ナプキンのテーブルマナーを紹介！気をつけるポイントはココ！

1．ナプキンは口や指を拭くために用いる

ナプキンは、フランス料理をはじめとする西洋料理を食べるときに、口や指を拭くために用いるものです。ですから、汚してもかまいません。和食のおしぼりに該当するものだと思えばいいでしょう。ただし、「ナプキンを汚したほど、料理がおいしかったというアピールになる」ということはありません。指や口を拭って汚れるのはかまいませんが、わざと汚さないようにしましょう。

2．食事中のナプキンのテーブルマナー

では、ナプキンのテーブルマナーはどのようなものでしょうか？ この項では、食事中のナプキンの使い方や注意点を紹介します。

2-1．ナプキンはオーダーが終わってから広げる

ナプキンは、着席時はメインの大皿にセットされています。ナプキンはオーダーがすべて終わり、食前酒などオーダーした最初の一皿が来るまでに、ナプキンをとって膝の上に広げましょう。襟元に挟んではいけません。また、一緒に食事をする人の中で年齢や立場に差がある場合は、一番の目上の人がナプキンをとったらそれに従ってください。

2-2．ナプキンは2つ折りにする

ナプキンは基本的に2つ折りにして輪になった方を体側に向け、布端が膝側にくるようにします。ナプキンが小さくて折れない場合は、折らずに膝上にかけてもかまいません。

2-3．指や唇はナプキンの内側で拭う

食事中、指や唇が汚れたら、ナプキンの内側で拭きます。指の場合は2つ折りにした布端を1枚めくり、その内側で汚れを拭いてください。唇が汚れたらそっとナプキンを引き上げてやはり内側で拭きます。そうすれば、汚れが目立ちにくくなるでしょう。

2-4．ナプキンをひどく汚したら取り替えてもらってもよい

子どもや高齢者が食事をすると、ナプキンがひどく汚れてしまうことがあります。この場合、ウエイターに交換を申し出ても大丈夫です。また、食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合は、ウエイターに始末を頼みましょう。ナプキンで拭く必要はありません。

3．一時離席する際のナプキンのテーブルマナー

食事の途中で一時離席する場合は、椅子の上にナプキンを置きましょう。これは、「食事は途中で、また戻ってきます」というサインです。見苦しくない程度にたたんでおいておきましょう。また、途中で離席してもう戻ってこない場合は、ナプキンをテーブルの上に置きます。一時離席する際、テーブルの上にナプキンを置くと帰ったと見なされるので、注意しましょう。

4．食事を終えたときのナプキンのテーブルマナー

食事が終わったら、ナプキンはテーブルの上に置きましょう。これが、「食事が終わった」という合図です。このときも、汚れが目立たないようにさっとたたんでおきます。ナプキンを置く位置は、自分が座っている椅子の前あたりです。椅子の上に置くと一時離席の合図となるので、間違えないようにしてください。

5．ナプキンのテーブルマナーに関するよくある質問

この項では、ナプキンのテーブルマナーに関するよくある質問を紹介します。

Q．ナプキンが用意されている店では自分のティッシュやハンカチを使うのはマナー違反ですか？
A．あまり行儀がよい行為とはいえないので、ナプキンを使いましょう。

Q．白いナプキンを使うのに躊躇（ちゅうちょ）しています。
A．ナプキンは汚す前提のものです。遠慮することはありません。

Q．結婚式のようにコースが決まっている場合は、すぐにナプキンをとってもかまわないですか？
A．はい。席に全員が着席したらとっても大丈夫です。タイミングは目上の人に合わせてください。

Q．ナプキンが飾り折りにされている場合は、崩し方に決まりはありますか？
A．すぐに崩せるようになっているので、基本的に決まりはありません。

Q．ナプキンにパンくずが散ってしまいました。最後はどうしたらいいですか？
A．ナプキンの内側に折り込むようにしておきましょう。床にまいてはいけません。

まとめ

今回は、ナプキンのテーブルマナーを紹介しました。膝の上に2つ折りにしておき、指や唇を拭うものと覚えておけば大丈夫です。途中退席する場合は、うっかりテーブルの上ナプキンを置かないように気をつけましょう。