家を建てる時期はいつが良い?良い季節はある?さまざまな悩みを解消しよう!

家を建てる時期はいつが良いの?

家を建てることは人生の中でも大きな出来事のひとつです。マイホームを持って家族みんなで暮らすのが夢と思っている人も多いのではないのでしょうか。失敗しないためにも、家を建てるのに良い時期を見極めることが大切です。

家を建てる最適なタイミングを、年齢・季節・お金・仕事・家族などさまざまな点からみていきましょう。また、家を建てる際の注意点もチェックしていきたいと思います。

  1. 家を建てる時期はいつが良いの?
  2. 家を建てるのに良い季節・悪い季節
  3. 家を建てる際の注意点

1.家を建てる時期はいつが良いの?

家を建てる時期はいつが良いの?

「仕事」「お金」「家族」、この3つのポイントに沿って家を建てるタイミングを考えていきたいと思います。家を建てようと計画している人にとって、もっとも悩んでしまうのが“タイミング”。

何ごとにおいてもタイミングはとても大切なポイントとなってくるでしょう。できるだけベストタイミングといえるときに家を建てていきたいものです。

1-1.「仕事」からみる家を建てるタイミング

家を建てる時期についていろいろ考えると思いますが、「仕事」は結構重要なポイントになるのではないのでしょうか。一般的に、仕事が安定してきた30代~40代のうちに一軒家を購入する方が多い傾向がみられます。仕事が安定している時期こそマイホームにかけるお金を貯蓄しやすく、購入する余裕が出てくるのでしょう。

また、まだ子供をもっていない家庭において子供ができる前に一軒家を購入するのが良いとされています。なぜなら子供にかかる費用がないときに購入した方が支出が少なくなるからです。しかし、子供が生まれた際に住宅ローンの返済はどうするのかきちんと計画を立てておかなければなりません。共働きをしても子供ができたら仕事をやめるのか、やめないのか、きちんと相談しておきましょう。

1-2.「お金」についてしっかり考える

ほとんどの人が住宅ローンを組んだうえで家を建てます。住宅ローンは一般的に30~35年が当たり前となっているため、先を見越してタイミングを考えていかなければなりません。

もし、あなたが40歳のときに30年の住宅ローンを組んでいたとします。最初は毎月スムーズに返済をし続けたとしても60歳で会社を引退すれば残りの10年、どうやって返済していけば良いのでしょうか。しっかり計画をして貯金していれば問題ありません。

しかし、そう計画はスムーズにいかないもの。老後は貯金+年金で生活していかなければならないので30代のうちにローンを組んでいた方が良いでしょう。このように、家を建てる際は「お金」についても考えて、タイミングを決めてくださいね。

1-3.「家族」はもっとも大切なポイント

「家族」を無視して自分ひとりで家を建てるタイミングを決めてしまっては本末転倒。しっかり「家族」のことを考えて家を建てるタイミングを掴んでください。まだ家族の将来がみえてこない、10年・20年後がイメージできないのであればそれはまだ家を建てるベストな時期ではありません。

理想的な家を建ててそこで家族で一緒に暮らすという将来のイメージがしっかりできるのであれば大丈夫です。配偶者や子供たちのことを考え、今建てるべきなのか、それとももう少し貯金してからの方が良いのか、家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

家を建てる時期に正解はないんですね。
はい。自分のライフスタイルを考えて、最適な時期を自分で見つけることが大切です。

2.家を建てるのに良い季節・悪い季節

家を建てるのに良い季節・悪い季節

2-1.家を建てるなら夏よりも冬?

昔から「家は夏に建てた方が良い」「冬に建てた方が良い」など、さまざまに言われてきました。実際のところ家を建てるのに良い季節があるのかは疑問ですが、「冬」の時期に建てた方が良いという意見が多いようです。

その理由は、乾燥していて晴れの日が多いため、木材が濡れにくいからとのこと。また、冬は基本、大工さんたちにとって時間に余裕がある時期。そのため、時間をかけて細かいところまで丁寧につくってくれるということのようです。

2-2.梅雨の時期は避けたほうがいい?

