壊れた冷蔵庫に使い道はあるの? 意外な使い道と処分方法をご紹介!

壊れた冷蔵庫に使い道はないと思われがちですが、食品を保管するための貯蔵庫や収納ボックスとして使うことができます。ただし、冷蔵庫の状態によって異なるため、まずは状態をチェックした上で再利用できるか確認が必要です。また、冷蔵庫内は雑菌の宝庫ともいえる場所なので、きちんとキレイに掃除しなければなりません。これらの注意点をしっかり把握しておけば、壊れた冷蔵庫でも再利用できるでしょう。

ここでは、壊れた冷蔵庫の使い道と注意点にあわせて、正しい処分方法についても説明します。

  1. 壊れた冷蔵庫の処分は難しいのか?
  2. 壊れた冷蔵庫の意外な使い道は?
  3. 壊れた冷蔵庫の処分方法は?
  4. 壊れた冷蔵庫に関してよくある質問

この記事を読むことで、壊れた冷蔵庫の使い道と正しい処分方法が分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.壊れた冷蔵庫の処分は難しいのか?

冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象品目なので、自治体で処分できません。家電リサイクル法とは何なのか、なぜ処分が難しいのか、基本情報をチェックしていきましょう。

1-1.冷蔵庫はゴミとして捨てられない?

最初に確認しておきたいのは、「冷蔵庫はゴミとして処分できないこと」です。前述したとおり、家電リサイクル法の対象品目になっているため、メーカーによる回収とリサイクルが義務づけられています。処分の決まりを知らずにゴミ捨て場に捨ててしまうと不法投棄となり、法律違反とみなされ罰金を支払わなければならなくなることもあるので注意してください。

1-2.家電リサイクル法、対象品目は?

家電リサイクル法は、1998年6月に公布され2001年4月より施行された法律で、正式名称を「特定家庭用機器再商品化法」といいます。対象品目は冷蔵庫を含め、エアコン・テレビ・洗濯機の4品目です。これらの家電製品に含まれる有用な資源が多くあるにもかかわらず大部分が埋め立てられています。つまり、「家電リサイクル法」は、有用な部分や材料をリサイクルし、廃棄物の減量を目的とした法律なのです。

1-3.処分するにはお金が必要

家電リサイクル法の対象品目となっている4品目は、リサイクルの推進が義務づけられています。対象品目を処分する際は、小売業者や製造業者等に引き取りを依頼し、リサイクルに必要な料金を支払わなければなりません。つまり、処分するにはお金が必要なのです。具体的なリサイクル料金はメーカーによって異なりますが、おおよその目安は以下のとおりとなります。

  • 冷蔵庫:170L以下 3,672円/171L以上 4,644円
  • エアコン:972円
  • テレビ:15型以下 1,836円/16型以上 2,916円
  • 洗濯機:2,484円

また、運搬料が500~3,000円ほど、搬出料が3,000~20,000円ほどかかる可能性があるので見積書を細部まで確認してください。また、メーカーごとのリサイクル料金は、「一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター」のホームページで確認できます。

冷蔵庫は粗大ゴミとして捨てることはできないんですね。
はい。家電リサイクル法に沿って回収してもらいましょう。

2.壊れた冷蔵庫の意外な使い道は?

要らなくなった冷蔵庫の使い道がいくつかあるのでご紹介します。

2-1.冷蔵庫の特徴をチェック!

冷蔵庫はある程度の容量があり、外部の空気を庫内に取り入れない密封性に優れています。さらに、断熱材も利用されているので、それらの特徴を利用すれば処分以外の使い道があるのです。主な使い道は、食品などの保管庫や貯蔵庫が一般的ですが、次の項目で詳しく解説していきましょう。

2-2.食品保管庫として使う

前述したとおり、冷蔵庫は断熱性に優れているのでコンセントを抜いた状態でも保管庫として活用できます。たとえば、最近は地震など自然災害対策として、非常用食品を準備する家庭が増えてきました。いざというときの備えとして、壊れた冷蔵庫を食品保管庫として使用できます。中には、果実酒や梅干しなどを保管している方もいるので、常温で保管できる食品置き場に最適です。

