中古住宅と新築はどっちがいい? メリット・デメリットを徹底比較!

結婚して子供ができると、次に考えることはマイホームの購入ではないでしょうか。借家暮らしではいざ何かあったときに困ることから、多くの人がマイホームを購入したいと考えているようです。
しかし、住宅の購入は人生最大の買い物。数千万円ものお金を払う以上、なるべくなら失敗したくありません。しかしながら、住宅購入を検討する際には中古住宅と新築住宅の選択肢があり、ここの選択肢を誤って後悔する方も少なくないようです。
そこで、今回は中古住宅と新築住宅のメリット・デメリットについて比較しながらご紹介いたします。

中古住宅のメリットとは?

1-1.価格が新築住宅よりも安い!

中古住宅のメリットといえば、真っ先に挙がるのは安さでしょう。
国土交通省による住宅市場動向調査によれば、マイホーム購入時における資金総額の平均は注文住宅が3614万円、分譲住宅が3597万円と、どちらも3000万円を超えています。しかし、中古住宅の場合は2192万円と『1500万円弱』も安いのです。
にもかかわらず、住宅のフルリフォーム(リノベーション)にかかる値段の相場は500万円~700万円程度。高くても1000万円程度といわれています。つまり、大規模なリフォームで新築同様の内装や外装に作り替えたとしても、新築住宅の8割程度にしかなりません。これは大きなメリットといえるのではないでしょうか。

1-2.自由なリフォーム(リノベーション)が可能

新築ではリフォームという選択肢がないかわりに、デザインや機能性はテンプレート的なものしかない場合がほとんど。特に分譲住宅の場合、無個性な家ばかりでしょう。とはいえ、新築の家をリフォームするのでは、お金の無駄です。しかし、好みのデザインの家などを建てようと考えると、やはり値段は高くなってくるでしょう。
その点、中古住宅なら間取りを変えるリフォーム……いわゆる『リノベーション』を行っても、平均購入金額よりも安く上がります。そのため、同じ価格帯でも、新築より自分の好みに合った家を手に入れやすいでしょう。
ただし、予算に余裕がある場合は、中古住宅をリノベーションするよりも、新築時にデザインした方が安上がりのこともあります。

1-3.敷地が広く、家にゆとりがある場合が多い

中古物件を購入する場合、一般的にはなるべく築年数の少ないものが好ましいとされています。家自体の劣化が少ないことが理由ですが、30年程度のやや古い物件も実は大きなメリットがあるのです。それは、敷地が広く、家にゆとりがある場合が多いという点。なぜかというと、30年前は今よりも家族が多かったからです。
今時は子供がいない家庭や一人っ子の家庭も多いのですが、30年前は1972~1974年のベビーブームが原因で子供が何人もいる家が少なくありませんでした。そのため、特にマンションなどは今よりも広く作られているのです。

1-4.完成しているのですぐに住むことができる

当たり前のことではありますが、中古住宅はすでに完成している建物です。そのため、気に入ればすぐに住むことができます。ただし、これは分譲住宅でも同様なので、メリットとしてはやや弱いかもしれません。
また、完成しているので、生活のイメージをつかみやすいというのもメリットとして挙げられるでしょう。

中古住宅のデメリットとは?

2-1.傷や汚れなどの経年劣化がある

中古住宅で真っ先に挙げられるデメリットといえば、やはり傷や汚れでしょう。築年数が少ない家ならまだしも、数十年もたっているような場合、無視できないほどに古臭くなっていることもあります。
また、築年数によっては耐震基準が現在の基準を満たしていないこともあるため、リフォームや建て替えが早期に必要となってくるでしょう。耐震基準については1981年に大きくかわり、阪神淡路大震災を機に法改正されました。1981年以前に建てられた家を購入する際には、できるだけ耐震補強をする必要があります。
また、耐震基準だけではなく、シロアリなどの害虫に犯されていることや、基礎部分などの見えないのところに問題があることもあるので注意が必要です。

2-2.住宅設備が旧式

お風呂やキッチン、トイレなどのビルトイン設備が旧式になっていることが多いので、気に入らない場合は変える必要があるでしょう。しかし、中古住宅の場合は事前に確認ができますから、気に入った家を選ぶようにすれば問題はありません。

2-3.住宅ローンの審査が厳しい

中古住宅を購入する際は、住宅ローンの審査が厳しいことで有名です。年収や貯金、住宅以外のローンなどを厳しく審査されるでしょう。

新築住宅のメリットとは?

