シェアハウスに入居する前に知っておこう!守るべきマナーとルール

初期費用が安い、新生活にあたって家具家電製品を揃(そろ)えなくていいなどの理由から、シェアハウスの人気が若い方を中心に広まっています。引っ越しや新生活スタートには何かとお金が出て行ってしまいますから、新しい生活スタイルを築くにはメリットの多い環境です。
ところが、シェアハウスは他人と1つ屋根の下で暮らすため、マナーが問われます。「音が気になる」「共用スペースが汚れる」など守るべきルールが無視されるのは悲しいですよね。
1人暮らしとは違い、共同生活である以上、最低限のマナーや節度を持って暮らすことが求められます。ほかの人に不快な思いを与えない工夫は、お互いにしていかなければなりません。
今回は、シェアハウスのマナーやルールについてご紹介します。

シェアハウスで暮らす全員が快適に、安全に生活していくためにも、必ず守りたいマナーを学んでおきましょう。自分は大丈夫だろうか? と不安を抱いている方も、シェアハウスの在り方についておさらいしてみてください。

1.シェアハウスのマナーについて

シェアハウスは、リビングや水回りをほかの人と共有し、個室空間も確保された新しい暮らし方です。ひと昔前の下宿やルームシェアとも違うスタイルで注目されています。外国人専用や高齢者シェアハウスもあるほど人気がある一方、ごく一部の方がシェアハウスのマナーやルールを、しっかり把握していないのも現状です。

1-1.シェアハウスにおけるマナーの必要性・重要性

1人暮らしなら、自分のルールで自由に暮らすことができるでしょう。シェアハウスは初めて1人暮らしを始めるのが不安、ほかの人ともコミュニケーションを楽しみたいという方にニーズが高い暮らし方です。自由度は1人暮らしに比べ、それなりに制約はあります。いろいろな人が一緒に暮らすためには、ある一定のルールに添って生活しなければ成り立たないからです。
共有スペースはいつ誰が使っても気持ちがいいように、次の人への配慮を忘れてはいけません。個室は完全なプライベート空間です。しかし、騒音を立てたり、友人が頻回に出入りしたりするのはルール違反とみなされても仕方のないことでしょう。人間関係がこじれる原因ですから、1人1人が思いやりの心を持って生活することを大事にするのが理想です。

1-2.シェアハウスでマナーを守らないとどうなる?

1回だけのミスなら、誰にでもあることです。しかし、度々続くようなら問題行為に発展します。住んでいるのはお互いに人間ですから、常にマナーを乱す行為が目立つなら、いざこざが起きてもおかしくありません。
共有スペースで顔を合わすのも嫌、汚す人が許せないなど、暮らしにくい環境へと変貌してしまいます。本来、入居者全員が楽しく過ごすことができる場であるべきシェアハウスが、たった1人のマナー違反でほかの人に迷惑をかけてしまうのは残念なことです。
マナー違反を運営会社に報告し、退去という手続きに踏み切る可能性もゼロではありません。

1-3.シェアハウスでのトラブル事例

和気あいあいとした場所であるべきなのに、わざわざトラブルになるようなことをする人も中にはいます。トラブルを起こす側(がわ)は悪いことという意識が少なく、周囲の人がストレスに感じるケースばかりです。トラブル事例を知っておきましょう。

1-3-1.設備関連でのトラブル

共用スペースには、風呂・トイレ・キッチン・洗濯機など、生活に密着したものばかりが揃(そろ)っています。暮らしていくためには使わなくてはならないものですから、汚れが残っている・使い方が乱暴などの行為は見逃すわけには行かないでしょう。
生活設備にまつわるトラブルはとてもよく理解できます。1人1人価値観の違う人たちの集まりですから、使い方に不満が湧き上がるのは当然のことです。まずは、当事者同士で少し柔らかい口調でお願いしてみることをおすすめします。

1-3-2.婚活目的でシェアハウスに入居

婚活が目あてとは、うそのような話だと思われるでしょう。しかし、男女共同で生活するスタイルを取っているシェアハウスでは、婚活のターゲットを探すために入居する事例も増えています。シェアハウスは交流関係を深めることができ、大変人気です。しかし、婚活目的で入居するのは明らかに不自然でしょう。
周囲の人たちも疲れてしまい、必要以上のストレスを与えかねません。

1-3-3.騒音で眠れない

生活音が気になる場合もあります。深夜まで音楽や楽器の音がする、電話で会話する声がうるさいなど、壁越しに聞こえる音はほかの人にとって苦痛になるのです。
プライベートな空間まで侵害されている気がして、イライラすることも多いでしょう。夜何時以降は音に気をつけるなど、ルールを定めることが大事です。睡眠の妨げになるような騒音は、シェアハウスでは出してはいけません。

1-3-4.臭いが苦手

シェアハウス内では、屋外に喫煙所を設けているところが多いです。しかし、喫煙する人とそうではない人の間にはやはり溝ができやすいでしょう。喫煙後にシェアハウスに戻ってきたときの臭いが気になるといった、臭いトラブルも少なくありません。喫煙に限らず、個室で悪臭が発生するような使い方も問題です。モラルを重んじ、ほかの人へ不快感を与えてはいけません。個室でも衛生環境を大切にし、共同生活であることを再認識する必要があります。