2-3.書類など収納スペースに

頻繁に使用することがなくても、大切に保管しておきたいものがあると思います。しかし、家の中に保管したり収納したりするスペースがない……そんなときに活躍するのが壊れた冷蔵庫です。壊れた冷蔵庫の中をキレイに掃除すれば、コンセントを抜いた状態でも立派な収納スペースになります。野菜室や冷凍室は引き出し式になっている種類がほとんどなので、仕切りを入れれば書類の整理もしやすくなるでしょう。カギを自分で設置すれば、金庫代わりになります。

2-4.DIYで屋外の貯蔵庫にする

上記の方法よりも多少手間がかかりますが、DIYで屋外の貯蔵庫として使用可能です。たとえば、冷蔵庫の電気回路をすべて取りはずし、冷蔵庫の扉を上にするよう横にして、周囲に木材を取りつけていきます。後は、冷蔵庫の中に氷を入れれば、屋外でバーベキューをするときにクーラーボックス代わりとして使うことができるでしょう。DIYをする際は、ノコギリやドライバーなどの工具を使用すると思うので、十分ケガに注意してくださいね。

2-5.カメラの保管場所として使う

カメラは精密機器なので、湿気から守るための保管庫が必要です。冷蔵庫は密封されているため、防湿庫代わりとして最適な場所といえるでしょう。カメラをたくさん持っている方は、壊れた冷蔵庫をカメラの保管場所として再利用するのも方法の1つです。それでも湿気が不安な方は、除湿剤を入れるといいでしょう。

2-6.再利用する前に掃除する

壊れた冷蔵庫を再利用する前に、必ず庫内をキレイに水で洗い流しておかなければなりません。今までいろいろな食材を保管していた庫内には、さまざまな雑菌が潜んでいます。その雑菌が電源を切った途端によみがえることになるため、殺菌を徹底することが大切なのです。完全にコンセントを抜いた後、取りはずせるケースをすべてはずし、重曹水をスプレーしたスポンジで磨きましょう。その後に、消毒用エタノールで拭き上げていきます。重曹水は重曹大さじ1に対し水100mlを混ぜればOKです。また、取りはずしたパーツにも重曹水をかけてスポンジで洗った後、水分を拭き取ってエタノールスプレーで除菌します。

壊れた冷蔵庫も再利用できるんですね。
はい。ただし、無理に再利用する必要はありません。

3.壊れた冷蔵庫の処分方法は?

使い道のない壊れた冷蔵庫の処分方法と注意点を説明します。

3-1.買い替えの場合

新しい冷蔵庫に買い替える場合は、購入する家電量販店で引き取ってもらえる可能性があります。ただし、店舗によって「新しく購入する方限定」という条件が決まっていることがあるため、事前に確認しておきましょう。引き取りが可能な場合は、新しい冷蔵庫が運ばれるときに古い冷蔵庫を同時に回収されることがほとんどです。引き取りは家電リサイクル法に基づいて行われるため、リサイクル料金や運搬料を支払う必要がるでしょう。買い替えの際は、具体的な料金も必ず確認してください。

3-2.メーカーに回収を依頼する場合

冷蔵庫は自治体で処分できないので、メーカーか、小売業者に回収を依頼し処分するのが一般的です。回収依頼を行った後に家電リサイクル券を購入します。家電リサイクル券システムには「料金販売店回収方式」と「料金郵便局振込方式」の2つの方法があるので、それぞれの流れを以下にまとめてみました。

料金販売店回収方式

  1. 小売業者またはメーカーにリサイクル料金と収集・運搬料金を支払う
  2. 廃棄物を引き取ってもらい、家電リサイクル券の写しをもらう

料金郵便局振込方式

  1. リサイクル料金を支払い、家電リサイクル券を郵便局で購入する
  2. 振替振込請求書兼受領証と、振替振込受付証明書を受け取る
  3. 受託された小売業者または自治体が廃棄物を収集
  4. 家電リサイクル券の写しをもらい完了

回収された廃棄物は、再商品化等施設に運び込まれ、有用な資源がリサイクルされます。詳細については、「一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター」のホームページをご覧ください。

3-3.回収業者へ依頼する場合

冷蔵庫以外に処分したいものがあれば、回収業者への依頼をおすすめします。回収業者はさまざまな不用品を回収しているので、まとめて処分が可能です。また、即日対応が可能な業者へ依頼すれば、すぐに処分でき邪魔になることもありません。ただし、回収費用が不用品1点につき、約3,000~5,000円かかる可能性があります。不用品の量や大きさ・数などで異なるため、事前に見積書を確認してください。出張回収の場合、運搬料が加算される可能性もあります。運搬料の有無についても確認しておきましょう。

3-4.壊れた冷蔵庫の買取・リセールは難しい?

