窓に生えたカビを何とかしたい! 掃除方法とカビの予防法を解説!

窓のサッシやレールにできたカビをそのまま放置すると、カビ菌が空中を舞い、その空気を吸い込んでしまうことになります。知らない間にカビ菌が体内へ入り込み、身体的なダメージを及ぼすのです。また、放置すると頑固な汚れとなり、簡単に落とせなくなってしまいます。では、どうすれば窓のカビが除去できるのでしょうか。

本記事では、窓のカビ掃除のポイントを解説します。

  1. 窓にカビが生えることによる悪影響
  2. 窓にカビが発生する原因は?
  3. 窓のカビ掃除に役立つ道具は?
  4. 窓のカビ掃除方法を場所別に紹介
  5. 窓のカビを予防する方法
  6. 窓のカビ掃除に関してよくある質問

この記事を読むことで、窓のカビを上手に落とす方法や予防法が分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.窓にカビが生えることによる悪影響

まずは、窓にカビが生えることでどのような悪影響を及ぼすのかチェックしておきましょう。

1-1.喘息(ぜんそく)やアレルギー発症の引き金になる

窓にカビが生えると、空気中にカビの胞子が舞うことになります。その胞子が体内に入り込み、喘息やアレルギー発症のきっかけになる恐れがあるのです。特に、屋内外を問わず広範囲に生息しているススカビは、湿度の高い環境で繁殖しやすく、粘膜に付着しやすい傾向があります。また、とても軽く空気中を漂う性質も持っているため、私たちの体内に入り込みやすいのです。さらに、皮膚・目の角膜に悪影響を及ぼす恐れもあります。

1-2.がんやシックハウスの原因になることも

カビの胞子が体内に入ると、最初に気管支喘息やアレルギー症状など、呼吸器系の疾患を引き起こすきっかけとなります。さらに進行すると肝臓がんや腎臓がんの原因になることもあるのであまく考えてはいけません。室内に発生する青カビの中には、カビ毒を生み出し放出する種類もあります。シックスハウス症候群の原因にもなるため、早めに除去し対策を施す必要があるのです。

1-3.放置するほど頑固な汚れになり費用がかかる

窓にできたカビを放置すると、どんどん頑固な汚れになってしまいます。早く除去すれば簡単に取り除くことができたカビでも、そのままにしておくと自分では除去できなくなるのです。頑固な汚れになれば、プロのクリーニング業者に依頼するしかありません。すると、余計な費用を費やしてしまうことになります。できるだけ費用をかけたくない方は、早めに除去したほうがいいでしょう。

2.窓にカビが発生する原因は?

上手にカビを落とすためには、原因を知ることが大切です。ここでは、窓にカビが発生する具体的な原因を説明します。

2-1.外と中の気温差による結露

外と中の気温差による結露が、窓・パッキン部分にカビが発生する原因です。冬場はヒーターなどの暖房器具で室内を温めるため、外気温との差が大きく開くことになります。その結果、結露の量が増えてしまい、窓際に水滴がたっぷりついてしまうのです。この結露によって湿度が高くなり、カビが繁殖しやすい環境になります。そのため、カビを抑えるためには結露の量を少なくすることが重要なポイントです。

2-2.カビが発生しやすい環境

カビが発生し繁殖しやすい条件は、気温が20~30℃、湿度が80%以上の環境です。この条件がそろっているとカビが増え続けるため、なるべくカビが発生・繁殖しにくい環境を作らなければなりません。また、カビのエサとなる汚れやホコリも要注意です。窓の掃除ができず汚れやホコリがたまった状態のまま冬に突入すると、さらにカビが発生しやすくなります。適度に窓を掃除することも、カビ防止の大切なポイントなのです。

3.窓のカビ掃除に役立つ道具は?