3-1.好きな間取りや外観の家を作ることが可能

注文住宅に限りますが、自分の好きな間取り、自分の好きな外観デザインで家を作ることが可能です。
中古住宅では、リフォームする分のお金があるとはいえ、完全に思い通りにすることはできません。しかし、注文住宅なら、おしゃれなモダン風の家も、シックなログハウス風の家でも思い通りです。

3-2.便利な設備が一緒に建てられることがある

分譲住宅に限りますが、近くにスーパーや病院、保育所、公園などが同時に建設されることがあります。分譲住宅ならではのメリットですね。

3-3.分譲住宅なら中古住宅に匹敵するほど安いことも

分譲住宅はデザインが同じで無個性ですが、その代わり大量生産によるコストダウンが可能です。一般的な注文住宅に比べると大幅に安く、場合によっては新築ながら中古住宅並の値段の家もあります。

3-4.設備が新しい

新築の場合、特別な注文をしない限り、取り入れるビルトイン設備(キッチンやお風呂、トイレ)は最新のものが導入されるはずです。また、太陽光パネルを取り入れれば、電気代なども非常に経済的でしょう。

3-5.耐震構造や耐火構造の家にできる

すでにお話ししたとおり、古い家だと築年数によっては現在の耐震構造を満たしていないことがあります。リフォームでも耐震補強することができますが、新築ならば家の構造自体を地震に強くすることもできるでしょう。たとえば、柱を地震に強い木材を使用すれば耐震システムと相まって、より一層の地震対策になるはずです。
また、最新の耐火構造の家を選ぶこともできます。中古住宅ではなかなか耐火構造を取り入れるのは難しいので、大きなメリットといえるでしょう。

3-6.木材を選ぶことができる

リフォームではなかなかできないのが、家を構成する木材の選択です。品質の高い木材や、強度の高い木材などを選択することができるのは大きなメリットといえるでしょう。
たとえば、ガイアの夜明けで紹介されたことで有名となった『TOKYO WOOD』は、乾燥方法などにもこだわり、木材1本1本の強度を専用の機械(グレーディングマシン)で測ります。グレード分けされた木材はグレードを示す印字をされ、管理されることとなるのです。
このような良質な木材を使って家を建てれば、数十年たってもびくともしないような優良物件となり得ますよね。資産価値としても高くなることでしょう。

3-7.保証やアフターフォローが充実している

新築の家は注文住宅も分譲住宅も、ともに保証やアフターフォローが充実しています。中古住宅にはない大きなメリットの1つですね。
たとえば、雨漏りや構造的な欠陥が見つかった場合、新築の住宅ならば補修の依頼や損害賠償を請求することができます。中古住宅ではこうはいきませんよね。
ただし、注意してほしいのは、欠陥工事があったとしてもすぐに対応してくれるわけではないということです。
「保証があるのに何で?」と思われるかもしれませんが、売り主側も商売なので簡単には欠陥とは認めてくれません。納得してもらうには専門家に調査を依頼する必要があるなど、いろいろと面倒な手間がかかることもあります。

新築住宅のデメリットとは?

4-1.価格が中古住宅よりも高い!

新築住宅の最大のデメリットといえば、やはり購入価格の高さでしょう。すでにお話ししたとおり、中古住宅に比べて『1500万円弱』ほどは価格が高くなってしまいます。

4-2.注文住宅の場合、実物がイメージしづらい

注文住宅の場合、中古住宅とは違って実物を見ることはできません。そのため、実際の使いやすさなどがイメージしづらいというデメリットがあります。
ただし、建売住宅やマンションでは関係ないデメリットなので、購入する住宅のタイプによるでしょう。

4-3.注文住宅の場合、住めるまでに期間がかかる

注文住宅の場合、当たり前のことながら、注文してから建て始めることとなります。そのため、しばらくの間はアパートなどで暮らさなければいけません。
特殊な事情でなるべく早く家を持ちたいという方は、中古住宅や建て売りを選ぶようにしましょう。

4-4.分譲住宅の場合、間取りやデザインが周りと一緒

分譲住宅は大量に同じデザインの家を作成します。そのため、近所の家と間取りやデザインがすべて同じになることも多いのです。こだわりが強い人にとっては物足りなさを感じることもあるかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?
今回は中古住宅と新築住宅のメリット・デメリットについてご紹介しました。

  1. 中古住宅のメリットとは?
  2. 中古住宅のデメリットとは?
  3.  新築住宅のメリットとは?
  4. 新築住宅のデメリットとは?

マイホームといえば新築住宅というイメージがあるかもしれません。しかし、最近は中古住宅市場も盛り上がりつつあります。新築も中古もそれぞれメリットとデメリットがあり、購入者に合わせた選択が可能です。
まずは自分自身と相談し、家族ともしっかり話し合ってどちらが自分たちのライフスタイルに合致しているかを見極めましょう。ぜひ、後悔のないようにマイホームを購入してくださいね!