給湯器の不具合でお困りの方へ! 主な原因と対策方法を徹底解説!

「お湯が出ない」「お湯の温度が上がらない」など、給湯器の不具合でお悩みではないでしょうか。給湯器があるとお湯をいつでも利用できて、とても便利です。しかし、不具合があるとお風呂に入れない・キッチンでお湯を使えないなど、何かと困ることでしょう。何が原因で不具合が出ているのかを詳しく調べ、適切な対策をする必要があります。そこで、今回は、給湯器の不具合について詳しく解説しましょう。

  1. 給湯器の不具合でよくあるもの
  2. 給湯器の不具合の原因について
  3. 業者を呼ぶ前にチェックすることは?
  4. 給湯器の修理や交換について
  5. 給湯器の不具合に関するよくある質問

この記事を読むことで、給湯器の不具合について詳しく分かります。お困りの方はじっくり読んで参考にしてください。

1.給湯器の不具合でよくあるもの

最初に、給湯器の不具合でよくあるものを解説します。

1-1.水もれがする

何らかの原因により、給湯器から水もれがすることがあります。給湯器の本体や、その周囲の地面・床がぬれていることがあれば、水もれを疑いましょう。主に、給排水管が破損していたり接続パッキンが劣化したりしていることが原因です。水もれは、放置すると部品の劣化を早め、漏電のリスクを高めるので注意してください。

1-2.異臭がする

給湯器から異臭がするときは、異常加熱によるショートやガスもれ(ガス給湯器)の可能性があります。異臭がするときは、給湯器の使用をやめて直ちに業者を読んでチェックしてもらいましょう。そのまま使い続けると、給湯器の故障やガス中毒・ガス爆発の可能性があって危険です。なお、異臭がするときは、窓を開ける・換気扇を回すなどして換気をよくしましょう。ガスもれの可能性もあるため、周囲で火を使わないようにしてください。

1-3.異音がする

給湯器の使用中に異音がすることがあります。まずは、どんなときに異音がするのか確認してください。冬場など、周囲の気温が低い場合には、本体との温度差で音が鳴ることもあります。ただし、ずっと異音が続く・大きすぎる・異臭や異常加熱を伴うなどの場合は、修理や交換が必要なこともあるので業者に相談してください。

1-4.お湯の温度が上がらない

給湯器から出るお湯がぬるい・設定温度を上げてもお湯の温度が上がらないなどの不具合も多いものです。お湯の温度が上がらないときは、温度センサーの故障・リモコンの故障・設定温度が低すぎるなどの理由が考えられます。

1-5.途中で止まってしまう

いきなり給湯をしなくなる・リモコンや操作パネルの反応がなくなるなど、途中で止まってしまう不具合もあります。給湯器が予期せず止まるときは、原因がさまざまに考えられるため、ひとつずつチェックしましょう。まずは、リモコンの電池を交換する・給湯器本体のリセットを試すなどをしてみてください。何をやっても直らないときは、操作パネルや本体のセンサーが故障している可能性があります。

2.給湯器の不具合の原因について

給湯器の不具合の原因で主なものを詳しく解説します。

2-1.寿命が近い

寿命が近づいた給湯器は、不具合が頻発するようになるものです。給湯器は精密機械のひとつであるため、使用を重ねるたびに部品が劣化していずれ寿命を迎えます。購入後、約10年を経過した給湯器は、寿命を迎えたものと考え、早めの交換がおすすめです。

2-2.使用方法に問題がある

給湯器の使用方法に問題があると、不具合が出やすくなります。たとえば、メーカーの想定以上に頻繁に使う・長時間使い続けるなど、給湯器に過度の負担をかけるなどです。また、給湯器の掃除をせずに放置することでホコリが内部に入り込んで、不具合を起こすこともあります。給湯器の使用説明書をよく読み、正しく使用しましょう。

2-3.使用環境に問題がある

高温多湿になる場所に給湯器を設置すると、部品の劣化が早くなります。不安定な場所に設置すれば誤作動も多くなるでしょう。また、寒冷地であるにもかかわらず、通常使用の給湯器を使うと不具合が出やすくなるので注意してください。給湯器に負担をかけないためにも、適切な使用環境を維持することが大切です。

2-4.配線・配管ミスやリコール対象品のことも

業者の配線・配管ミスが原因で、不具合が発生することがあります。設置直後から不具合が出るときは、業者に連絡してチェックを依頼しましょう。明らかに業者のミスである場合は、すぐにやり直してもらってください。なお、給湯器がメーカーのリコール対象品のことがあるので、メーカーのホームページなどを確認してみてましょう。リコール対象品であった場合はメーカーで無料回収・修理が可能なので、メーカーのリコール受付窓口などに連絡してください。

3.業者を呼ぶ前にチェックすることは?

業者を呼ぶ前に、自分で給湯器の不具合をチェックしてみましょう。

3-1.まずやることは?

