木製家具の手入れ方法が知りたい! メンテナンスの注意点など解説

木製家具を直射日光が当たる場所に置いたり、湿度が高い場所に放置したりすると、たちまち傷んでしまいます。キレイな状態で保ち続けるためには、適切な方法で保管し定期的に手入れをしていかなければなりません。しかし、間違った手入れをすれば、逆に傷んでしまうおそれがあります。では、どうすれば木製家具を大事に保管することができるのでしょうか。

そこで本記事では、木製家具を扱うときの注意点と手入れ方法について解説します。

  1. 木製家具を扱うときの注意点
  2. 木製家具の手入れ方法
  3. 木製家具に汚れがついたときの対処法は?
  4. 木製家具の保管と手入れに関してよくある質問

この記事を読むことで、木製家具の手入れ方法と注意点が分かります。気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

1.木製家具を扱うときの注意点

木製家具をキレイなまま長く愛用するためには、取り扱い時の注意点を理解しておかなければなりません。特に気をつけてほしい扱い方について解説します。

1-1.直射日光を当てない

基本的に、木製家具は直射日光が当たる場所に置いてはいけません。なぜなら、紫外線によって色があせたり、塗装面がはがれたりしてしまうからです。しかし、中には、「直射日光が当たる場所にしか置けない」というケースがあるでしょう。その場合は、レースカーテンなどで紫外線の影響を防いでください。紫外線を少しでもカットすることで、劣化を防ぐことができます。

1-2.湿度を溜めない

木製家具にとって、湿気は大敵です。たとえば、壁にぴったりくっつけて設置すると、背面に風が通らず湿気が溜まります。その結果、背面にカビが生え、木製家具が変色するでしょう。できれば、湿気が溜まらない風通しの良い場所に置いてください。壁を背面にする場合は、数cm程度、壁から離して置きましょう。

1-3.温度差の激しい場所に置かない

エアコン吹き出し口や冷暖房器のそばなど、温度差の激しい場所に木製家具を置いてはいけません。温度差が激しい場所は結露ができやすく、カビの原因となります。北~北東に面した壁は温度差が激しくなるため、木製家具の設置や保管の際には、「方角」にも目を向けると良いかもしれませんね。

1-4.不安定な場所に置かない

置き場所が不安定なところだと、木製家具が曲がったり反ったりするおそれがあります。そのため、木製家具の設置・保管場所を選ぶ際は、土台がきちんと水平になっているか確認してください。不安定な場所に置くと変形しゆがむことがあるため、二度と使えなくなってしまいます。

1-5.使い方に要注意

木製家具の誤った使い方は、劣化の原因となります。たとえば、テーブルの天板に熱いままの鍋やヤカンを直接置くことです。ラッカー塗装は40~50℃、UV塗装を施している木製家具は200~300℃までと塗装の種類によって耐熱温度は異なりますが、直接置いてしまうと傷むおそれがあります。熱いものを置く場合は、新聞や雑誌など敷物の上に置いてください。また、食事の際も直接スプーンやお皿を置くのではなく、テーブルクロスやランチマットを使用すると木製家具を傷める心配はいりません。

2.木製家具の手入れ方法

それでは、木製家具の手入れ方法を、材質・仕上げ方法による違い・それぞれに分けて見ていきたいと思います。

2-1.普段のお手入れ

普段のお手入れの基本は、「汚れたらすぐに拭き取ること」です。これは、すべての材質に共通する内容となるので常に心がけてください。木製家具に飲み物や食べ物をこぼしたり、ホコリが溜(た)まったりしている場合は、キレイなやわらかい布で拭き取りましょう。すぐに拭き取らず放置すると、汚れが頑固になり、落ちにくくなります。また、汚れからカビ・シミになる可能性もあるので要注意です。

2-2.材質による違い

木製家具にはさまざまな材質が使われています。細かく分けると多様な種類がありますが、大きく分けると「無垢材」「集成材」「化粧板」の3種類です。それぞれの特徴と、普段の手入れ方法を以下にまとめました。