梅雨の時期。6月~7月はできるだけ避けておいた方がいいという意見もあります。特に2×4の住宅は屋根を最後に付けるため、建築中の枠組みや床が雨にさらされることになるため、注意が必要です。

ただし、在来工法の場合は、一日で屋根まで作ってしまうことが多いため、雨から建物の骨格を守ることができます。また、万が一雨に濡れてしまっても壁で外部を塞ぐまでに乾燥期間をしっかり設けていれば問題はありません。

雨の少ない時期に建てるのがおすすめなんですね。
はい。寒冷地の場合は雪が積もる時期も避けてください。

3.家を建てる際の注意点

家を建てる際の注意点

3-1.家を建てる際に知っておかなければならないポイント

家を建てるならば後悔のないようにしていきたいですよね。そこで、家を建てる前に注意してもらいたいポイントをいくつか挙げてみました。

  • 基礎工事はどのようにするのか
  • 費用面・スケジュール面での計画をたてる
  • 優先順位を決める
  • 業者との打ち合わせを入念に
  • 見積もりをチェック
  • 断熱材や耐震の設計は大丈夫か

まだまだチェックしておきたいポイントはたくさんありますが、もっとも大切なポイントは以上のとおりになっています。

最近は業者とのトラブルも多いので気をつけていかなければなりません。家の建設における基礎工事は、家の土台となるところ。基礎工事がしっかりおこなわれていなければトラブルのもととなってしまうため、業者としっかり打ち合わせをしていきましょう。

家を建てる流れは基本的に、資金計画や優先順位といった下準備→業者選び・設計・見積もり→工事となります。

下準備では、どのような家にしたいのか、絶対に譲れない項目など希望の優先順位をつけておいてください。そして、業者から出た建築すべてにおける費用のチェックは欠かせません。見積もりに不備がないかどうか徹底的に確認しておきましょう。

3-2.業者選びの注意点

どこの業者に建築を任せるかどうかにおいて、自分が納得できる家をつくることができるかどうか、大きく変わってきます。建設の契約をした後でも追加料金といってお金を請求することもありますし、工事が完了した後で家自体に不具合が生じてしまうこともあります。

実際に、悪質業者が増え、トラブルも多発しているので要注意。そこで、失敗しない業者の選び方について説明していきましょう。

  • 実績があり、信頼できる
  • 社員が住宅を建てている
  • 見積もりをきちんと出してくれる
  • 現場や店舗がキレイに保たれている
  • 同じ価値観をもっている

この5つのポイントに当てはまる業者であれば、安心して建築を任せられるでしょう。とくに、最後の「同じ価値観をもっている」ことについてはとても大切なことです。あなたとその業者の建築士や担当者が一緒の考え方をもっているのかどうかで家づくりも変わってきます。

長い歳月をかけて付き合い、一緒にひとつの家を完成させるのですから価値観があわなければスムーズに工事も進みません。あなたの考え方にあった建築士がいる会社を選んでくださいね。

業者選びや設計など、やることは盛りだくさんですね。
はい。ですから、心身共に健やかで余裕のあるときに家を建てることが大切です。

まとめ

家を建てる時期や注意点についてのまとめ

家を建てる時期や注意点について説明してきました。今までのことを下にまとめてみたので、最後にチェックしてください。

  • 「仕事」「お金」「家族」の3つの面からベストタイミングを考えよう
  • 建てる家の工法によっては季節にも注意が必要
  • 下準備をしっかりおこなうこと
  • 見積もりや工事工程は必ず確認する
  • 業者選びは本当に信用できる業者に依頼する
  • 同じ価値観をもっているかどうかが大切

次の、またその次の世代へと受け継がれていくかもしれない家。後悔のないように素晴らしい我が家を建てたいものです。そのためにも必要な知識は身につけておきましょう。