シャワーを自分で交換する方法! 水栓の交換は業者に頼めば安心

お風呂のシャワーは、体をきれいに洗い流すだけでなく、気持ちをリフレッシュする効果もあります。いつでも快適に使いたいものですが、中には、水漏れや水圧の低さなど、シャワーに不具合や不満があり、ストレスを感じている人もいることでしょう。本来ならリフレッシュできるシャワータイムに、ストレスを感じたのでは本末転倒です。大きなトラブルになる前に、シャワーの交換をおすすめします。シャワーの交換は、専門知識がないとできないと思いがちですが、場合によっては自分でもできるのです。

そこでこの記事では、自分でシャワーを交換する方法を紹介します。自分でできない人のために、業者に依頼する方法についても解説しました。

  1. シャワーを交換したいとき
  2. シャワーの交換方法
  3. シャワーの交換を業者へ依頼するには
  4. よくある質問

この記事を読むことで、自分でシャワーを交換する方法から業者に依頼する方法まで知ることができます。シャワーや水栓の交換にお役立てください。

1.シャワーを交換したいとき

シャワーの交換が必要なのは、故障したときばかりではありません。ここでは、どんなときに交換したいのか、交換にはどのような手段があるかについて紹介します。

1-1.どんな場合に交換が必要か

シャワーの交換を考えるタイミングは、大きく分けて2パターンあります。1つは故障などで買い替えが必要なとき、2つ目は高機能商品へ買い替えたいときです。それぞれについて詳しく説明しましょう。

1-1-1.シャワーヘッドやホースの劣化・汚損

シャワーの故障として多いのが、シャワーヘッドやホースから水漏れするというものです。これは、経年劣化により起こります。ヘッドに亀裂が入る、ホースが裂ける、接続部分がゆるむなどの不具合が生じるものです。このような場合は、シャワーヘッドやホースを交換することで、また快適に使うことができます。このとき、シャワー水栓本体を修理する必要はありません。水漏れがなくても、カビや汚れがひどい場合や10年以上経過している場合などは、部品の交換を考えてもいいでしょう。

1-1-2.水栓の故障

シャワー水栓本体が故障した場合も、シャワーの交換が必要になります。中でも多いのが、混合水栓のサーモスタットの故障です。ここが壊れるとお湯が出なくなったり、湯温の調節ができなくなったりします。この場合は、シャワー水栓をまるごと交換しなければなりません。

1-1-3.基本的な機能をアップしたいとき

機能面の不満からシャワーを交換したい場合もあります。その代表的なものが、「水圧の低さを改善したい」というものです。せっかくシャワーを使っても、水圧が低いと、シャンプーや石鹸を洗い流す時間が長くかかってしまいます。また、弱い水流ではシャワーの爽快感も得にくいでしょう。このような場合は、低水圧式(節水式)のシャワーヘッドに買い替えることをおすすめします。

1-1-4.機能に付加価値が欲しいとき

シャワーの「洗い流す」という基本的な機能に加えて、プラスアルファの価値を求めて交換したいケースがあります。たとえば、お湯の塩素を除去したい、手元スイッチやプッシュ式など便利なものにしたい、もっと軽いヘッドに替えたいなど、快適さにつながるものです。さらに、最近では、マッサージ機能付きや、ミスト(霧)が発生するものもあります。不満の解決から一歩進んで、シャワータイムを一層楽しむような機能が求められているといえるでしょう。

1-2.シャワーを交換する方法

シャワーを交換するには、自分で取り替える方法と業者へ依頼する方法があります。それぞれについて説明しましょう。

1-2-1.自分で取り替える場合

シャワーヘッドやシャワーホースの交換だけなら、手順も比較的簡単です。DIYが得意な人なら問題なくできるでしょう。とはいっても、工具を使い慣れていない人は戸惑うことがあるかもしれません。手順をよく確認し、一つ一つ確実に作業しましょう。

1-2-2.業者に依頼したほうがいい場合

高齢者や女性など、DIYに慣れていない人や、仕事で忙しく自分で作業する時間がない人は、シャワーヘッドやホースの交換も業者に依頼してもいいでしょう。
また、シャワー水栓本体を交換したいときは、DIYが得意な人でも業者に依頼したほうが無難です。水回りの工事は、少しの間違いで水漏れやトラブルにつながりかねません。その点、プロに任せれば安心です。また、お湯が全くでなくなった、反対にお湯が噴き出してくるなど、早急に交換が必要な場合にも、業者に頼めば早く確実に対処できます。