<材質ごとの特徴>

  • 無垢材:斬り出した原木をそのまま板状にカットしたもの
  • 集成材:ブロック状の木材を継ぎ合わせて1枚にしたもの
  • 化粧板:ベースとなる基材(合板・繊維板)の表面に化粧板を貼り付けたもの

<無垢材の手入れ>

  • 水と油に弱いので、水気と汚れはなるべく早く拭き取る
  • から拭きでホコリを除去する

<集成材の手入れ>

  • 水に弱いので乾いた雑巾で水で濡れたときは素早く拭き取る

<化粧板の手入れ>

  • 汚れたら放置せずにすぐ拭き取る
  • やわらかい布で水拭き→から拭きする

2-3.仕上げによる違い

木製家具の手入れで注意しておきたいのが、「仕上げによる違い」です。木製家具の仕上げとして、塗装を施しますが、塗装方法は「オイル塗装」と「ウレタン塗装」が主流となります。オイル塗装は植物油を主成分とした浸透性のある塗装、ウレタン塗装は木材の表面にウレタン塗膜をつくり保護する方法です。それぞれの違いで手入れ方法が異なるため、チェックしておきましょう。

  • オイル塗装:1年に2~3回、市販のオイルとワックスでメンテナンス
  • ウレタン塗装:から拭きが基本。ただし、化学雑巾は使わないほうが良い

2-4.湿気・カビ対策

前述したとおり、木製家具は湿気とカビが大敵です。できれば、風通しの良い日陰の場所に木製家具を置いてください。風通しの悪い場所は湿気が溜まりカビが発生しやすくなるので要注意です。
特に、梅雨の時期は湿気が多くなり、木製家具が湿気を吸い込み膨張しやすくなります。膨張すると引き出しが開きにくくなるため、使いづらくなるでしょう。もし、膨張したときはドライヤーの冷風を当てて、湿気を除去してください。このときに、間違って熱風をかけないように気をつけましょう。
また、冬場は外気温との温度差で結露が発生しやすくなります。家具の裏は空気が動きにくいため、壁から5cmほど離して置きましょう。そうすることで、空気が通りやすくなりカビ対策につながります。もしカビが生えてしまったら、エタノールで消毒し丁寧に拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。

2-5.乾燥対策

湿気を溜めこまないように乾燥させることは大切ですが、冬の低い気温は乾燥がひどくなりがちです。乾燥が続く環境は、木製家具を傷める原因なのできちんと対策を施しておかなければなりません。特に、無垢材や塗装を施していない家具は、温度の影響を受けやすい傾向があります。乾燥によって、ヒビが入ったり変形したりするおそれがあるので、適度な湿度を保ち続けてください。木製家具の適切な湿度は、約40~60%です。また、暖房の熱やエアコンの風が直接当たらないように注意しておきましょう。

3.木製家具に汚れがついたときの対処法は?

木製家具に汚れがついたときは、どんな汚れがついたのかによって対処法が異なります。ここでは、通常の汚れと、マジックなどの汚れについて解説していきましょう。

3-1.通常の汚れの場合

ほとんどの汚れは、中性洗剤をぬるま湯で溶かした液を使用すれば落とすことができます。大まかな流れを以下にまとめてみました。

  1. 中性洗剤をぬるま湯で100倍程度に薄め、やわらかい布に浸透させる
  2. 布を固くしぼり、汚れの部分を拭き取る
  3. ぬるま湯のみに浸した布で洗剤を拭き取り、から拭きをする

食器棚の場合は、ガラス扉をクリーナーで拭くことがあるでしょう。クリーナーを用いる場合は、木枠につかないよう配慮してください。クリーナーで変色するおそれがあるので要注意です。

3-2.マジックなどの汚れの場合

マジックによる汚れがついた場合は、以下の方法でキレイにしてください。

  1. 中性洗剤をマジックの部分にたらし、雑巾でキレイに拭き取る
  2. 最後に、乾いた雑巾で拭き上げる

中性洗剤で落ちない際に、「シンナー」を使用する方がいますが絶対に使わないでください。なぜなら、シンナーの成分が色落ちの原因になるからです。シンナーを使用してもマジックなどの汚れは落ちないので、むやみに使わないほうが安全でしょう。

