衣替えは断捨離のチャンス! 家をすっきりさせて心もすっきり!

寒かった冬も終わり、ダウンジャケットやコートなどの冬服が不要となり始めてきています。衣替えとして、タンスや収納ボックスの中から春服を取り出し始めている方も多いはず。その際に、服が多すぎて困っている方も多いのではないでしょうか。そんな方々におすすめなのが、今話題の『断捨離』です。

そこで、今回は『断捨離』のコツを中心にご紹介していきます。

1.そもそも、断捨離ってなんなの?

1-1.断捨離は心構え

聞き慣れない断捨離という言葉。実は、ヨガの『断行』『捨行』『離行』を参考にして作られた言葉です。

断行はいらないものを断ちます。捨行は不用なものを捨てること。そして、離行ではものへの執着心から離れるのです。

ぱっと見では少々難しそうなイメージに思えますが、構える必要はありません。断捨離というのは、自分の癖を矯正するための『心構え』だからです。いわば、家訓のようなものだと思っておくとよいでしょう。

しかし、断捨離はどこまでいっても心構え。意志を持って継続しなければ失敗するリスクもありますし、収納テクニックや片付け法などのような即効性はありません。やると決めたからには、しっかりと断捨離に従った行動を継続して行うことが重要です。

1-2.衣替えが断捨離を始めるのに最適な理由とは?

衣替えが断捨離を始めるタイミングとして最適な理由は、使わない服が出てくるタイミングだからです。人間は不思議なもので、タイミングがキッチリとしていると、気分が切り替わって成功しやすくなります。

これから春夏へと移り変わる中で、ダウンジャケットやコートなどの冬服は使わなくなるはず。これまではクローゼットの奥へしまうだけでしたが、今年の衣替えの際には断捨離を取り入れてみましょう。

1-3.ミニマリストとは?

断捨離を追求した究極系として『ミニマリスト』と呼ばれる人たちがいます。ミニマリストとは、無駄なものをなるべく持たない生活をする人たちのこと。

ただし、勘違いしてはいけないのは『無駄なものを持たない』だけであって『必要なものにはお金を掛ける』のがミニマリストです。

たとえば、時計は数を持たない代わりに高級時計にしてみたり、洋服は最低限の枚数だがブランドものの上等なものにしていたり。あるいは、家の中にある少ない家具がすべて高級家具だったりします。

ミニマリストたちはいわば『量より質』を求めた究極型なのです。

断捨離を身につけていけば、自然とミニマリストの思考に近寄っていきます。そうすれば、生活の質はグッと高まるはず。ぜひ、ミニマリストを目指しましょう。

2.断行のコツとは?

断捨離のうち、まずは断行のコツについて覚えていきましょう。

2-1.メリット・デメリットを書き出す癖を付ける

1つ目のコツは、メリットやデメリットを書き出す癖を付けることです。

いらないものばかり買ってしまう原因は衝動買い。つまり、衝動買いを防ぐことができれば、ものが入ってくるのを防ぐことと直結します。

メリットやデメリットを書き出すことで商品のメリットやデメリットを客観的に把握できるはずです。また、文字に書き起こすことは、冷静さを取り戻すことにつながります。冷静な状態で客観的に判断ができるようになれば、衝動買いを防ぎやすくなることでしょう。

一番効果的なのは実際にメモ帳や手帳に書き起こすことです。しかし、スマートフォンのメモ帳機能などを利用しても同じような効果は発揮できますよ。

2-2.クールタイムをもうけよう

クールタイムをもうけることも、断業のコツの1つです。クールタイムとは、平たくいえば『判断する時間』のこと。購入したいものあったときに判断する時間をおくことで、買い物の衝動を抑えたり、冷静な判断を促したりする効果があります。

クールタイムの期間ですが、最低でも1日はおきたいところです。人間は不思議なもので、睡眠をとると前日とは別人のような思考になります。皆さんも、ホラー映画などを見て不安や恐怖を感じていたのに、寝て起きたら馬鹿らしいほどに何も感じなくなったという経験があるはず。これと同じで、1度睡眠を挟むことで思考を整理することが可能となるのです。

クールタイムは期間があけばあくほどに効果が高まります。1日というのは最低期間なので、できれば1週間程度は期間をおくとよいでしょう。

驚くほどに効果が高いので、ぜひ試してみてください。

3.捨行のコツとは?

3-1.基準を明確にしよう

捨行におけるコツは捨てる基準を明確にすること。ものを捨てられない人は、『いつかは役立つ可能性がある』と考えてしまいがち。そのため、捨てる基準が明確でないと、いつまでたっても『いつかは役立つだろう』と捨てられず、結果として部屋にものが増えていってしまうのです。しっかりと処分基準を作ることで、この意識を矯正してくださいね。

処分基準としては『どれくらいの使用頻度があるか』で決めると分かりやすいでしょう。分かりやすく、その季節ごとに着た服のランキングを作ってみてください。持っている服の量にもよりますが、ランキングの真ん中から下はあってもなくてもそれほど困らないはずです。思いきって処分してしまいましょう。

3-2.かぶっているアイテムは処分しよう

服を大量に持っている人の特徴として、同じようなアイテムが何着もあることです。同じような服なら、何着も持っている意味はありません。もちろん、全く同じ服ではないのは重々承知していますが、できれば処分した方が賢明です。

自分ではこだわっていても、他人は意外とそれほど気にしていません。自分が外出しているとき、他人の服のデザインがどうかまで詳しく見ていますか? 見ていませんよね? 見ていたとしても、事細かに思い出せますか?

結局、他人のことなどそれぐらいの認識なのです。同じようなデザインの服なら、一本化しても問題はありません。

4.離行のコツとは?

4-1.物質的ではない趣味を作ろう

衣服の購入などのように、物質的な趣味を持つとものが際限なく増えてしまいます。そこで、非物質的な趣味を持てば、自然とものが減っていくはずです。

おすすめはインターネット関連の趣味。たとえば、電子書籍だったり、アニメやゲームだったり、映画・音楽鑑賞だったり。

今時のパソコンはハードディスクに大量のデータを詰め込めます。たとえば、漫画なら1冊100~200メガバイト程度ですが、一般的なハードディスクなら1~3万冊は収納することが可能です。本棚に収納しようとすれば一部屋ではとても収納できませんが、パソコンならハードディスク1台分で足りてしまいます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は衣替えと断捨離についてお話ししました。

  1. そもそも、断捨離ってなんなの?
  2. 断行のコツとは?
  3. 捨行のコツとは?
  4. 離行のコツとは?

断捨離はうまく成功させられれば非常に大きな効果があります。部屋がすっきりと片付きますし、必要なものにお金を掛けられるようになるので、生活の質も高まるでしょう。ぜひ、断捨離に取り組んでみてくださいね。