窓を掃除する前に、必要なグッズや役立つ道具を準備しましょう。

3-1.塩素系の「カビ取り剤」

カビの除去に必要不可欠な掃除グッズが、カビ取り剤です。窓に使用するカビ取り剤は、風呂やトイレなど水まわりに使えるもので構いません。近くのドラッグストアやスーパーで簡単に手に入りますが、含まれている成分の刺激が強いので扱い方には十分に注意してください。窓のカビを掃除する際は、刺激臭をこもらせないために換気を忘れずにする必要があります。

3-2.消毒用エタノールと家庭用中性洗剤

カビ取り剤のほかにも用意しておきたいものが、消毒用エタノールと家庭用中性洗剤です。消毒用エタノールは、黒カビに有効でカビ取り剤の刺激が苦手な方に使用できます。また、窓ガラスに発生したカビは、家庭用中性洗剤でほとんど落とすことができるでしょう。キッチンに置いてある食器用洗剤でも構いません。

3-3.キッチンペーパーやふきん

カビを取る洗剤とあわせて用意しておきたいのが、キッチンペーパーやキレイなふきん・タオルなどのアイテムです。特に、キッチンペーパーは窓のカビ掃除に役立ちます。窓ガラスについた水滴を拭き取るのはもちろん、サッシとの境目にあるゴム部分にできたカビを除去する際にも最適です。

3-4.刺激成分が含まれていない重曹とクエン酸

窓の掃除に刺激成分を使いたくない方は、エコ洗剤の重曹とクエン酸がおすすめです。重曹とクエン酸は自然由来でできているので、刺激成分がなく、肌が弱い方でも安心して使うことができます。この2つをペースト状にして使うことで、カビの除去が可能です。ペーストを作る際は、重曹大さじ2杯:水大さじ1杯、クエン酸は小さじ1杯:水200ml程度を目安にしてください。ポイントは、重曹を使った後にクエン酸を使うことです。ただし、クエン酸は塩素系カビ取り剤と同時に使わないようにしてください。

4.窓のカビ掃除方法を場所別に紹介

それでは、窓のカビ掃除方法を窓枠・サッシ・透明ガラス・すりガラスの順に説明しましょう。

4-1.窓枠の頑固なカビはカビ取り剤を使う

窓のカビ掃除でも大変なのが窓枠です。窓枠は水滴や汚れがたまりやすい箇所なので、いつの間にかカビが発生し繁殖している可能性があります。そのため、カビ取り剤とキッチンペーパーを使ってカビに成分を浸透させることが大切です。窓枠に発生したカビは、以下の手順で掃除してください。

  1. キッチンペーパーにカビ取り剤を染み込ませ、湿布する
  2. ゴムパッキンにしっかり密着させるため、キッチンペーパーを2~3等分にするのがポイント
  3. 15分程度放置したら、キッチンペーパーを取り除き、ぬらしたぞうきんで拭き取る
  4. 清潔なふきんやタオルでカビ取り剤を拭き取り、水気を残さない
  5. 消毒用エタノールをスプレーし、カビ菌を除菌する

消毒用エタノールは、タンパク質を凝固させるため消毒・滅菌として最適です。カビの黒い汚れを落とす漂白効果はありませんが、カビ除去をした後に消毒用エタノールを吹きかけることでカビ予防につながります。

4-2.サッシは種類にあわせて掃除する

窓の種類はさまざまですが、サッシにも多種多様なので種類にあわせた方法で掃除することが大切です。たとえば、アルミサッシのゴムパッキンは水拭きに強い特徴がありますが、木製の場合は水に弱いのでから拭きで対応するのが基本となります。から拭きではカビが除去できないケースがほとんどなので、その際はプロのクリーニング業者に依頼するのも方法の1つです。

4-3.透明ガラスは水拭き→から拭き

表面にでこぼこがない透明ガラスは、水拭き→から拭きが基本です。最初に、中性洗剤やカビ取り剤を使って水拭きしてください。水で薄めたものにぞうきんを浸し、しっかり固くしぼってから拭き取るのがポイントです。そして、その後に、乾いた清潔な布でキレイに水気を拭き取りましょう。ここで水滴を残してしまうと、それがカビの原因につながるので要注意です。

4-4.すりガラスはスプレーで水を吹きかける

すりガラスは透明ガラスと違い、表面にでこぼこがあります。そのため、中性洗剤やカビ取り剤が窓に残りやすくなり、それが原因でカビが発生し繁殖する恐れがあるので注意が必要です。すりガラスを掃除する際は、水拭きをして洗剤をキレイに取り除いてからスプレーで水を吹きかけてください。乾いた清潔な布で拭き取る前に、水でスプレーすることで洗剤が残らずに済みます。

