自転車の洗浄方法を丁寧に解説! ポイントと洗浄剤の選び方もご紹介

「自転車は定期的に洗浄すべきか?」「正しい洗浄方法や洗浄剤が分からない」など、自転車の洗浄で悩んでいる方がいらっしゃるでしょう。大切な自転車を間違った洗浄方法で傷つけたくないですよね。自転車には泥や雨水など、さまざまな汚れがついてしまいます。定期的に洗浄しなければ、汚れで見た目が悪くなるだけでなく、長持ちしません。

本記事では、美しい自転車を保ち続けるための洗浄方法とポイントを解説します。

  1. 自転車の汚れやすい箇所と洗浄の頻度
  2. 自転車の洗浄に必要なものは?
  3. 自転車の洗浄方法を解説!
  4. 自転車の洗浄に関してよくある質問

この記事を読むことで、自転車の正しい洗浄方法とポイントが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.自転車の汚れやすい箇所と洗浄の頻度

まずは、自転車の汚れがつきやすい箇所と、洗浄の頻度をチェックしておきましょう。一体、どんな汚れが自転車につきやすいのでしょうか。

1-1.自転車の汚れがつきやすい箇所

自転車は自動車と異なり、パーツがすべてむき出し状態です。雨天時に乗る場合、絶え間なく車体に雨水が浴びせられます。メカニカルパーツに必要な潤滑剤が、雨水でどんどん流れていってしまうのです。特に、ダウンチューブの下側・シートチューブの後側は、汚れがつきやすい傾向があります。また、フレームが汚れている場合は、ブレーキやディレイラーなどのパーツも汚れていることが多いでしょう。フレームの形状・車種によって汚れやすい部分があるため、使用後に汚れ箇所をチェックすることをおすすめします。

1-2.どんな汚れがつくのか?

自転車をチェックしてみると、砂ぼこり・泥はね・油汚れ・謎の液体など、さまざまな汚れがついているのが分かります。雨天時の走行後は、泥はねと雨水で汚れが目立つでしょう。晴れの日でも、砂ぼこりによる汚れは避けられません。森や林の中を走っていると、謎の液体など正体が分からない汚れがつくこともあります。だからこそ、こまめに手入れをし定期的な洗車が必要なのです。

1-3.自転車の洗浄は整備と同じ

すべてのパーツがむき出しになっている自転車の洗浄は、整備の意味も含まれています。見た目をキレイにすることだけでなく、メカ部分の整備の一環でもあるのです。つまり、洗車を怠ると、操作性の悪化につながり自転車の寿命を縮めてしまいます。特に、速度レンジが高いロードバイクの場合は、定期的な洗車が必要です。峠を下っているときにブレーキが効かなくなるなど不具合が起き、事故につながるので注意しなければなりません。

1-4.自転車の洗浄頻度は300~400kmに1回が目安

どのくらいの頻度でメンテナンスをすれば良いのか悩みがちですが、目安は300~400kmの走行あたり1回が理想的です。自転車を洗浄する際は、チェーンを含め全体をキレイにします。毎日乗ることが多い方は、こまめに洗浄・メンテナンスを行ったほうがいいでしょう。また、雨天時に乗る場合は、使用後にすぐ洗浄してください。なぜなら、雨水とともに巻き上げられた異物が、ブレーキシューに付着したり、潤滑剤が流れたりするからです。

2.自転車の洗浄に必要なものは?

自転車を洗浄する前に、必要な道具を準備する必要があります。ここで、おすすめしたい道具と洗剤を紹介しましょう。

2-1.必要な道具とその選び方

主に、自転車の洗浄で必要な道具は以下のとおりです。

  • 中性洗剤
  • バケツ
  • ディグリーザー
  • ブラシ・スポンジ
  • タオル・マイクロファイバー

基本的に、自転車の洗浄は、バケツ・水・中性洗剤さえあれば可能です。中性洗剤はフレームやホイールなどを洗うのに使います。200倍程度に水と中性洗剤を薄めた洗浄液を用意し、洗浄液にタオルまたはウェス浸して固くしぼってください。後は、フレーム・ホイール全体をまんべんなく拭き、最後に水拭きして完了です。
どのメーカーの洗剤でも大差はないですが、中性のほうがいろいろな汚れに対応できるでしょう。以上の3点セットに加え、油汚れを落とすためのディグリーザー(溶液)と、ブラシ・スポンジも用意しておくと洗車が楽になりますよ。ブラシは太めの筆タイプと細めの2種類を用意してください。筆タイプでディグリーザーをチェーンやディレーラーに塗り、細めのブラシで細かいところを塗ります。

