えておきたい条件いろいろ

家賃以外にも、考えておくべき条件はたくさんあります。

  • 通勤や通学に使用する駅の沿線にするか
  • 駅までの距離はどのくらいまでにするか
  • ペット可の物件であるか
  • デザインはおしゃれかどうか
  • 防音対策はしっかりしているか
  • 築年数は何年か
  • 新築物件であるか

上記のようにこだわりたい条件がある人は、しっかりとまとめておきましょう。

2-4.条件の優先順位をつけよう!

ただし、すべての条件が希望どおりという物件はなかなかありません。特に引っ越しシーズンに合わせて部屋探しをするのであればなおさらでしょう。条件のよい物件はすぐに埋まってしまうため、出会えるチャンスも少ないのです。そこで、条件の優先順位をつけておきましょう。「ここは譲れないけれど、ここは妥協できる」というように、何にこだわって部屋探しをするのか決めておいてください。そうでなければ、引っ越しまでに部屋探しをすることは不可能になってしまうでしょう。

3.部屋探しにかんするお金の話

次に、部屋探しにかんするお金についてです。特に「実家を出て初めて一人暮らしをする」という人はお金について知らないことが多いでしょう。初期費用や仲介手数料、保証人についてまとめてみました。

3-1.部屋を借りるのにかかるお金は?

部屋を借りるためにかかるお金は、家賃だけではありません。賃貸物件に入居する際には敷金と礼金というものが発生するのです。この二つは初期費用の中でも最も大きな割合を占めるもので、物件や地域によって金額は異なります。敷金とは、物件を借りる際に預けるいわゆる「保証金」のようなもので、何事もなければ退去時に返還されるはずです。一方の礼金は、大家さんに対して支払う「お礼」としてのお金のこと。家賃の1~2か月分が相場となりますが、このお金は退去時に戻ってくることはありません。そのほかにも、前家賃や保険料なども初期費用に含まれることになるでしょう。さらに、不動産会社をとおして物件探しを行った場合は、仲介手数料が発生します。契約が成立した際の「成功報酬」という形で支払うことになるため、頭に入れておきましょう。

3-2.保証人について

物件を借りる際は、連帯保証人を立てる場合がほとんどです。連帯保証人とは「万が一家賃が支払えなくなったときに、代わりに払う人」のことであり、親や兄弟が保証人になることが多いでしょう。連帯保証人になるには「お金の支払い能力がある」という条件をクリアしなければなりません。そのため、不動産会社によっては連帯保証人の収入証明を提示しなければならないところもあるのです。

3-3.相談窓口

賃貸物件にかんするお金の問題で最も多いのが「敷金返還をめぐるトラブル」です。現在住んでいるのが賃貸物件である場合、引っ越しの前に知っておくとよいでしょう。通常、退去時に敷金は返還されます。戻ってきたお金を新生活の足しにしようと考える人は多いでしょう。しかし、敷金が戻ってこない場合もあるのです。賃貸物件を退去する際、借り主には原状回復の義務があります。通常使用によるものではなく、過失によって物件を破損してしまった場合などは、借り主が原状回復費用を支払う必要があるのです。その場合、敷金からその費用が差し引かれる形になります。ここで問題になるのが「破損や汚れの責任が本当に借り主にあるのか」という点です。実際に、経年劣化による破損や汚れを修繕するために、敷金を上回る原状回復費用を請求されたケースも少なくありません。このような敷金トラブルが自分の身に起こってしまったときは、すぐに国民生活センターに相談しましょう。適切なアドバイスがもらえるはずです。

3-4.初期費用がかからない物件もある!

部屋を借りるときは思った以上にお金が必要になるものです。「できるだけお金をかけずに引っ越したい」という人も多いでしょう。実は、初期費用がかからない物件もあるということをご存じですか? 不動産会社によっては「礼金ゼロ」「仲介手数料不要」というところもあるため、そういった物件をチェックしてみましょう。また、シェアハウスは敷金や礼金・仲介手数料などの初期費用が不要な場合がほとんどです。初期費用を抑えたいなら、シェアハウスへの入居を検討してみてはいかがでしょうか。全体的に一人暮らしよりも費用を抑えることができますよ。

4.部屋探しのコツ

部屋探しにはコツがあります。希望どおりの物件を探すためにも、情報収集の方法や価格相場などを知っておきましょう。

4-1.物件情報を検索しよう!

部屋探しと言えば、直接不動産会社に足を運ぶイメージがあるでしょう。しかし、その不動産会社が持っている物件には限りがあります。自分が希望する物件が必ず見つかるわけではないでしょう。そこで、不動産会社に行く前に、インターネットを使って物件情報を検索してみることをおすすめします。家賃や間取り、敷金礼金の有無、沿線などを入力することで条件に合った物件を探すことが可能です。この方法は、家賃の相場を知る上でも大変有効的でしょう。同じ築年数で同じ間取りであっても、地域によって価格相場には差があります。自分が住みたいと思っているエリアではどのくらいの価格相場なのか、しっかりと把握しておきましょう。

4-2.格安物件もチェック!

