害虫による庭のダメージは深刻! 人間にも安全な害虫対策をご紹介

ガーデニングを楽しむ方が増え、さまざまな花や木に彩られた庭を見かけるようになりました。花や木を育て、美しい景色を作り出すのは達成感を抱くことができますよね。
きれいな庭を造るためには、時に苦労を伴うこともあるのです。花や木には害虫がつきまといます。害虫駆除に苦戦している方も多くいることでしょう。
害虫にもいろいろな種類があり、中には毒があるものもいます。うっかり刺されてかぶれてしまったという経験はありませんか?激しい痛みを伴う症状が現れることもあり、害虫駆除の必要性を感じることでしょう。
庭の害虫についてご紹介します。安全に害虫駆除を行いたいと考えている方は、この記事を参考にしてみてください。

1.庭に発生する益虫・害虫

ガーデニングは好きだけれど、虫は苦手という方は多くいます。無害な虫ばかりとは限らず、花や木だけではなく、人間にも悪影響を及ぼす害虫もいるのです。
庭にはどのような益虫・害虫が発生するのでしょうか?

1-1.益虫とは?

庭にはさまざまな虫が発生しますが、中に人畜無害な益虫もいるのです。益虫とは、害虫とは反対に人間にとって利益をもたらしてくれる虫のこと。
害虫を捕食してくれる役割を持っており、人間に資源を与えてくれる虫もいます。

1-2.益虫の種類

益虫には2つの分類があります。農作物・花・木などを荒らす害虫を捕食する虫と、人間に資源をもたらす虫の2つです。
主な益虫として、アブラムシを捕食するてんとう虫・イモムシやバッタを捕食するカマキリやクモ・花の受粉を手助けするミツバチなどが代表的でしょう。
虫が発生すると駆除することばかりに着目してしまいがち。しかし、益虫を上手に利用することで害虫を減らすことができます。
誰もが嫌うゲジゲジも、ゴキブリを捕食する肉食性の益虫なのをご存じですか?思わぬ役割を担っているので、驚かされることもありますね。
人間にとって都合よく働いてくれるのが、益虫のメリットです。

1-3.害虫

益虫とは正反対に、人間にとっても農作物・花・木にとって有害なのは害虫です。
発生状況も種類によって異なり、集団発生することもあるので侮れない存在だとされています。被害が大きい場合、地上にある部分を食い荒らされてしまい、枯れてしまうこともあるでしょう。
大きな幼虫により、農作物の収穫を断念しなければならない状況に陥る恐れもあります。
毛虫などの害虫は、5月ころから発生しやすくなるので、季節ごとに庭木の観察を行いましょう。

1-4.害虫の種類

繁殖能力が高く、集団発生しやすいのはアブラムシ。若い葉を好み、成長に影響を及ぼす恐れのある害虫です。天敵はてんとう虫。
水分を栄養にしているアワフキムシは、植物から水分をどんどん吸い上げてしまう害虫です。大量発生することもまれにあります。
葉を食い尽くしてしまい、比較的大きいサイズが多いのはアオムシや毛虫です。毛虫はチャドクガの幼虫を指します。
葉が光ることで発見されることが多いのはナメクジ。大きな被害はないものの、やはり害虫に分類される虫の1つです。
葉に特徴的な模様が出ることで知られているのは、エカキムシ。早めに駆除することが求められる害虫です。
庭には必ずといっていいほど現れるのは、ダンゴムシ。ダンゴムシを駆除した後は速やかに撤去しなければ、ほかの虫や病気を引き寄せる可能性が高いとされています。

2.害虫による被害

庭で植物を育てるためには、害虫による被害に直面することも覚悟しなければなりません。さまざまな種類の害虫がいます。数千種類も存在するといわれているのです。見た目も気持ちが悪い害虫ですが、一体どのような被害を受けるのでしょうか?

