終活で断捨離が必要な理由は? 手順やポイント・不用品の処分方法も解説

「なぜ終活で断捨離が注目されているのか」「断捨離をする流れや手順はどうすべきか?」など、断捨離の仕方で悩んでいる方は多いでしょう。断捨離は終活で大きな意味を持つ大切な作業です。必要な理由をきちんと把握しておけば、終活・断捨離への意識が高まるでしょう。

本記事では、断捨離をする理由や流れ・ポイントなどについて解説します。

  1. 終活で断捨離が必要な理由は?
  2. 終活で断捨離をするときのポイント
  3. 終活で断捨離をする流れ・手順・注意点
  4. 断捨離で出た不用品の処分方法
  5. 終活における断捨離に関してよくある質問

この記事を読むことで、断捨離をスムーズに終わらせるコツや注意点などが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.終活で断捨離が必要な理由は?

なぜ終活で断捨離が必要になるのでしょうか。具体的な理由を解説します。

1-1.終活は人生の終わりを迎えるための活動、断捨離は終活の第一歩

まずは、終活と断捨離、それぞれの意味を把握することが大切です。最近、テレビやラジオでも頻繁に耳にすることが多くなった終活は、人生の終わりを迎えるための活動を指しています。人生の最後を目前に控えた人が、さまざまな準備をしたり人生を振り返ったりすることです。そして、終活のための第一歩になるのが断捨離となります。断捨離はヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用した片付け方法です。不要なものを断ち切り、捨て、ものへの執着から離れる意味があります。

1-2.断捨離を行うことで大事な家族に負担をかけずに済む

もし今自分がいなくなったとしたら、家族に大きな負担がかかるかもしれません。特に、身のまわりにたくさんのものがあると、遺品整理で家族に迷惑をかけてしまうことになります。しかし、生きているうちに終活の1つとして断捨離を行えば、できる限り家族に負担をかけずに済むというわけです。自分にとって必要なものだけを残すことで、いつでも安心して老後を暮らすことができます。

1-3.老後の自分のライフスタイルがコンパクトかつ快適になる

断捨離の1番のメリットは、老後の生活が快適になり、ライフスタイルがコンパクトになることです。自分にとって必要なものと要らないものを分別することになるため、不要なものを手放せることができます。不要なものをなくすことで驚くほど快適な人生が送れるようになるのです。そして、必要なものとそうでないものがハッキリすれば、時間や生活スペースにも余裕が生まれるでしょう。

2.終活で断捨離をするときのポイント

ここでは、終活で断捨離をするときのポイントを解説します。

2-1.自分の意志で要らないものを処分する

終活における断捨離で1番のポイントは、自分の意志で要らないものを処分することです。断捨離はただ要らないものを捨てるだけでなく、ものへの執着をなくすという大切な意味も含まれています。つまり、終活の断捨離が心の整理にもつながるのです。よって、自分の心が納得して執着しなくなったものを処分していくことが本当の断捨離となります。人の意志に任せるのではなく、きちんと自分の意志で処分することが大切なポイントです。断捨離を家族に手伝ってもらう場合は、必ず立ち会うようにしましょう。

2-2.自分のペースで進める

断捨離の仕方は、人それぞれでペースが異なります。親しい友人がスムーズに断捨離をしているからといって、焦る必要はありませんよ。自分は自分と、自分のペースで進めることが断捨離のポイントとなります。前述したように、断捨離は自分の心と向き合う意味もあるため、少しずつ無理のないペースで楽しく断捨離を行ってください。たとえば、「今日はタンスの1番下を整理しよう」「明日は引き出しだけ」など気軽に始められる範囲で構いません。少しずつ片付けることでスペースが生まれ、前向きな気持ちにつながります。

2-3.今使っていないもの・必要ないものは処分する

就活を考えている人の中には、「もったいない精神」が強く心に残っている方も多いはずです。いつか使うかもしれない・必要になるかもしれないという考え方では、断捨離の効果が発揮できなくなってしまいます。大切なのは、今自分に必要なものかどうかです。残すべきか捨てるべきか悩んだときは、今必要かどうかを考えてみてください。今使っているものは残してもいいですが、使っていないもの・今後必要と思えないものは基本的に捨てましょう。

3.終活で断捨離をする流れ・手順・注意点

それでは、断捨離の大まかな流れと手順、注意点を説明します。

3-1.断捨離の大まかな流れをチェックしよう!

長く生きている分だけ荷物が多くなりがちです。やみくもに断捨離を行うと、さらに散らかったり行き詰まったりする恐れがあるため、しっかり計画を立てて捨てることを意識しましょう。断捨離の大まかな流れは以下を参考にしてください。

  1. まずは断捨離の計画を立てる(いつまでに終わらせるなど)
  2. キッチン・リビング・寝室などよく使用している部屋から取りかかる
  3. 実際に必要なもの・不要なもの・保留のものの3種類に分別する
  4. 残すものはリストにし、死後の形見分けを決めておく
  5. 要らないものをすべて処分する

断捨離をスムーズに終わらせるために、カゴやダンボール・ゴミ袋などを用意しておくといいでしょう。必要なもの・不要なもの・保留のものに分類する際は、明らかにゴミと思えるものから取りかかります。そうすることで捨てることに慣れ、だんだん捨てることに対する執着が少なくなるからです。

3-2.先にチェックリストを作ると進めやすい

断捨離を始める前に、先にチェックリストを作っておくと作業が進めやすくなります。チェックリストを作る際は、今現在自分が気になっている点を書き出してください。たとえば、「家具を減らす」「洋服の整理をする」「乗っていない車や使っていない家電製品を処分する」などです。気になっていることをリスト化することで、自分がやるべきことが認識できます。チェックリストを作る際に、併せて財産目録も作ると断捨離をしながら相続に関係する書類もまとめることができるでしょう。