費用を抑えて部屋探しをしたいなら、格安物件も要チェックです。たとえば、中古の一軒家が賃貸物件として出ている場合もあります。条件によってはアパートやマンションより都合がよいこともあるのではないでしょうか。また、中心部から離れたところにある物件は、家賃が安い傾向にあります。便利さにこだわらないのであれば、そういった物件にも魅力が多いはずです。さらに、訳あり物件も格安の家賃で貸し出されている場合がほとんど。前の入居者が自殺や事故・火事などで亡くなったなど、誰もが「住みたくない」と思う物件を格安で借りるという手もあります。

4-3.部屋探しで失敗しないための注意点

部屋は、住んでみて初めて分かることもたくさんあります。特に多いのが、間取りと家賃だけで部屋を決めてしまった場合の失敗です。部屋探しで重要視することが多いのは、確かに間取りと家賃でしょう。その二つが希望どおりの条件だったからと言って「よい部屋」とは限りません。「実際に住んでみたら騒音がひどかった」「駅から遠くて通勤がつらい」など、問題が出てくるケースもあるのです。そのようなことにならないように、インターネットや図面だけで部屋選びをしないようにしましょう。内見がいかに大切なものであるか、次項でご紹介します。

5.部屋探しの際に知っておくべき間取りと内見について

部屋探しをする上で内見は非常に重要です。チェックポイントや準備しておくものなどをご紹介しましょう。

5-1.間取りチェックのポイント

内見の際、最も重要なのが間取りのチェックです。図面で見ただけでは分からないことも多いため、しっかりと確認してきましょう。チェックポイントは以下のとおりです。

  • 全体の広さはどうか
  • 玄関を開けたとき、部屋の中が丸見えにならないか
  • 窓の大きさはどうか
  • 収納は使いやすい位置にあるか
  • キッチン周りの収納は十分か
  • 天井の高さはどうか

5-2.内見はなぜ必要なのか?

内見がなぜ必要なのかと言うと、実際に自分の目で見て初めて分かることが多いためです。たとえば、南向きの物件がすべて日当たりがよいわけではありません。実際には目の前に建物があり、まったく日が入らないということもあるでしょう。また、カビや汚れが気になる場合もあります。こういった情報は図面では分からないため、実際に目で確かめる必要があるのです。「間取りや家賃は理想どおり」と図面だけで安心せず、必ず内見に行くようにしてください。

5-3.どこをチェックするべきなのか?

では、内見時にはどこをチェックしたらよいのでしょうか。住んでから困ることがないように、念入りに確認しておきましょう。

  • 日当たり
  • 騒音
  • 広さ
  • 窓からの眺め
  • バルコニーの広さ
  • コンセントの数と位置

上記のポイントは必ずチェックしてください。また、内見は何度でもできます。時間帯や曜日を変えて、二回以上は行っておくのがおすすめです。そうすることで、騒音や日当たりについてより慎重にチェックできるでしょう。

5-4.準備しておくもの

内見時に持って行くと便利なものは、メジャーとメモ帳、図面、筆記用具です。そのほかにも、デジタルカメラがあるとよいでしょう。写真に残しておけば、後から見たときに気づくこともたくさんあるはずです。メジャーは、今使っている家具や家電を設置できるかをチェックするために使います。気づいたことを書きとめるための筆記用具とメモ帳も必要でしょう。汚れが気になる人はスリッパも持参してください。

6.部屋探しにかんするよくある質問

「部屋探しのコツを知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめてみました。

6-1.自分の収入では、どのくらいの家賃が妥当なのでしょうか。

A.家賃の目安は、月給の3分の1~4分の1であると言われています。手取りの給与が30万円の場合は、7~10万円程度の家賃が妥当でしょう。家賃は毎月支払うものであるため、生活費や貯蓄を圧迫しないように、無理のない金額に設定する必要があります。

6-2.信頼できる不動産会社はどのように見抜けばよいでしょうか?

A.メールの返信が早いか、電話の応対が丁寧か、質問に対して明確な回答が得られるかをポイントにして見極めましょう。信頼できる不動産会社に物件を紹介してもらうことで、後悔なく引っ越しができるはずです。

6-3.家賃7万円の物件に引っ越そうと思います。初期費用はどのくらいかかりますか?

A.初期費用は家賃の4~5倍かかると想定してください。引っ越し費用を3万円程度で抑えられたとしても、30万円前後の初期費用が必要であると考えましょう。

6-4.家賃を値引きしてもらうことは可能ですか?

A.家賃の大幅な値引きは不可能な場合がほとんどです。しかし、不動産会社をとおしている場合は仲介手数料を値引きしてもらえる可能性はあるでしょう。交渉の余地はあります。

6-5.隣に小学校がある物件はやめた方がよいですか?

A.小学校があると登下校中の騒音が気になります。その時間帯に家にいることが少ないのであれば、さほど問題はないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。部屋探しのコツや失敗しないためのポイントなどをまとめてご紹介しました。新居探しは楽しいこともありますが、納得のいく物件を見つけるまでは手間と時間が必要です。住んでから後悔するようなことになっても、またすぐに引っ越しができるわけではありません。高いお金を払って引っ越しをするのですから快適な新生活を送ることができるように、部屋探しは慎重に行うようにしましょう。一人暮らしだけでなくシェアハウスへの引っ越しも含めて、じっくり考えてみてください。この記事を参考にして、部屋探しにおける重要点を知りましょう。