3-3.傷がついたとき

木製家具に傷がついたときは、市販のクレヨンやペンタイプの補修材などで目立たないようにする対処法があります。補修材を使用する際は、木製家具の色と同じ種類のものを使いましょう。浅い傷なら良いですが、深い傷が入っている場合は個人での対応が困難です。
何とかしようと家庭用パテで埋めるという方もいるでしょう。しかし、家庭用パテを使用した対処法は意外と難しく、逆に傷が目立ってしまうこともあります。そのため、自分で対処するのではなく、購入店やメーカーに相談したほうが安全です。

4.木製家具の保管と手入れに関してよくある質問

木製家具の保管と手入れに関してよくある質問を6つピックアップしてみました。

Q.ツヤを長く保ち続けるためのポイントは?
A.オイルフィニッシュ仕上げという方法があります。オイルフィニッシュとは植物油を主成分とする塗料で、木材の風合いを長く楽しむことができる仕上げです。1~2年に1回、木製家具の表面にオイルフィニッシュ塗料を擦り込みます。植物油なので、家庭のサラダオイルなどでも構いません。ただし、仕上げをより良くするためには、家具メーカー等で販売されている専用オイルを使用したほうが良いでしょう。やわらかい布に染み込ませ擦り込んだ後は、別の布でから拭きをしてください。

Q.頑固な汚れや反りの対処法は?
A.こびりついた汚れや反りが気になる場合は、その部分をサンドペーパーで削るという方法があります。「大切な家具を削るなんてできない……」という方は向いていませんが、少し削るだけでも見た目に大きな違いが生まれるでしょう。使用するサンドペーパーは、240番手と320番手が適しています。目の粗いサンドペーパーであて木をしながら、気になる部分をこすりましょう。

Q.木製家具の傷を防ぐポイントは?
A.オイルやワックスをかけて、コーティングをすることです。サンドペーパーで削った後も、オイルとワックスでコーティングをする必要があります。すでに、ワックスを塗られている木製家具の場合は、同じワックスを使用してください。オイル仕上げの場合は、雑巾に亜麻仁油などのオイルを染み込ませてから、まんべんなく薄く塗りましょう。そして、1~2時間後放置してからから拭きをしてください。

Q.接着フックやシールを外す方法は?
A.木製家具についている接着フックやシールを外したいときは、ドライヤーの熱風を当てると良いでしょう。ポイントは、ドライヤーを30cm程度離したところから熱風を当てながら、シールをゆっくり引っ張ることです。それでも外れないときは、一度冷風を当ててから再度熱風を当ててください。ただし、家具の中には熱に弱いタイプもあるため、長時間当てないように気をつけましょう。

Q.家庭用ワックスを使う際の注意点が知りたい
A.桐(きり)など塗装を施していない家具や、漆仕上げの木製家具には使用できません。また、ウレタン塗装など仕上げ加工がされている家具もNGです。経年により塗装が劣化しているため、その上から家庭用ワックスを塗ると、変色するおそれがあります。家庭用ワックスを使用する場合は、必ず目立たない場所で試してからにしましょう。

Q.ニオイが気になる場合の対処法は?
A.塗装や接着剤などのニオイが気になる場合は、木製家具の内部をから拭きしてください。または、薄めた中性洗剤で拭いた後に水拭きすると良いでしょう。水拭きした後は、十分に乾燥させてください。それでも気になる場合は、消臭剤などを入れておくのも方法の1つです。ただし、消臭剤を使用する際は、異なる種類をいくつも入れてしまうと化学反応を起こすケースがあるため、1種類だけ使ってください。

まとめ

いかがでしたか? 木製家具をキレイに長く使い続けるためには、日ごろの手入れが必要です。材質・仕上げの種類などで手入れ方法が異なるケースがあるため、木製家具に使われている木材と仕上げを把握しておきましょう。分からない場合は、購入店やメーカーに問い合わせてください。また、できるだけ長く使い続けるためには、正しい場所に置き、丁寧に扱うことが大切です。飲み物や食べ物をこぼしたときはすぐに拭き取り、放置しないように心がけましょう。

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