2-2.キットなど便利グッズを紹介

できるだけ、自転車の洗浄を楽に済ませたいという方は、自転車用のキットを活用するといいでしょう。チェーン洗浄器・ギアブラシ・ディグリーザー・チェーンオイルなど、洗浄に必要な道具がセットになっているので、道具を1つずつ用意する手間が省けます。費用は約1,500~3,000円と手ごろ価格が多いですが、セット内容で異なるので注意しましょう。自転車の販売店やホームセンター、インターネット通販をぜひチェックしてください。

2-3.洗浄に適した場所は?

庭や駐車場のスペースがあれば、そこで洗浄を行いましょう。十分なスペースがない場合は、車の洗車を行う場所や公園の駐車場を使用するのも方法の1つです。ただし、公共の場所で洗浄する場合は、周囲に迷惑がかからないように配慮する必要があります。屋内で洗浄するのは困難ですが、拭き掃除ならマンションのベランダでも可能です。

3.自転車の洗浄方法を解説!

それでは、自転車の洗浄方法とポイントを解説します。

3-1.基本は拭き掃除と水洗い

自転車の洗浄は、水洗いが基本です。毎日水洗いをする必要はありませんが、300~400kmに1回(頻繁に乗らない方は年に1回)は水洗いでキレイにしたほうがいいでしょう。かなり汚れているときも中性洗剤を使用した洗浄が必要です。チェーンの場合は、強めのディグリーザーを使って水洗いをします。ただし、洗浄の仕方を誤ると乗れなくなる恐れがあるため、正しい方法を知ることが大切です。
また、定期的な水洗いと使用後の拭き掃除を心がけてください。拭き掃除に関しては、後ほど【3-5.毎日できる手入れは拭き掃除】で説明します。

3-2.洗浄の手順

自転車の洗浄は、以下の手順どおりに行ってください。

  1. リアホイールを取りはずし、汚れ箇所をチェックする
  2. はけを使って丁寧に砂ぼこりや泥を落とす
  3. 霧吹きスプレーに洗剤とぬるま湯を入れて、自転車に吹きかける(ホースを使う場合は、自転車全体を水で洗い流した後に、洗剤をつけたスポンジでやさしくこする)
  4. スポンジやはけなどを使い、汚れを落としていく
  5. 最後に水で洗い流し、マイクロファイバータオルなどで拭き上げる

洗浄のポイントは、水洗いの前についている汚れをはけで丁寧に払うことです。泥・砂・ホコリなどの汚れは、鉱物の粒子でできています。いきなり水洗いをしてしまうと塗装のコーティングやカーボンを傷つける恐れがあるのです。はけで丁寧に払い落とすことで、塗装を傷つけずに洗うことができます。

3-3.チェーンやオーバーホールの洗浄方法

徹底的に汚れを落としたい場合は、チェーンやオーバーホールを取りはずしてください。駆動系を分解し、洗剤と水を入れたバケツにつけ置きしておきます。特に、オーバーホールは頑固な汚れがつきやすいので、1時間ほどつけ置きしておきましょう。後は、スポンジで軽くこすり、水で洗い流すだけでOKです。ただし、分解が難しくうまくできない方は、無理をする必要はありません。取りはずさなくても、三面チェーンクリーニングブラシなど便利グッズを活用して汚れを落とす方法があります。チェーンを包み込んで洗うだけなので、初心者でも簡単に使えるでしょう。

3-4.水を使わない洗浄方法

水で洗い流さなくても拭き取るだけで洗浄できるクリーナーを使います。水洗いできない環境でも使うことができ、パーツによってケミカルの使い分けも必要ありません。クリーナーを吹きつけて布で拭うだけで、自転車すべてのパーツがキレイにできます。ただし、チェーンについている汚れは頑固なので、チェーン専用のクリーナーを使ったほうがいいでしょう。使用前に、取扱説明書を読んでくださいね。
また、クリーナーを自転車に吹きかける前に、キレイなウエス等でざっくりと汚れ箇所を拭き取ることが大切です。取りのぞける汚れを拭き取ることで、よりキレイな仕上がりになりますよ。

