ルーフバルコニーの活用法は? こんなふうに活用してみましょう!

広々としたルーフバルコニーが売りのマンションや一戸建ては魅力的です。しかし、ルーフバルコニーつきの住宅に住んだのはよいけれど、活用法がわからずにもてあましているという方もいるでしょう。

そこで今回は、ルーフバルコニーを活用する方法をご紹介します。ルーフバルコニーがあればどんなことができるのでしょう?

また、やってはいけないことや、活用する際の注意点もご説明します。ルーフバルコニーの活用法を知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでルーフバルコニーを活用してください。

  1. ルーフバルコニーとは?
  2. ルーフバルコニーの活用法は?
  3. ルーフバルコニーを活用する際の注意点
  4. ルーフバルコニーのお手入れ方法は?

1.ルーフバルコニーとは?

ルーフバルコニーとは、階下の住宅の屋根を利用したバルコニーです。一戸建ての場合は屋根がバルコニーになっていたり、屋上庭園と呼ばれていたりすることもあるでしょう。

また、ルーフバルコニーを売りにしているマンションも多いです。ルーフバルコニーの特徴は、なんといってもその広さ。物件によっては、部屋よりも広いルーフバルコニーがついているところもあるでしょう。

そして、高い場所に作られているので日当たりもよいです。ですから、いろいろなことに活用できるでしょう。

2.ルーフバルコニーの活用法は?

では、ルーフバルコニーはどのように活用できるのでしょうか? この項では、その一例をご紹介します。

2-1.第2の庭として活用する

ルーフバルコニーは普通のバルコニーの何倍もの広さがあります。ですから、プランターを置いてガーデニングを楽しんだり、人工芝を敷きつめて子どもの遊び場にしたりするケースも多いです。

中には「屋上菜園」といって、ルーフバルコニー全体に土を敷きつめて、緑地化してしまう場合もあります。ただし、屋上を緑地化するには専門の工事が必要です。普通のルーフバルコニーに土を敷きつめてはいけません。注意してください。

2-2.洗濯物を干すスペースとして活用する

ルーフバルコニーの活用法で最も簡単なものです。普通の洗濯ものだけでなく、干し場さえ工夫すれば家族全員分の布団でも楽に干せるでしょう。

また、ルーフバルコニーが北側に設置されていても、風があれば洗濯物は乾きます。さらに、洗濯物だけでなく子どもの大きなおもちゃやアウトドア用品を洗って干したりすることもできるでしょう。

2-3.第2のリビングとして使う

ルーフバルコニーにいすやテーブルを置いて、第2のリビングとして使用することもできます。
アウトドア用のいすやテーブルを使えば、雨の日でも安心ですね。

また、ウッドタイルなどを敷いてはだしでルーフバルコニーを歩けるようにすると、いっそうくつろげるでしょう。一戸建ての場合はルーフバルコニーにジャグジー風呂を設置したり、バーベキューの設備を設置したりする人もいます。

2-4.ペットの遊び場として利用する

ルーフバルコニーは、脱走や交通事故の心配もありません。ですから、ペットの遊び場としてもぴったりでしょう。小型犬の場合は、ルーフバルコニーで遊ばせていれば散歩が不要ということもあります。

また、ドッグランにしたりキャットタワーを置いて猫の遊び場にしたりすることもできるでしょう。

3.ルーフバルコニーを活用する際の注意点

しかし、ルーフバルコニーは使用者の好き勝手に使ってよいものでもありません。この項では、ルーフバルコニーを活用する際の注意点をご紹介します。

3-1.ルーフバルコニーは想像以上に声が響く

ルーフバルコニーは、高い場所にありますから想像以上に声が響きます。また、マンションの場合は階下が居住空間です。ですから、子どもが走り回ったりすれば住んでいる方が迷惑する場合もあります。公園や普通の庭と同じように、走り回ったり大声をあげたりしないように注意してください。

一戸建てのルーフバルコニーでも同じです。子どもたちが甲高い声をあげれば、遠くまで響くでしょう。特に、夜間は周りが静かな分うるさく聞こえるかもしれません。「うちは一戸建てだから、子どもが騒いでも大丈夫」というわけではないのです。

3-2.風が強い

マンションの上階にあるルーフバルコニーの中には、想像以上に風が強いところもあります。
風の力は油断できません。植木鉢くらいならば、吹き飛ばすことも可能です。

また、台風の場合はさらに大きな被害がでることもあります。エアコンの室外機が吹き飛んだ、いう例もあるのです。ですから、風が強いことが多いルーフバルコニーはできるだけ外にものを置かないようにしましょう。

台風がくるときはルーフバルコニーのものを家の中に避難させてください。吹き飛ばされれば二次被害がでることもあります。

3-3.ルーフバルコニーは共有部分でもある

マンションの場合は、ルーフバルコニーも共有スペースです。ですから、マンションの規約によって使えないものや置けないものもあります。もし、規約を無視した場合、管理組合から撤去を求められることもあるでしょう。

また、マンションのルーフバルコニーでは、バーベキューなど火を使う行為は禁止されていることも多いです。こちらも、強行した場合は注意されたり賃貸の場合は退去を求められたりします。気をつけましょう。さらに、火災の際に避難の邪魔になるものも置けません。

3-4.ガーデニングをする場合は、葉っぱや土に気をつける

ガーデニングは、ルーフバルコニーの活用法でも行いやすいものです。しかし、葉っぱや土が隣家の敷地に入ったり階下に落ちたりすれば、迷惑がかかります。ガーデニングを楽しむ際は、葉っぱや土が敷地外にでないような工夫をしましょう。

4.ルーフバルコニーのお手入れ方法は?

ルーフバルコニーの掃除やお手入れは、基本的にほうきとちりとりで行います。水を流して洗うと、階下に水漏れする場合があるのです。ルーフバルコニーも完全に防水工事がしてあるわけではありません。注意してください。

また、ウッドタイルや人工芝などが敷いてある場合は、定期的にそれらをどかしてごみやほこりを取りのぞきましょう。ずっと敷きっぱなしだと床面をいためる原因になります。

さらに、当然ですがものがたくさん置いてあるルーフバルコニーほど、手入れが面倒です。「ルーフバルコニーにものをたくさん置いてリビングや庭のように楽しみたい」という方は、手入れもこまめに行いましょう。

おわりに

いかがでしたか? 今回は、ルーフバルコニーの活用術や注意点などをご紹介しました。
まとめると

  • ルーフバルコニーはとても広いので、第2の庭やリビングとして活用できる。
  • しかし、予想以上に声が響くので子どもを遊ばせる場合は要注意。
  • マンションのルーフバルコニーを使う場合は、利用規約を守る。
  • 風が強いルーフバルコニーは、ものを置きすぎないように注意する。

ということです。ルーフバルコニーは広いですが、決して「好きなように使えるフリースペース」ではありません。

また、マンションの場合はルーフバルコニーつきの部屋だと管理費が余計にかかる場合もあるのです。ですから、図面だけを見て「広いルーフバルコニーがあるから」という理由だけで、購入や賃借を決めてしまわないようにしましょう。

さらに、台風がくる場合は必ずすべてのものを家の中に入れるか、壁際に寄せて固定しておいてください。立地によってはかなり重いものでも吹き飛ばされる場合があります。