
【必見】メリットよりもデメリットが多い? 屋根なし駐車場は車にも人にもつらい?!
車を所有しているあなた、もしかして、屋根なし駐車場ではありませんか?屋根がないと風雨や直射日光にさらされるため、車が劣化しやすくなります。新車だと特に嫌。何より、利用する人が不便です。屋根なし駐車場のメリットとデメリットを比較しながら、対策方法をまとめました。
1.屋根なしは平面駐車場に多い
駐車場のタイプに、平面駐車場があります。平地に平置きする駐車場のことです。敷地に恵まれた地方に多いタイプですが、大都市部でもよく見かけます。自宅の敷地外に駐車場を借りる場合に多い駐車場といえるでしょう。
屋根なし駐車場は、平面駐車場に多い駐車場です。一部、屋根がついているものもありますが、当然、屋根なしよりは駐車場代も高くなります。ですから、安さを理由に屋根なし駐車場を借りている方も多いでしょう。
2.屋根なし駐車場のメリット
屋根なし駐車場は、屋根がある駐車場より安く借りられるのが最大の魅力ですが、ほかにもいくつかのメリットがあります。
たとえば、機械式駐車場のように待ち時間がないので、すぐに入庫や出庫ができるのもメリットの1つ。荷物の出し入れもスムーズですし、車の高さやにもほとんど制限はありません。
機械式駐車場や自走式の立体駐車のように、維持管理に費用がかかることもなく、場合によっては建て替えなければならないリスクも低いというというのもいい点です。
3.屋根なし駐車場のデメリット
屋根なし駐車場は、車にも人間にもいい環境とはいえません。屋根なし駐車場を上手に利用するときには、デメリットを知っておいてください。そうすれば、対策をすることもできるはずです。
3-1.汚れやすく傷みやすい
屋根がないので、夏には強烈な直射日光にさらされます。車内はサウナ並みの高温に。逆に、冬には低温になり、積雪が多い場所だと、雪かきの心配もあります。雨ざらしなので、汚れやすく傷みやすいのも問題。コーティングがダメになるなど、車の劣化も早くなります。こまめな洗車やワックスがけ・ガラスコーティングなどをすることが重要です。
3-2.人への影響も大きい
車だけでなく、人への影響もあります。夏場の車内はサウナ並みの高温になっていますから、乗る前に窓の開放やエアコンの使用が不可欠です。汗が噴き出して不快になるだけでなく、気分が悪くなることもあります。エアコンをかけると、燃費も悪化。あるいは、雨の日の乗り降りや荷物の出し入れは、屋根なしの悲哀を感じるときです。ずぶぬれになって風邪をひいた方もいらっしゃるでしょう。
3-3.飛来物が車を傷つける
強風のときには、どこからかものが飛んできて、車や人を傷つけることもあります。樹木のそばなど、事前にものが飛んできそうな場所の駐車場は、できたら避けるべきです。エンジンルームとフロントガラスの隙間などに、落ち葉が入り込んでしまいくっついてしまいます。
やっかいなのは、上空から落ちてくる鳥のフン。掃除するのに苦労します。カラスやハトが多い場所は避けた方がいいでしょう。腐食の原因になります。重いものが落ちてきたら、車が傷つくのは確実です。
3-4.雑草や水の蒸発で足回りが劣化する
未舗装や、舗装していても、車の重みでデコボコになっている駐車場があります。雑草が生えたり、駐車場にたまった水が蒸発したりするため、車の足元が劣化するのは確実でしょう。夏場は雑草の成長も早いので、大きく成長する前に除去してください。未舗装だと、小石など異物をタイヤで踏み飛ばして車や人を傷つけるリスクもあります。
3-5.車上荒らしの危険性も
屋根なし駐車場に限りませんが、平面駐車場は簡単に入ることができます。そのため、車上荒らしなど盗難の危険性も。大切な品は、できりだけ車に置かないなど、日頃からの防犯対策が大切です。
3-6.出し入れ時の接触事故に注意
屋根なしを含む平面駐車は、駐車スペースに余裕がないこともあります。出し入れの際は、ほかの車との接触事故に注意が必要です。バックで入庫する場合は慎重な運転をしてください。前進して駐車する場合は、駐車場から道路に出る際の事故に気をつけましょう。
3-7.駐車代が高くなる?
屋根つき駐車場に比べると、確かに駐車代は安くなるでしょう。でも、都心部などでは、機械式に比べて割高になる傾向があります。
4.うまく利用するための対策
4-1.賃貸駐車場の対策
屋根なしの駐車場は、屋根がある駐車場より安く借りられることや、低予算で設置できることを除くと、むしろ、デメリットの方が多いといえるでしょう。
デメリットを解消するには、屋根をつけるのが一番です。でも、賃貸だと、勝手に屋根をつけることはできません。もし、屋根がないこといこと以外は条件がいいと思ったら、屋根をつける交渉をしてはいかがでしょうか?所有者としても駐車場代を少し高くできるのであれば、話を聞いてくれることも予想できます。簡易な屋根を自己負担でつくるか、あるいは、所有者と共同でつくる方法が考えられるでしょう。
屋根をつけられない場合は、車をシートで覆う方法があります。車が汚れやすく劣化しやすい問題は、かなり改善できるはずです。ただし、雨の日や暑い日の不便さは残りますし、重いものが落ちてきたときには防げません。シートの摩擦で、細かい傷がつくのも不安です。万全ではないと覚悟しておくことが必要でしょう。
4-2.自宅の駐車場だったらカーポート
自宅の駐車場が屋根なしだったら、カーポートを設置することをおすすめです。屋根なしのデメリットの大半を解消できます。屋根と柱だけでできているので、ガレージなどよりは安価に設置することが可能です。1台用から複数台を収容できるタイプまでいろいろあるので、専門工事店に相談するといいでしょう。
設置する際には、検討しておくべき点もあります。車の出し入れの際に、柱が邪魔になる場合などがあるからです。台風や地震などの際に、屋根が吹き飛んだり、壊れたりしないか心配する人もいます。
メーカー各社でさまざまな製品が用意されているので、メリットとデメリットを比較して、ご自宅の駐車スペースに合ったカーポートを選んでください。
まとめ
屋根なし駐車場のメリットとデメリットを比較しながら、屋根なし駐車場のデメリットを解決する方法を紹介しました。車や人のことを考えれば、デメリットの方が多いでしょう。要点を改めて整理します。
デメリットをなくすための結論は、屋根をつけることです。しかし、賃貸の場合は自由につけられないので、所有者と交渉するかカバーで車を覆う方法が考えられます。
自宅の屋根なし駐車場だったら、思いきってカーポートを設置してください。比較的、低予算で設置することができます。ご自分の条件に合ったカーポートで、車にも人にも優しいカーライフを送りましょう。