まずは、給湯器の使用を中止しましょう。どんな不具合であれ、そのまま使用を続けることは故障につながるだけでなく思わぬ事故を引き起こす原因にもなります。また、基本的なこととして、電源は入っているか・ガスの元栓は開いているか(ガス給湯器の場合)チェックしましょう。意外と電源の入れ忘れ・ガスの元栓が閉まったままだった、ということもあります。また、給湯器の使用説明書やメーカーのホームページに不具合が出たときの対応策が載っているので調べることも大切です。

3-2.給湯器の不具合のチェックポイント

給湯器に不具合が出たときには、前述したポイントに加えて以下もチェックしてみてください。

  • 異臭や異音はあるか
  • お湯の設定温度は適切か
  • 水もれしている場所がないか
  • エラーコードが表示されていないか
  • リセットしても再現するか
  • そのほか気になる点はあるか

3-3.原因不明の場合は業者に連絡を

不具合の原因をチェックしてもよく分からないときは、すぐに業者に相談しましょう。機器内部の部品劣化やセンサーの故障などの場合は、自分では分かりにくいものです。親切な業者なら、できるだけ早く対応してくれます。間違っても、自分で給湯器を分解して直そうとしてはいけません。

4.給湯器の修理や交換について

給湯器の修理や交換について詳しく解説します。

4-1.給湯器の修理について

給湯器の不具合で修理ができる・するべき例は、以下のとおりです。

  • メーカー・交換業者の保証期間内(通常使用の範囲内なら無料)
  • メーカーのリコール対象(無料)
  • メーカーに補修用部品があり、交換するだけで修理が可能
  • 有料修理でも費用が安い(1回数千円程度までが目安)
  • 今使用中の給湯器の機能・性能に不満がない

4-2.給湯器を交換すべき場合は?

給湯器の交換は、交換業者に依頼することをおすすめします。さまざまなメーカーの機種を比較することができ、ライフスタイルや希望に合ったものを選びやすいからです。なお、給湯器の交換では以下のような費用がかかります。

  • 給湯器本体の価格
  • 古い給湯器の撤去・処分費用
  • 新しい給湯器の設置費用
  • 電気・ガス・水道管の配線・配管費用

なお、業者によっては給湯器の本体価格に標準工事費用が含まれていることもあります。まずは、見積もりをもらって内訳を確認してみてください。

4-3.給湯器の交換業者の選び方

給湯器を交換するときは、以下の条件を満たす業者に依頼すると安心です。

  • 給湯器の交換で豊富な実績を誇る
  • 給湯器の品ぞろえがいい
  • 給湯器のチェック・見積もりは無料
  • 工事費用を含め、リーズナブルな価格設定
  • 修理対応できるものを無理やり交換しない
  • できるだけ早く対応してくれる
  • 作業スタッフの態度がよく丁寧な対応ができる
  • 工事保証やアフターサービスが手厚い

5.給湯器の不具合に関するよくある質問

最後に、給湯器の不具合に関する質問に回答します。それぞれ役立つので、参考にしてください。

Q.価格の高い機種を選べば不具合は起こらない?
A.価格が高い機種でも、寿命が近づけば不具合は起こります。ただし、高性能な機種のほうが頑丈に作られている・給湯能力が高いなどの理由で、使用方法や使用頻度による不具合の確率が減ることもあるでしょう。機種選びの際は、業者ともよく相談して決めてください。

Q.ほかの業者から購入した給湯器を設置してもらえる?
A.可能です。ただし、業者によっては自社で購入した給湯器の工事だけを受けていることもあるので確認しておきましょう。なお、給湯器の購入と工事が別の業者になると原因不明の不具合が出たときに、2つの業者に連絡する必要があります。また、工事費用が割高になりやすい・場所が狭すぎるなどの理由で給湯器が設置できないなどのリスクもあるので注意してください。

Q.給湯器の不具合が自然に直ることはありますか?
A.まずありません。不具合が起きるのは、何らかの異常があるからです。不具合が出たら放置せずに、必ず原因を突き止めて対策をしましょう。修理や交換が必要な状態で使い続けるのは、給湯器の寿命を早めるだけです。

Q.給湯器の容量が少ないと不具合が起きやすい?
A.使い方によっては給湯器に過度な負担がかかることで、不具合が起きやすくなるでしょう。たとえば、家族4人で使うのに、容量が少なすぎる給湯器を使っているといつでも給湯器がフル回転することになりがちです。給湯器の容量を決めるときは、家族の人数や使い方などを十分に考慮し、適切なものを選んでください。

Q.新しい給湯器を選ぶときのポイントは?
A.以下を参考にしてください。

  • 容量:家族の人数や使い方に合ったものか
  • 機能:追いだき・足し湯など欲しい機能が備わっているか
  • 価格:予算内で購入できるか
  • 本体サイズ:設置場所に収まるサイズか
  • 安全対応:不完全燃焼防止センサーやからだき防止機能などが備わっているか

実際に選ぶときは、交換業者のアドバイスを参考にしてください。数多くの給湯器交換を手がけてきた業者なら、顧客の要望に合うものを選んでくれるはずです。

まとめ

今回は、給湯器の不具合について詳しく解説しました。給湯器に不具合があると、お湯が出ない・安全な使用に不安が残るなどさまざまな影響があります。まずは、どんな原因があるのかを調べ、適切な対策をしたり修理を検討したりしましょう。寿命が近い・頻繁に不具合が出るなどの場合は、給湯器の交換をおすすめします。給湯器を交換するときは、信頼できる業者によく相談しましょう。せっかく交換するのなら、今までの不満点を解消できる機種を選んでください。