食器の梱包方法や役立ちアイテムは? 段ボールにつめる際の注意点も

「食器の梱包方法が分からない」とお悩みではありませんか? 引っ越しの際にはたくさんの食器を梱包する必要があります。失敗すると荷物を移動する際に食器が割れてしまうため、正しい梱包方法を知っておくと安心でしょう。

この記事では、食器の梱包に役立つアイテムや梱包の手順・段ボールにつめる際の注意点などをまとめてご紹介します。

  1. 食器の梱包に役立つアイテムは?
  2. 食器の梱包方法を紹介
  3. 食器を段ボールにつめる際の注意点3つ
  4. 食器の梱包に関するよくある質問

この記事を読むことで、食器が割れない梱包の仕方や、段ボールにつめるとき知っておくべきポイントなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.食器の梱包に役立つアイテムは?

まずは、食器を梱包する際にあると役立つアイテムをご紹介しましょう。

1-1.新聞紙

食器の梱包といえば新聞紙を使う方法をイメージする人が多いでしょう。わざわざ緩衝材を買ってこなくても、家にある新聞紙を使えば簡単に梱包が可能です。食器を包むだけでなく、段ボールのすき間を埋める際にも使えるため、あると便利でしょう。

1-2.緩衝材

「プチプチ」と呼ばれる気泡緩衝材も、食器の梱包に使えます。ホームセンターやネットショッピングならロール状になっているものも売られているため、用意しておくとよいでしょう。クッション性にすぐれているため食器が割れにくく、透き通っているので中身が見えやすいというメリットがあります。

1-3.緩衝シート

ポリエチレン製の薄いシートで、柔らかいためどんな形状の食器も布のように包むことができます。食器を重ねる際、間に挟むことで、衝撃による割れを防ぐこともできるでしょう。丸めて段ボールのすき間を埋める使い方もおすすめです。

1-4.エアークッション

枕のような形をしていることから、エアーピローとも呼ばれています。空気が入ったクッションが、段ボールのすき間を埋めるのにちょうどよいでしょう。使用後は穴を開けて小さくつぶすことができるため、処分も楽です。

2.食器の梱包方法を紹介

食器の種類ごとに、新聞紙で梱包する方法をご紹介しましょう。

2-1.お茶わん・深皿

新聞紙の上に食器を置き、新聞紙の端を食器の中に詰め込むように折り込んでいきます。新聞紙が長く余った場合は、食器をひっくり返しながら包んでいきましょう。最後に新聞紙の端をテープでとめてください。食器が小さめの場合は新聞紙を半分、大きめの場合は1枚使うとよいでしょう。

2-2.平皿

平皿は枚数が多くても、必ず1枚ずつ新聞紙で包みましょう。新聞紙の上に置き、平皿の形にそって新聞紙の端を折り返していきます。新聞紙が長く余った部分に平皿をひっくり返して包んでいき、最後に新聞紙の端をテープでとめましょう。

2-3.コップ

半分の新聞紙にコップを置き、コップの側面に合わせて新聞紙をくるくる巻いていきます。途中でコップの底に合わせて新聞紙を折り込み、最後にコップの飲み口部分に余った新聞紙を押し込んで完了です。

2-4.マグカップ

マグカップは、持ち手の部分を先に新聞紙で包みます。その後、コップと同じように新聞紙を形に合わせて折り込んでいきましょう。

2-5.ワイングラス

ワイングラスは脚の部分が最も割れやすいため、先に新聞紙を巻きつけて保護します。その後は、コップと同じように新聞紙で全体を包んでいきましょう。

3.食器を段ボールにつめる際の注意点3つ

食器は段ボールにつめる際も注意が必要です。つめ方のポイントや注意点をまとめました。

3-1.大きめの段ボールを使わない

食器をつめる段ボールは、できるだけ小さめのものを使いましょう。食器は重さがあるため、たくさんつめると段ボールの底が抜けてしまう恐れがあります。大きな段ボールを用意するとたくさんの食器を詰め込んでしまいがちなので注意が必要です。段ボール1箱の重量が10~15kg以内になるように調整しましょう。

3-2.すき間を作らない

段ボール内にすき間があると、運ぶ際の衝撃が食器に伝わりやすくなります。段ボールの底面と側面にも緩衝材を敷き、衝撃を吸収するようにしましょう。できれば、気泡緩衝材やエアークッションなどを敷くのがおすすめです。

3-3.段ボール内で食器が動かないようにする

段ボール内で食器が動かないように、食器と食器の間にも新聞紙や緩衝材を挟んでおきましょう。運ぶ際の振動で食器同士がぶつかり、割れてしまうのを防ぎます。段ボールの上部も緩衝材で埋め、すき間をなくしてください。

4.食器の梱包に関するよくある質問

「食器の梱包方法について知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.食器をつめた段ボールには「ワレモノ」と書いたほうがよいですか?
A.はい。書いてあれば引っ越し業者さんも丁寧に運んでくれるため、必ず書いておきましょう。

Q.食器を段ボールにつめる順番はどうしたらよいですか?
A.大きいサイズの食器から先につめていきましょう。「大から小」の順番につめていくとムダなすき間ができにくくなります。

Q.引っ越し時に食器の梱包をできるだけ楽にしたいのですが、よい方法はありませんか?
A.引っ越し業者によっては食器用ケースの貸し出しを行っているところもあるため、利用するとよいでしょう。食器を1つ1つ包む必要がないため、手間と時間を省くことができます。

Q.段ボールの強度を高めるガムテープの貼り方を教えてください。
A.段ボールの底にガムテープを十字になるように貼りましょう。また、テープを1本増やして「キ」の字になるように貼るとさらに強度が増します。

Q.食器が多すぎて梱包するのが大変です。どうしたらよいでしょうか?
A.引っ越しを機に不要な食器を処分し、減らすことをおすすめします。使用頻度の低い食器や使いにくい食器は処分しましょう。

まとめ

食器の梱包方法や段ボールにつめる際の注意点などを詳しくご紹介しました。食器はしっかり梱包しないと運ぶ際に割れてしまいます。効率的に梱包作業ができるように、役立ちアイテムや正しい梱包方法を知っておきましょう。