3-3.断捨離で注意しておきたい書類関係

不用品の量が多くなるほど、どこに何を置いているのか自分で把握できなくなってしまいます。特に、家族総出で断捨離を始める場合は、重要な書類を一緒に処分しないように注意しなければなりません。自分の死後、遺族が困らないようにまとめて1箇所に保管しておけば、いざというときでも安心できます。そして、気をつけておきたい書類は以下のとおりです。

  • 給与明細
  • 保険関連の書類
  • 医療費の領収書
  • クレジットカード・預金通帳
  • 不動産関連の書類

給与明細は源泉徴収票が発行されるまで自分の収入を証明するものです。トラブルを未然に防ぐために、最低でも2年分は保管する必要があります。保険関連や医療費の書類も普段から保管するように心がけてください。特に、不動産関連は賃貸を引き払ったり持ち家を売ったりするときに必要な書類です。まとめて大切に保管しましょう。

4.断捨離で出た不用品の処分方法

ここでは、断捨離で出た不用品の処分方法をいくつか紹介します。

4-1.自治体回収のゴミとして処分する

不用品の量がそこまで多くなければ、自治体回収で処分が可能です。ただし、可燃ゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミなど、大きさや素材などによってゴミを分別しなければなりません。特に、粗大ゴミは回収指定場所が決まっており、そこまで運ぶ必要があります。自治体によっては事前申し込みが必須になっているところもあるので要注意です。

4-2.まとめて不用品回収業者に依頼する

不用品が大量にある・まとめて処分したいという方は不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者の多くは、出張回収を行っています。自分たちでゴミを分別したり運んだりする必要がないため、時間や手間をかけることなくスピーディーに処分できるでしょう。また、不用品の回収を行っている業者の中には、片付け作業も手伝ってくれるところがあります。自分1人で片付けることができない場合は、業者の力を借りるのも選択肢の1つです。ただし、自治体回収で処分するよりも費用が割高になるため、見積書の内容はしっかり確認しておきましょう。

4-3.不用品を買取に出すこともできる

自分にとってはゴミと思えるものでも、世間には価値があるものになるケースがあります。不用品の中には、買い取ってもらえるものがあるかもしれません。たとえば、ブランドものや発売されたばかりの家電製品・状態がいい家具などは買取対象です。買い取ってもらえるものが多ければ多いほど、処分費用の節約につながります。断捨離をする際に、処分するもので売れそうなものがあれば、別で保管しておくといいでしょう。買い取ってもらえるか分からない場合は、1度査定を依頼してください。

4-4.ネットオークションやフリマアプリで売る

不用品を買取に出す場合、買取専門店やリサイクルショップを利用することになるでしょう。自分で売りたい場合は、ネットオークションやフリマアプリを利用する方法もあります。登録すれば希望額で出品でき、全国から買い手を探せる点が大きなメリットです。しかし、必ずしも買い手が見つかるとは限りません。たとえ、落札されたとしても自分でこん包して送るという手間と時間がかかってしまいます。

5.終活における断捨離に関してよくある質問

終活における断捨離に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.断捨離はいつから始めるのがベストか?
A.断捨離はやろうと思ったときにすぐ始めるのがベストだといわれています。基本的に、いつ始めるべきという決まりはありません。若いうちから無理せずに始めることで、スムーズに片付けることができるでしょう。たくさんのものを持っている人は、特に時間をかけながら断捨離を進めることが大切です。若いうちに始めれば、体力も残ってるので安心できます。

Q.何から始めればいいのか?
A.まずは本・CD・洋服など量が多いものから片付けを始めてください。本やCD・洋服は数が少なければさほど問題はありませんが、好きな人ほど大量の数を持っていると思います。数が多くなるほどとにかく重くかさばるので処分が難しくなるのです。大変なものだからこそ、体力があるうちに断捨離をすることが大切なポイントとなります。

Q.SNSなどのアカウントやファイルなどを整理するコツは?
A.FacebookやTwitterなどのアカウントを持っている場合は、その情報をまとめてノートに記載しておきましょう。そして、自分がいなくなったときにどのようにしてほしいのか、自分の意思を書き記すことも大切です。エンディングノートとして記載しておけば、自分がいなくなったときでも家族に伝えることができます。デジタル遺品は死後も残ることになるため、きちんとメモで残すことが重要です。

Q.デジタル関連の断捨離で気をつけたいことは?
A.SNSアカウントやスマホ・パソコンのパスワードです。遺品整理でよくあるトラブルが、パスワードが分からないのでデジタル遺品の整理ができなくなる件でしょう。パスワードが分からないとパソコンを1つ開くこともできません。ほかの重要書類と一緒に、SNSアカウントやスマホ・パソコンなどのパスワード等もしっかりとメモしておきましょう。

Q.不用品回収業者を選ぶ際のポイントは?
A.スタッフの対応やサービス内容・見積書の内容をしっかり確認することです。優良業者のスタッフは対応が丁寧でスピーディーという特徴があります。また、サービス内容が充実しており、見積書の内容も細部まで記載されているでしょう。複数の業者を比較することで、業者の良しあしが分かります。

まとめ

断捨離は終活の第一歩ともいえる重要なことです。生きているうちに自分にとって必要なもの・不要なものを分別し、要らないものを処分します。断捨離を行うことで自分がいなくなったときに家族へかかる負担が軽減できるでしょう。さらに、老後の生活がコンパクトかつ快適になります。さらに、断捨離はものへの執着をなくす意味も込められているため、1つ1つのものを大切に使うことができるでしょう。始めようと思ったときが断捨離を始めるチャンスですよ。