3-5.毎日できる手入れは拭き掃除

毎日気軽に手入れをしたい方は、拭き掃除を心がけてください。やわらかいタオルやマイクロファイバータオルなどで、ボディーについている汚れをキレイに拭き取りましょう。タイヤやチェーンについている汚れは、ボディーとは違うタオルで拭き取ってください。ボディに油汚れがつかないためです。使用後の拭き掃除を心がけるだけでも、頑固な汚れが防止できます。自転車を使わない時期も、1か月に1回は拭き掃除または水洗いをしたほうがいいですよ。

4.自転車の洗浄に関してよくある質問

自転車の洗浄に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.雨天時の使用後、洗浄しなければどうなるのか?
A.雨天走行後の放置は、金属パーツにサビが発生しやすくなります。特に、シルテック(フッ素)処理を施しているチェーンの場合は、アウタープレートがサビだらけになるでしょう。次回に乗りたくても、チェーンがまわらなくなり駆動部分に異変が生じます。また、異物付着によるパーツの偏摩耗や、見た目の悪化も避けられません。パーツの劣化を最小限に抑えるためにも、使用後はタオルで汚れと水滴を拭き取り、水置換オイルスプレーによる摺動(しゅうどう)部分の注油が必要です。

Q.水洗いをする際の注意点は?
A.最近の自転車は防水性が向上しているため、かなり水に強いタイプとなっています。だからといって、自転車を水で丸洗いするのはNGです。注油が必要な駆動部は水との相性が悪いため、乱暴に扱わないように注意してください。チェーンはディグリーザーを吹きかけブラシでこすり洗うなど、部品に適した水洗いをするのがポイントです。また、水洗いをした後は、フレーム内部の水抜きをし、しっかりと乾かしてくださいね。

Q.自動車用のワックスは使わないほうがいいのか?
A.同じワックスだから、と自動車用のワックスを自転車に使ってはいけません。自動車用のワックスでフレームを磨く分にはいいですが、タイヤにかかると劣化の原因になります。また、自動車用のオイル・ケミカル類とは相性が悪いので要注意です。特に、自動車タイヤ用のワックスは、ヒビなど大きなダメージを与えがちなので、自転車用の洗浄剤を使いましょう。

Q.ブラシを使う際のポイントは?
A.塗装面を傷つけないやわらかいブラシを選んでください。はけの場合は、先端形状が金巻タイプと柄で挟んだタイプの2種類があります。自転車の洗浄には、薄くて狭いところに使いやすい金巻タイプがおすすめです。また、ブラシやはけに油汚れがつくと汚れが塗り広がってしまうので、油汚れやグリスがついている箇所には触れないようにしてください。ブラシで汚れを落とす際は、細かい砂粒をできるだけ取りのぞくことがポイントです。

Q.どうしても取れない汚れがある場合は?
A.自分で洗浄しても取れない汚れがある場合は、自転車の販売店などに洗浄をお願いしてください。無理に自分で洗浄すると、誤った方法で傷つけてしまう恐れがあります。後悔しないためにも、専門店に依頼するのがベストな方法です。自転車を扱っている店舗の多くは、洗浄サービスを受けつけています。費用は車種や状態などで異なりますが、1万円以内で依頼できるでしょう。また、洗浄と同時にメンテナンスもしてもらえるため、不具合や故障を未然に防止できます。

まとめ

いかがでしたか? 自転車の洗浄は、300~400kmに1回行うのが理想の頻度です。しかし、汚れが目立ってきたときや、不具合が起き始めた頃をタイミングに洗浄を行うのもポイントとなります。特に、雨天時の走行は雨水などで汚れがひどくなるため、洗浄を心がけたほうがいいでしょう。そのまま放置すると、サビが発生したり、駆動部品の劣化が進んだりする恐れがあります。洗浄スペースがない場合は、水の代わりにクリーナーを使用し洗浄してください。どの部品にも使えるクリーナーなら、吹きつけてキレイなタオルで拭き取るだけなので簡単です。ぜひ洗浄のポイントを押さえて、キレイな自転車を快適に使い続けましょう。

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