1-3.シャワーの基礎知識

1-3-1.シャワーの構造

シャワーは、散水を行うヘッド部、自由に曲がるホース部、そして流水の量やお湯の温度調節をする弁機構部から成り立っています。弁機構部では、水とお湯を混ぜて適温に調節するのです。シャワーとカランの切り替えは、レバーにより行います。

1-3-2.シャワーの種類

浴室のシャワーは、水栓の種類とヘッドの種類でタイプが分かれます。

  • 設置方法:壁面設置式・カウンター設置式
  • 操作方法:ツーハンドル・シングルレバー混合栓・サーモスタット混合栓
  • ヘッドの種類:塩素除去・節水・マッサージ・ミスト・手元ストップ・低水圧・炭酸など

1-3-3.最近人気のシャワー

最近のシャワーは、さまざまな機能が付加されています。中でも人気なのは、節水タイプのものや、操作性のいいもの、高付加価値のものです。節水タイプには、低水圧のものやエアインシャワーがあります。操作性は、プッシュ式や手元ストップボタンがついているものが人気です。最近では、水流の変化によりマッサージ効果があるものや、ヘッドスパとして使えるものもあります。

2.シャワーを自分で交換する方法

自分でシャワーを交換するためには、準備が必要です。ここでは、シャワーヘッドとホースを交換する手順や、用意しておきたい道具について説明します。

2-1.使う道具

シャワーホースの交換には、ウォーターポンププライヤーを使うと便利です。ない場合は、モンキーレンチで代用してもいいでしょう。道具でナットを開閉するときに、金属同士が直接触れると傷がつくため、ナットをカバーする雑巾などを用意しておきます。一方、シャワーヘッドは、道具を使わなくても交換可能です。滑り止めにゴム手袋があると便利でしょう。

2-2.シャワーの交換方法

シャワーヘッド・シャワーホースの交換手順について説明します。

  1. 準備:水栓に適合するホースやヘッドを用意する。プライヤーなど、ナットを開閉するための道具、雑巾をそろえる
  2. 取り外し方:シャワーホースを外すために、水栓本体とホースのつなぎ目部分のナットを取り外す。ナットをプライヤーで挟み、時計回りに回すと外れる。このとき、ナットに傷がつかないように雑巾などで覆うとよい。ヘッドだけ取り替えたい場合は、ヘッドとホースのつなぎ目の金具部分を片手で持ちながら、もう片方の手でヘッドを持ち左に回す。固くて外しづらい場合は、ヘッドの水分をよく拭いて、ゴム手袋をはめて回すと外しやすい
  3. 取り付け方:用意した新しいホースを水栓本体に取り付ける。ホースの径とネジの形状が適合する場合はそのままねじ込む。形が合っていない場合は、まずアダプターをつけ、そのあとでホースをねじ込んでプライヤーで閉める。このとき、パッキンを入れるのを忘れないようにする。ヘッドの取り付けは、ホースの先端にヘッドのネジ部分を合わせ、右に回してねじ込む

2-3.費用

部品の相場としては、ホースとヘッドのセットで2000~5000円程度です。国内有名メーカーの高機能商品は、1万円以上するものもあります。アダプターやパッキンは付属しているので、改めて購入する必要はありません。

2-4.注意点

新しいシャワーを購入する前に、今まで使っていたもののメーカーや型番を確認しておきましょう。なぜなら、メーカーによって接合部分のネジの規格が違うため、適合した機種でないと取り付けることができないためです。適合しないものを無理やり取り付けると、水漏れの原因にもなります。一般的には、シャワーホースにはアダプターが数種類セットされており、複数の機種に適合できるでしょう。古いシャワーのメーカーが分からない場合は、取り外したホースをホームセンターなどの売り場まで持っていき、適合する商品を探すという方法もあります。