5.窓のカビを予防する方法

キレイになった窓を維持し続けるために、カビ予防のポイントを押さえておきましょう。

5-1.こまめに換気する

日ごろの生活でできる1番のカビ予防は、こまめな換気を心がけることです。室内の水蒸気量を減らすことができれば、カビの発生と繁殖を抑えられます。特に、外気温との差が生まれ結露が発生しやすい冬場は、窓を開ける回数が極端に少なくなるので注意してください。寒い冬でもこまめに換気し、新鮮な空気を取り入れ湿気がこもらないようにすることが大切です。

5-2.結露を拭き取る

暖房器具を使っていると、どうしても窓枠やガラスに結露が発生します。そんなときは、こまめに結露を拭き取ることも大切なカビ予防の1つです。結露を拭き取る際は、なるべくキレイなタオルを使いましょう。いつでもサッと拭き取ることができるように、窓のそばにタオルを置いておくのもポイントです。また、カビは20~30℃の気温を好むため、寒いからと室温を高くしすぎないようにすることも大切なポイントとなります。

5-3.定期的に掃除する

カビのエサとなるホコリや汚れがたまらないように、定期的に窓の掃除をすることもカビ予防のポイントです。窓の掃除は大掃除のときにしかしないという方が多いですが、簡単な手入れは年に6~10回、本格的な掃除は年に2回が理想といわれています。

6.窓のカビ掃除に関してよくある質問

窓のカビ掃除に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.カビ取り剤を利用する際の注意点は?
A.カビ取り剤は刺激が強いので、必ず換気をしながら行うようにすることです。特に、小さい子どもやペットがいる家庭では取り扱いに注意しなければなりません。万が一、カビ取り剤が直接肌についたり、目に入ったりしたときにはすぐにキレイな水で洗い流してください。そのようなことが起きないために、ゴム手袋をつけたり保護メガネやゴーグルをつけるといいでしょう。

Q.重曹とペーストを使った掃除方法は?
A.窓ガラスやゴムパッキンなどに発生したカビの部分に、重曹ペーストを塗ります。その上からクエン酸水スプレーを吹きかけて数分放置した後、ぞうきんでしっかりと拭き取りましょう。しっかりとカビの除去をしたいときは、重曹ペーストとクエン酸水スプレーを施した後にラップをかけてパックします。1時間ほど放置することでカビ菌の奥まで成分が行き届き、落としやすくなるのです。

Q.窓に発生するカビの種類は?
A.主なカビは、ススカビと黒カビの2種類です。ススカビは広範囲に存在しているカビで、結露が生まれやすい窓やサッシ部分に発生しやすい傾向があります。黒カビも家中のあちこちに発生しやすいカビで、低温に強く消毒剤に弱い点が特徴です。除菌しやすいタイプですので、こまめに掃除することで対策できます。

Q.エタノールでカビの予防はできるの?
A.消毒用エタノールは、予防にも役立ちます。ポイントはエタノールと中性洗剤を併用することです。エタノールをキッチンペーパーにしっかりと吹きかけ、汚れているサッシを拭いてください。その後、水20に対し中性洗剤1の割合でタオルに染み込ませ、全体を拭きます。最後にキッチンペーパーで全体を拭き取れば完了です。中性洗剤の界面活性剤が結露を迎える効果が、1週間ほど期待できるでしょう。

Q.カビ予防に使えるおすすめのグッズは?
A.窓に貼ることができる結露吸水シートです。スーパーや薬局・100円均一ショップでも購入できます。結露吸水シートは結露による水滴を吸収できるため、窓のカビ予防につながるのです。ただし、吸水量に限界があるので、常に買い替える必要があります。

まとめ

窓にできたカビは、家庭用の中性洗剤・漂白剤・消毒用エタノールがあれば簡単に掃除できます。ただ、サッシやレールは掃除しにくいので綿棒やつまようじなどの掃除しやすい道具を使うのがポイントです。また、キレイに掃除した後は、再びカビが発生しないように予防しておきましょう。室内と外の気温差が激しくなるほど結露が発生しカビができるため、なるべく換気をしたり結露防止シートを貼ったりして工夫を施してください。