改良用土と基本用土って? 園芸用土にはどんな種類があるの?

園芸を趣味として新たに始めるという方、非常に多いようですね。しかし、始めたばかりだと園芸の用土には一体どんな種類があるのかが分からず、困ってしまうことでしょう。

そこで、今回は園芸用土の種類について中心にご紹介したいと思います。ぜひ、最後までおつきあいくださいね。

1.基本用土の種類

この項目では一般的な園芸で使われる基本用土についてご紹介します。

1-1.赤玉土

赤玉土とは関東地方で多くとれる赤土を乾燥させ、ふるいにかけた粒状の褐色土です。通気性や保水性、保肥性に優れる土で、無菌・弱酸性の土質。

最も基本の園芸用土とされており、園芸店に行けば必ず売っているほど。腐葉土などといったほかの土と混ぜることでさまざまパターンに対応できます。

1-2.黒土(黒ボク土)

全国で多くとれる黒褐色の土。腐植質、保水性、保肥性に優れますが、その反面通気性や排水性に劣ります。土質としては弱酸性です。

1-3.鹿沼土

鹿沼土は栃木県鹿沼市近辺で算出する淡黄色の土を乾燥させ、ふるいにかけた粒状の土。通気性や保水性に優れる土で、無菌酸性の土質。赤玉土に比べると酸性度が高いので、基本的にはほかの用土と混ぜて使います。ツツジやサツキの場合は、混ぜないで使用することもあるようです。

1-4.川砂

その名のとおり、川でとれた砂。通気性や排水性が高い反面、保水性や補肥性は低いのが特徴です。主に、サボテンや東洋ランのように水分が多すぎると弱ってしまう植物の栽培に使用します。

1-5.軽石

軽石とは、多孔質の火山性砂れきの粉砕されたものを乾燥させ、ふるいにかけた土。川砂同様、通気性や排水性に優れていいる反面、保肥性や保水性に劣る性質を持っています。そのため、洋ランの栽培や、底石としての用途が基本です。

1-6.水ゴケ

水ゴケとは湿原に分布するコケを乾燥させたものです。非常に高い保水性を持っているだけでなく、通気性や補肥性にも優れています。土の乾燥防止に使うことが多いようです。

2.改良用土の種類

改良用土とは、基本用土に混ぜることで基本用土に足りていない点を補完し、状態を改良する土のことです。欠点を補うことに特化しているため、改良用土単体では栽培に適した環境を作ることができません。基本的には基本用土に混ぜて使うようにしましょう。

2-1.腐葉土

腐葉土とは落葉広葉樹の葉が積もり、分解されてできた土。子供でも知っている、最も一般的な改良用土です。排水性や保温性に優れ、有機質に富んでいます。赤玉土とブレンドして使用されることが多いようです。

2-2.ピートモス

積もった水ゴケが分解されて泥炭化したもの。保水性や保肥性に優れているのが特徴です。代表的な改良用土の一つで、多く使われています。ただし、pH調整がされていないピートモスは酸性が強いので、苦土石灰などで中和する必要がある土です。

2-3.バーク堆肥

樹皮(バーク)に鶏フンを加えて発酵させたもの。土に混ぜるだけで土壌を改良してくれるので、初心者にもお勧めの土壌改良材です。

2-4.ココピート(ヤシガラ)

ココピートとは、ヤシの殻をさいの目状にカットしたもの。主に着生ランの栽培に使用します。

2-5.木炭

木などを炭化させたもの。通気性や排水性、保肥性を高めるだけではなく、酸性化した土のpHを中和させる効果もあります。

2-6.くん炭

もみ殻を炭化させたもの。基本的には木炭と同様の効果があります。

2-7.バーミキュライト

バーミキュライトとは、ヒル石を800℃で加熱風化処理し10倍以上に膨張させたもの。多孔質のため非常に軽く、通気性や保水性、保肥性に優れた改良用土です。赤玉土やピートモスと混ぜて使用します。

2-8.パーライト

パーライトとは、真珠眼や黒曜石を高温・高圧で処理したもの。多孔質のため非常に軽く、通気性や排水性に優れます。ただし、保水性や保肥性はその分低いのが特徴です。基本的には、基本用土に混ぜて培養土の過湿を防ぐ用途に使います。

3.古い園芸用土の処分方法

3-1.少しずつゴミに出す

基本的に、自治体によるゴミ収集では、土や砂、石の回収は行っていません。

ただし、裏技があります。実は少量なら回収してくれるのです。ゴミ袋いっぱいになるほどの場合は拒否されてしまいますが、レジ袋1杯分ぐらいの土なら回収してくれます。ゴミに混ぜるなりして少しずつ処理するのも良いでしょう。

3-2.ホームセンターに回収してもらう

最近はニーズの増加から、ホームセンターが古い用土を回収してくれている場合があります。店舗に回収ボックスが設置されている場合や、土の購入と交換で引き取る場合など、いくつかのパターンがあるようです。最寄りのホームセンターで尋ねてみると良いでしょう。

3-3.土の回収業者に依頼する

土を専門にした回収業者というものが存在します。個人で行っている程度の園芸なら、数百円から数千円程度で土を回収してくれるでしょう。困ったら、最後の手段として利用するようにしてみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は園芸用土の種類について中心にご紹介しました。

  1. 基本用土の種類
  2. 改良用土の種類
  3. 古い園芸用土の処分方法

園芸は多くの方が趣味として行っています。始めるのは非常にお手軽ですが、生物を扱う趣味ですから、深く学ぼうとすればとことん深い分野です。土の配合を少し変えるだけでも大きな違いが生まれます。今回の記事でご紹介した情報をしっかりと頭に入れ、ぜひ、これからの園芸ライフに役立ててくださいね。

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