床下収納の活用方法とは?なんでも放り込むのは間違い?

家を建てるときに、「床下収納をつけたら、収納場所が増える」と考える方も多いでしょう。
しかし、実際に作ってみると全く使っていない、もしくは使えこなせていない方も少なくありません。

そこで、今回は床下収納の活用方法をご紹介します。床下収納を使いこなすには、まずその特徴を知ることが大切です。また、床下収納はキッチンの下にだけ作るものとは限りません。収納するものの種類によってはキッチン以外の場所に作った方がよい場合もあるのです。床下収納を活用したいという場合は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.床下収納とは?

床下収納とは、文字どおり床の一部が収納スペースになっている場所のことです。かつては、キッチンの床下に作られていることが多く、みそやしょうゆ、さらに漬け物や梅酒などの保存食を入れる場所として重宝されてきました。

今では、キッチン以外にも和室のたたみの下などに床下収納を造ることもあります。さらに、階段の下や中二階のような場所を床下収納にした家もあるのです。ですから、設計の仕方によっていろいろな床下収納があり、入れられるものも変わってくるでしょう。

2.床下収納のメリット・デメリットとは?

この項では、床下収納のメリット・デメリットをご紹介します。これを知っていれば、床下収納に適した品物を分かってくるでしょう。

2-1.床下収納のメリット

床下収納の最大のメリットは、重くて上げ下ろしの大変なものの収納に適している、という点です。収納の基本は、胸から目線の位置によく使うものをしまい、それより上や下にあまり使わないものをしまいます。しかし、重いものを背丈より上の場所にしまってしまうと、上げ下ろしが大変でしょう。

また、一部の発酵食品は臭いが強く、ほかのものと一緒に保管していると臭いが移ってしまいます。そのようなものを保管する場所としても、床下収納は適しているでしょう。

2-2.床下収納のデメリット

床下収納は、床にひざをついて身をかがめてものを出し入れする必要があります。ですから、背丈以上のものを出し入れするのと同じくらい体に負担はかかるでしょう。特に、ひざや腰が痛い高齢者には、床下収納は使いにくいもの。ですから、一度ものを入れたらそのまま開かずの間になってしまう、という家も少なくありません。

また、キッチンなどにある床下収納は、湿気がたまりやすく温度変化も激しくなる場合があります。押し入れやクローゼットと同様に、床下収納の周りには断熱材が入っていないことが多く、外気の影響を受けやすいのです。ですから、不用意に野菜などを入れるとそのまま腐ってしまうこともあるでしょう。結露によってカビがはえる場合もあります。

3.床下収納に向いているもの、向いていないもの?

では、床下収納に入れるのに向いているもの、向いていないものはなんでしょうか? この項では、その一例をご紹介します。

3-1.床下収納に適しているものとは?

床下収納に入れやすいものは、温度や湿度の変化に影響を受けにくいものです。たとえば、瓶詰や缶詰、さらにしょうゆ、みそ、油などの常温で保存できるものなどでもよいでしょう。また、湿度が低い床下収納の場合は使う季節が限られている家電などの収納場所にも適しています。さらに、ペーパー類のストックなどを入れておくのもよいでしょう。

3-2.床下収納に向いていないものとは?

床下収納に向いていないものとは、ひんぱんに使うものと、温度や湿度の影響を受けやすいものです。キッチンに床下収納がある場合、ジャガイモや玉ねぎなどの根菜を入れておきたい、という方も多いでしょう。しかし、野菜類はご家庭によっては毎日使います。ですから、いちいち出し入れするのも面倒です。

また、根菜類は湿度が高すぎる場所に置いておくと、腐ったり芽が出たりしてしまいます。ですから、キロ単位で買ったものを1週間に一度ずつ出していく、という感じでない限り、野菜類を床下収納に入れるのはやめておいた方がよいですね。床下収納は意外にたっぷりと入るので、今使わないものを無造作に放りこんでもいけません。そのような収納方法を行っていると何が入っているのかさえ分からなくなり、整理もできなくなります。

4.床下収納の活用方法とは?

では、最後に床下収納の活用方法をご紹介します。実行できそうなアイデアがあるかもしれませんので、ぜひ参考にしてくださいね。

4-1.床下収納のある部屋で使うものを入れる

床下収納は、いろいろな場所にあります。キッチンが多いですが、それ以外にも和室やリビングなどに設置されていることもあるでしょう。ですから、基本的には接地されている場所で使うものを入れてください。たとえば、和室にある床下収納にキッチンで使うものを入れると、出し入れがおっくうになります。

また、キッチンは水を使う場所ですので、キッチンの床下収納は湿度が高くなりやすいでしょう。そのため、家電を収納するには適していません。ただし、床下収納が広い場合は複数の部屋で使うものを入れてもよいでしょう。

4-2.きちんと整理整頓して入れておく

床下収納は、広さよりも深さがある収納です。ですから、その中が乱雑になってしまうと、ほかの収納スペースよりも何が入っているか分からなくなります。そのため、何を入れるのか、きちんと計画を立てていれましょう。

また、ぎゅうぎゅうに詰めこんでしまうと、たとえ整理整頓ができていたとしても、奥のものが取りだしにくくなります。ですから、床下収納はふたを開けたときに一目で中に何が入っているか分かり、なおかつすぐに取りだしやすいように収納しましょう。そのためには、収納量の6割程度が適量です。

4-3.何が入っているか、メモをしておくとよい

床下収納は、あまり使わない食品のストックや保存食などを入れておく人もいるでしょう。しかし、それですと中に何が入っているか忘れてしまうことも珍しくありません。ですから、中に何が入っているかを、消費期限とともにメモをしておくとよいでしょう。

また、定期的にふたを開けて風を通してあげると、カビの予防にもなります。なお、床下収納の上にカーペットやいすを置いてしまうと、出し入れがおっくうになりますので、何も置かないように気をつけましょう。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は床下収納の活用方法についてご紹介しました。床下収納はとても便利そうなものです。しかし、実際使ってみると案外しまえるものが限られていることにも気づくでしょう。だからといって、何もしまわずにいるのももったいない話です。ですから、家を建てる場合は床下収納が本当に必要なのかどうか、何を入れるつもりなのかよく考えて造るとよいでしょう。

建売住宅や賃貸住宅であらかじめ床下収納がついていたという場合は、何を入れるのかよく計画を立ててください。とりあえず使わない不用品を入れておくだけでは、ただの死蔵品収納場所になってしまいます。また、定期的に風を通して整理もしてあげましょう。床下収納は、押し入れやクローゼットの中よりも手入れが行き届きにくい場所です。ですから、中に入れたものを放っておきすぎないためにも、お手入れをしてあげてください。