2-1.葉や茎を食い荒らす

害虫の多くは、葉や茎に繁殖してしまいます。小さな害虫でも集団発生することもあるでしょう。大型の害虫は1匹でも、葉のほとんどを食い荒らしてしまう脅威の存在です。
葉や茎につきやすいのは、アオムシ・カメムシ・毛虫・アブラムシ・コナジラミなどが挙げられます。
繁殖能力も高く、放置しておくと枯れてしまうこともありますので、早めに駆除するようにしましょう。

2-2.変色

害虫による被害は、葉や茎などの変色を招くこともあります。かすったような跡を残す・白い筋状の模様を描くなど、色が悪くなって害虫の存在に気づくケースもあるでしょう。
カイガラムシ・エカキムシ・アザミウマ・グンバイムシ・テントウムシダマシなどが代表的です。

2-3.葉に斑点模様が出る

葉のところどころに斑点模様が出ているのを見たことがありますか?実は、害虫による被害によるもの。イラガ・ハモグリバエが代表的です。
ハムシによって集中的に被害を受け、葉が焼けたように変色して蝕(むしば)まれてしまうこともあります。

3.害虫対策

やはり害虫の存在は気持ちのいいものではありません。庭にとっても悪影響を与えてしまうため、早めに駆除するように心がけたいものですね。
駆除するだけではなく、普段から害虫への対策を強化しておくといいでしょう。安全に配慮した害虫対策をご紹介します。

3-1.草木灰

自然由来の原料を使った草木灰は、古くから害虫対策として注目されている肥料です。過剰に撒(ま)いてしまうと土がアルカリ性に傾いてしまうため、面積に応じた適量を撒(ま)くようにしてください。

3-2.木酢液

近年注目されているのは、木酢液による害虫対策です。木酢液は、除菌・消炎作用のある液体。炭を作る過程で出た水蒸気を冷却したものが木酢液です。有害物質がろ過されている、丁寧な製法で作られたものを使いましょう。安全な木酢液を使うことが大切で、値段だけで選ばないようにしてください。
使い方は、1リットルの水に小さじ1杯の木酢液を薄めます。噴射器などに入れて作り、そのまま使用できて便利です。ポイントは、滴り落ちるほどたっぷり使うこと。葉にも土壌にも使える便利なアイテムです。

3-3.アブラムシには牛乳が効果的

庭で最も発生率が高いアブラムシは、集団発生することで知られている悩ましい存在。薬剤のほとんどが高い殺虫効果を現しますが、化学薬品に頼らなくても駆除することができます。牛乳を使った方法がおすすめです。
薄めずに牛乳を空(あ)きスプレーボトルに入れて、発生しやすい葉の裏側などを中心に散布しましょう。散布後はよく乾かすことで、牛乳の膜ができます。牛乳に誘引されたアブラムシは、乾燥した牛乳の膜が収縮することで窒息して駆除することが可能です。
駆除後は水を撒(ま)いて牛乳を落とすときれいになります。

3-4.ハーブで害虫予防

ハーブを使った害虫予防ができることをご存じですか?レモングラス・ローズマリー・ミントなどが防虫効果が高いとされています。しかし、繁殖能力も強いため、鉢植えまたは定期的な剪定(せんてい)を行うようにしてください。
料理にも大活躍するバジルも防虫効果があり、育てやすいと人気があります。
アロマに関心の高い方は、ゼラニウム・ラベンダーもおすすめです。天然のハーブを楽しみながら、害虫予防ができるのは一石二鳥になりますね。

4.まとめ

庭の害虫対策についてご紹介しました。

  • 庭に発生する益虫・害虫
  • 害虫による被害
  • 害虫対策

庭に発生する害虫は、見た目も悪く気持ちのいいものではありません。放置しておくと庭木を枯らし、ほかの病気に発展する恐れもあります。 害虫対策には、化学薬剤以外の方法もおすすめです。木酢液・牛乳・ハーブなど、人間にとっても安全な対策を行うことができます。