3.シャワーの交換を業者へ依頼するには

シャワーの交換を業者に依頼する場合、適正価格で速やかに対応してくれる業者を選びたいものです。ここでは、優良な業者の選び方や依頼の仕方について説明します。

3-1.どこへ依頼するか

依頼する業者を選ぶときは、複数の業者の見積もりを比較しましょう。なぜなら、中には不当に高い請求をする業者や、いいかげんな工事をする業者があるからです。水回りのトラブルは緊急性の高いことも多いため、よく調べないまま、目についた業者に依頼することもあるでしょう。しかし、中には、依頼者の焦る心に付け込んで、割高な請求をする業者もあるのです。業者を選ぶときには、「有名な業者だから」「すぐ来てくれるから」という理由で選ぶのではなく、見積内容をきちんと確認しましょう。必ず複数の業者から見積もりを取り、インターネットで相場を調べたり、評判を確かめたりして、慎重に選ぶことをおすすめします。

3-2.依頼の流れ

業者にシャワーの交換を依頼する流れを説明します。

  • 電話やメールで問い合わせる
  • 現状を伝え、現場を見てもらう
  • 見積もりをしてもらう
  • 交換する機種を選ぶ カタログなどを見せてもらう
  • 複数の業者から同じように見積もりを取る
  • 気に入った機種があれば、同じ機種で見積もりをしてもらう
  • 納得できる見積もりの業者と契約する

3-3.料金について

シャワーの取り換え工事費用は、シャワー水栓本体の価格に出張費・作業費を加えたものです。一般的なサーモスタット混合栓は、定価で4万円程度からあり、高機能の機種は10万円以上するものもあります。2ハンドル混合水栓なら2万円以内です。通常、ここから割り引きされることが多いので、最終的な価格をよく確認しましょう。出張費・作業費は、合わせて10000~15000円が相場です。

3-4.注意点

見積もり金額以外に追加料金が発生するケースがあります。緊急対応や夜間の工事は割高になることを覚えておきましょう。たとえば、突然お湯が出なくなった、水が噴き出して止まらないなど、すぐに対応してくれる水回り工事専門業者に頼むと、割高になることがあります。そうならないためにも、不具合があったら、大事に至る前に早めに修理や交換の見積もりを取りましょう。

4.よくある質問

Q.固くて回らないシャワーヘッドを外すには、どうしたらいいですか?
A.シャワーヘッドが古い場合、水分中のカルシウムやパッキンのゴム成分が固まってくっついてしまうことがあります。これを外すには、水分をよく拭き取り、ゴム手袋を着用して左に回すといいでしょう。それでも外れない場合は、ハンマーなどで接合部をコンコンと軽くたたくか、プライヤーを使って回してみてください。道具を使う場合は、接合部に傷がつかないようにゴム板を巻きましょう。どうしても外せない場合には、シャワーホースごと交換することもできます。

Q.シャワーヘッドの交換は止水栓を閉めなくていいのですか?
A.ヘッドの交換だけなら、止水栓を閉める必要はないでしょう。ただし、水回りの工事は、思わぬトラブルで水が漏れ出す可能性があります。トラブルに備えて、止水栓を閉めてから行うと安心でしょう。

Q.止水栓はどこにあるのですか?
A.お風呂のシャワーの止水栓は、一般的には水栓本体と壁をつなぐ脚の部分にあります。マイナスドライバーで右に回して閉めてください。水栓付近に止水栓が見当たらない場合は、家全体の水道の元栓を閉めましょう。

Q.壁付けのシャワー水栓からカウンター設置式に交換することはできますか?
A.業者に依頼すれば可能です。しかし、設置方式の変更は、配管の工事を伴うため、工期・予算ともに余分にかかってしまいます。よほどの理由がない限り、同じ設置方法のものに交換するほうが賢明です。

Q.賃貸住宅の場合、シャワーの交換で気をつけることはありますか?
A.賃貸住宅の場合は、まずは大家さんか管理会社に相談しましょう。故障の場合は家主負担で交換してもらえることもあります。

まとめ

シャワーは毎日のように使うだけに、使い心地や機能にはこだわりたいものです。故障や不具合がある場合は、早めに交換しましょう。シャワーの交換は、自分で簡単にできるものから、業者に依頼したほうがいいものもあります。状況に合わせて対処することが大切です。便利さや付加価値をつけたシャワーを取り入れれば、リフレッシュタイムを充実させることができるでしょう。