正直に申しますと、壊れた冷蔵庫の買取を行っている業者はほとんど存在していません。買取の対象となるものは、正常に稼働でき新品状態に近いものです。ただし、冷蔵庫には有用な資源が含まれているため、数百円で買い取っているところがあります。または、無料引き取りを行っている業者もあるので、複数の業者を比較してみてください。

壊れた冷蔵庫は、家電量販店で回収してもらう方法が一般的なんですね。
はい。自分で回収場所までもっていく方法もありますが、大型冷蔵庫は運搬が難しいので回収を依頼しましょう。

4.壊れた冷蔵庫に関してよくある質問

壊れた冷蔵庫に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.オークションで売れるのか?
A.「壊れた冷蔵庫は売れない」と思われがちですが、ネットオークションで売れる可能性があります。なぜなら、業者の関係者が見ているケースがあるからです。個人相手のオークションで買取は難しいですが、業者の場合、有用な資源をリサイクルすることがあります。ただし、後でトラブルになるおそれもあるため、動作や故障の状況を正しく把握しオークションに記載しておきましょう。ネットオークションでは、送料がどちら持ちになるのか問題になるのでその条件もハッキリ記載しておかなければなりません。

Q.買取対象になる冷蔵庫の特徴は?
A.きちんと動作確認ができる冷蔵庫が買取対象となりますが、壊れている冷蔵庫でも「国産」で「希少性のある種類」が買取対象になる可能性があります。たとえば、無印良品の冷蔵庫は人気が高く、デザインに優れているFrancfrancの冷蔵庫も希少価値がある種類です。これらは壊れていても買い取ってもらえる業者が見つかる可能性があります。さらに、ピュアホワイト・ブラックなど人気色も買取対象になりやすいので、当てはまる冷蔵庫は買取を検討してみてください。自分で買取可否の判断がしにくい状態でも、一度、冷蔵庫を査定に出してみるといいですよ。

Q.安い費用で処分するコツは?
A.壊れる前に買い替えるのがポイントですが、すでに壊れている冷蔵庫の場合、ほかの不用品と一緒にまとめて処分するのがコツといえるでしょう。1点だけ処分すると処分対費用効果が高くつきますが、複数の不用品を処分すると費用を安く抑えることができます。また、不用品の回収だけでなく買取サービスも行っている業者を選択すれば、ほかの不用品が買取対象になり、その分だけ費用を浮かせることができるでしょう。

Q.冷蔵庫の処分前にしておきたいことは?
A.壊れた冷蔵庫はコンセントを抜き、中身をすべて取り出しておきましょう。電源を切ると霜が解け水になります。この水をタオルや古布でキレイに拭き取る「霜取り」作業をしてください。霜取りをしてから、冷蔵庫の中をキレイに掃除するといいですよ。製氷機や蒸発皿に残っている水や氷も忘れずに抜いてくださいね。

Q.無料回収サービスは信用しないほうがいいのか?
A.回収業者の中には、無料回収サービスを行っているところがあります。無料で回収してもらえるのはうれしいですが、回収後に追加料金を請求する悪徳業者もあるので注意してください。特に、古物商や産業廃棄物収集運搬許可を取得していない業者には依頼しないほうがいいでしょう。また、「無料で回収します!」と謳(うた)い文句で客引きをする業者も危険です。

まとめ

壊れた冷蔵庫は中身をキレイに掃除すれば、食品保管庫や貯蔵庫・書類などの収納スペース・カメラの保管庫としても使うことができます。意外とさまざまな使い道があるのです。ただし、特に使用目的が見当たらない場合は、処分することになるでしょう。冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目になっているため、自治体で処分できません。メーカーまたは小売業者へ回収を依頼するか、買い替え時に販売店へ引き取りをお願いする方法があります。