1-4.シェアハウスに入居前のマナーチェック方法

入居時に、シェアハウスとはどんな場所か、なぜルールがあるのか、マナーチェックをすることをおすすめします。マナーを軽視せずに生活できるかどうかも、入居が決まる前に入居希望者に確認してもらう意味もあるのです。
シェアハウスの入居にあたり、管理会社も面談で入居希望者の人となりを確認してから、入居許可を出します。

  • 提出書類の期限をしっかり守る
  • 入居する目的がいい加減
  • 前に住んでいた家で家賃滞納があった
  • 以前に騒音トラブルを起こしたことがある
  • 面談に遅れない
  • 人の話を聞くことができない

上記のことだけでも、協調性の有無やマナーを守ることができるかをチェックすることができます。面談では、話し方やコミュニケーション能力も確認でき、シェアハウスに入居後も大丈夫かを見ることができるでしょう。

2. シェアハウスのマナーあれこれ

シェアハウスの設備別に守るべきマナーをご紹介します。快適な居住環境にするため、全員が守れるルールは必要ですから、今後の生活に役立ててください。

2-1.共有スペースのマナー

共有スペースは、シェアハウス全員で使う場所です。1箇所でも気になる場所があるだけで、生活が辛(つら)くなることもあります。お互いにほんの少し気遣いを忘れないようにし、気持ちよく生活していけるようにしましょう。

2-1-1.風呂・トイレ

風呂とトイレは毎日使いますよね。ほかの人が使った後、いざ入ろうとしたら汚れが残っていたというトラブルもあり、配慮に欠けていることがわかるはずです。風呂を使ったら、排水溝に溜(た)まった髪の毛を取り除いておくといいでしょう。トイレは汚れを軽く掃除し、消臭スプレーを利用して臭い対策も忘れずにしておいてください。

2-1-2.キッチン

キッチンで調理する方は、使用後の調理器具や食器の後始末を必ずしてください。きれいに拭き上げ、元の位置へ戻します。油汚れもきちんと取り除くなど、こまめな習慣の繰り返しで、シェアハウスの環境は維持されるのです。生ごみもまとめ、ごみ箱や指定場所に廃棄するようにしましょう。

2-1-3.リビング

シェアハウスの全員が集う憩いの場がリビングです。交流を深め、シェアハウスの入居者同士で絆を作る機会ですから、いつもきれいにしておくと居心地がいいでしょう。
シェアハウスに友人を連れてくるのは、管理会社に許可を得てからがベストです。招き入れていい場所は、個室に限っている場合もあります。シェアハウスが楽しい場所とはいえ、自分の友人も交えて大騒ぎするのはマナー違反です。TPOをわきまえ、モラルのある行動を取ってください。特に、女性専用としているシェアハウスでは、ルールとして友人を招くのを禁止している場合がありますから、規約をよく確認しましょう。

2-1-4.玄関

玄関はすっきりした環境が望ましいですよね。ほかの人が靴を出しっぱなしではがっかりしてしまいます。出入りの邪魔になりますから、靴はきちんと収納してください。収納しきれない靴は個室で保管します。荷物を置き去りというのもいけません。持ちものは自分の個室へ戻しましょう。

2-1-5.ごみ出しルールを決める

日常生活の中では、ごみがたくさん出ます。ごみ出しは当番制にするなど、ルールを決めるようにしましょう。当番制にすることで、シェアハウスの一員だという自覚も芽生えます。ぜひ実施してみてください。

2-2.個室におけるマナー

それぞれの個室では、完全なプライベート空間として守られなれけばなりません。ほかの人が勝手に個室に出入りするのは禁止です。ものの紛失があった際にトラブルになります。
夜間の騒音にも注意が必要です。壁越しの声や音は、意外と隣室へ伝わりやすいため、音楽のボリュームを小さくするなど、夜間は配慮しましょう。
最近では小動物を飼えるシェアハウスもあります。鳴き声でほかの人に迷惑をかけないよう、十分注意してください。

2-3.人間関係のマナー

それぞれ価値観が違い、生活スタイルもまったく違う場合があります。わずかなことでも不満に思うこともあるでしょう。鬱憤が溜(た)まって喧嘩になるようなら、気になるポイントを穏やかに伝えるようにし、大きなトラブルを回避してください。
男女共同生活スタイルのシェアハウスでは、男女関係に発展するケースもあります。恋人同士のいざこざで、シェアハウスの雰囲気を台無しにしてしまう危険性もあるため、私情をほかの人に感じ取られないよう配慮しましょう。

2-4.お金にかんするマナー

シェアハウスは、全員がきちんと家賃を支払うことで成立しています。誰か1人が家賃滞納しているなら、フェアではありません。期限に必ず家賃は支払いましょう。
お金を貸してもらうのも、マナー違反です。友人同士でもお金の貸し借りはトラブルの原因ですから、シェアハウス内では絶対にしてはいけません。お金のだらしなさは、生活の乱れを示すものです。自己管理をしっかりしておきましょう。

2-5.食べ物にかんするマナー

冷蔵庫や食糧庫を共有しているため、自分の食べ物を勝手に食べられたという被害もあります。それぞれが自分のために用意しているのですから、自分の立場に置き換えて考えるだけで不愉快だとわかるはずです。

2-6.勧誘活動の禁止

当然のことながら、勧誘行為は禁止です。宗教に入らないか、いい商売があるといった謳(うた)い文句で人を巻き込むのはいけません。最近ニュースでも取り上げられ、脱法ドラッグの危険性が社会問題になっています。シェアハウスの安全を維持するためにも、危険物の持ち込みは避けてください。思わぬ危害を人に加える恐れがあります。

3.もしシェアハウスでマナー違反があった場合どうする?

文化交流や新しい出会いを求め、シェアハウスへの入居を希望する方は多いものです。せっかく入居したシェアハウスでマナー違反や不快行為があった場合、どう対処すべきなのでしょうか?対応策をご紹介します。

3-1.シェアハウス内でマナー違反があったときの対策

問題のある人との距離感を見直すことも、1つの対策となるでしょう。接触しているから過度に気にしてしまう場合があります。不快に思う人とは距離を置いて接してください。
また、ストレスに感じているなら、できるだけ前向きに物事を捉(とら)えるようにします。こういう人なんだと受け入れる寛容さを持ってみてください。

3-2.シェアハウス内で問題が起こったときの相談窓口

自分なりに工夫してもなお、問題行動やマナー違反があるときは、管理会社経由で通告してもらう方法もおすすめです。直接苦情を伝えるより、嫌味のない手段でしょう。
どの会社でも管理スタッフがいますから、気になることは気軽に話してみてください。解決策の提案もしてくれますし、シェアハウスの入居者同士でどうにもならない問題は、対応策を講じてもらえます。

3-3.信頼できるシェアハウスの特徴

入居してから失敗したと思わないためにも、信頼できるシェアハウス選びはとても大切です。入居中のルールをきちんと定め、管理体制がしっかりしているシェアハウスを選んでください。トラブルにも迅速に対応し、円満解決に導いてくれると安心です。
入居トラブルで多いのは、男女関係と生活スタイルの違いですから、女性専用と外国人専用など条件を定めているのも1つのポイントになるでしょう。

3-4.シェアハウスの管理会社選び

現在、シェアハウスは増加傾向にあります。人気上昇と認知度アップが背景にあるからです。一方で、問題なくシェアハウスの管理運営ができている会社は多くはありません。安心して生活していくためには、管理会社の質にも注目してください。1つ1つのシェアハウスをしっかり運営し、きちんとシェアハウス内での規約を定めていることもポイントです。
素朴な疑問や生活している中で出てくる不安にも、スムーズに応えてもらえる管理会社なら安心でしょう。シェアハウスの運営実績が豊富なら、より信頼できる証拠です。

4.シェアハウスのマナーやルールでよくある質問

共同生活を営むためには、マナーとルールはしっかり守るようにしたいですよね。よくある質問で困りごとを解消してください。

4-1.シェアハウスの仲間がいろいろ詮索する

個人情報をあまり知られたくない場合がありますよね。親しくなると会話する機会も増え、いろいろ詮索されて不快な思いをするのは嫌でしょう。シェアハウス内での関係は自分なりに線引きし、つき合い方を考えるのもおすすめです。必要以上に深い会話をしないように注意してください、

4-2.どうしたらみんなが快適に過ごすことができる?

シェアハウス内で全員が気持ちよく暮らしていくためには、わずかな気配りが大切です。しかし、身構える必要はありません。挨拶や使った後の片づけを意識するだけでも、お互いに信頼関係を築くことができます。

4-3.楽器の演奏はしてもいい?

ヘッドホンを利用してできるものなら、許可しているシェアハウスもあります。楽器の持ち込みについては、入居時にシェアハウスの規約に触れないかをよく確認しましょう。

4-4.キッチンの使用後はごみ捨てだけすればいい?

次の利用者のため、水周りの水滴は拭き取る配慮が求められます。生ゴミの処理は徹底し、きれいに片づけを行ってください。簡単な掃除をしておくだけで、シェアハウスはとても過ごしやすい環境になります。

4-5.門限は定められている?

シェアハウスに門限はありません。しかし、夜間に帰宅後は足音や生活音に気をつけましょう。ほかの人の睡眠を妨げるような音を立てないようにしてください。意外と見逃されているのが、ドアの開閉音です。小さなことの積み重ねでトラブルが起こりますから、気遣いを忘れずに生活しましょう。

5.まとめ

いかがでしたか? シェアハウスは、さまざまな生活スタイルや習慣の違う人たちが共同生活を送る場です。マナーやモラルは最低限求められ、1人1人が守ることで全員が気持ちよく暮らしていけます。もし、トラブルがあった場合は、管理会社に連絡して対処してもらうと安心です。お互いに譲り合い、敬う心を持って暮らしていきましょう。きっと快適なシェアハウス生活が送れますよ。