ドライヤーの処分方法は? 正しい捨て方を紹介!

壊れたり不要となったりしたドライヤーは、どのように処分していますか?
ドライヤーのような小型の家電製品というのは案外きちんとした捨て方が分からないことが多くあります。
ここでは、もう使わなくなったドライヤーを処分する方法をいくつかご紹介します。

そもそもドライヤーの寿命はどれくらい?

まず、ドライヤーの買い替えを悩んでいる方に向けてドライヤーの寿命について説明します。
現在はシンプルなものから高機能なタイプまでさまざまなドライヤーが出回っていますから一概には言えませんが、目安として4年くらいだとされています。
故障する主な原因は髪の毛やほこりなどがドライヤーの中に入ってしまうことです。
ドライヤーから焦げ臭いニオイを感じたことがあると思いますが、それはこのようなほこりなどがドライヤーの中にある電熱線に触れて焦げているということです。
こまめに掃除をしてこのような異物を取り除いておかないと、ドライヤーの寿命は縮まっていくでしょう。

ドライヤーの寿命を見極めるポイント

ドライヤーは熱を発する家電ですので、異常を感じながらも放っておくと突然ボッと火が出て壊れる場合もあります。
買い替えの時期を判断するためにも、次のポイントを知っておくとよいでしょう。

焦げたようなニオイがする

先ほどお伝えしたように、焦げたニオイはドライヤーの中に髪の毛やほこりが入り込んでいる証拠です。
しばらくメンテナンスを怠っていた場合など、軽く掃除をしただけでは取りきれないほどほこりが溜まってしまった状態では、新しく買い替えたほうがよいかもしれません。

コードが劣化してきた

ドライヤーは動かして使うことも多く、頻繁な出し入れの際にコードを折り曲げることも何度も繰り返します。
そのため、比較的コードが劣化しやすいという特徴があります。
コードが弱まると発火の恐れがあり、とても危険です。
コードの状態をチェックして、異常があればすぐに使用を中止してください。

ドライヤーは燃えないゴミ?

では、壊れてしまったドライヤーを捨てたいときにはどのようにしたらよいのでしょうか。
ゴミの回収方法やルールについては自治体ごとに異なりますが、ゴミとして出す場合は「燃えないゴミ」とする場合が多いようです。
ただし、大きさにも制限があります。
業務用やペット用といった大型のドライヤーは、粗大ゴミの扱いになる可能性があります。捨てる前に必ずお住まいの自治体に確認をするようにしてください。

ドライヤーは小型家電リサイクル法の対象になることも

2013年4月1日に開始された「小型家電リサイクル法」というのがあります。
この法律は使用済みで不要となった小型電子機器等のリサイクル(再資源化)を目的としており、廃棄されてきた金属などを回収するために始まりました。
地域によっては、ドライヤーもこの法律で回収することのできる対象製品とされています。
回収は各自治体が行うことになっています。市町村の公共施設に専用の回収ボックスが設置されていることもありますから、一度確認してみるとよいでしょう。

使わなくなったドライヤーはリサイクルショップで買い取ってもらえる?

故障はしていないけれど、新しいドライヤーに買い替える場合もあります。
このようなときにはまだ十分使える状態ですから、捨てるのには抵抗もあるでしょう。
ドライヤーはリサイクルショップで買い取ってくれるのでしょうか?
ドライヤーはさまざまな機種が次々と販売され、人気のタイプも移り変わりが激しい傾向があります。
そのため、基本的にはリサイクルショップでは取り扱っていないと考えた方がよいでしょう。
ただし、購入してから2~3年しか経っていない新しいタイプの機種の場合は買い取ってくれる可能性もあるため、問い合わせてみてもよいかもしれません。
古いものや状態の悪いものは買い取りは厳しいでしょう。
マイナスイオンが出るタイプのドライヤーは人気があるので使用済みでも大丈夫かもしれませんが、リサイクルショップで買い取りを期待できるのは未使用のドライヤーが基本だと思っておきましょう。
いっぽう、業務用のドライヤーは需要が高くなっています。
美容院で使われるようなプロ仕様のドライヤーのほか、ペット用の大型タイプのドライヤーはリサイクルショップで喜ばれる可能性があります。

ドライヤーも不用品回収業者に引き取ってもらえる?

不要な家電といえば不用品の回収業者に引き取りを依頼することもありますが、ドライヤーのような小さなものでも問題ないのか気になるところです。
しかし、心配する必要はありません。
使わなくなったドライヤーを回収している業者はたくさんあります。
ただし、回収業者によって「回収費用」が異なります。安いところでも500円はかかるとみておきましょう。
場合によっては、いくつかの不用品と一緒に依頼するとお得となるケースもあります。
事前に確認をしてみることをおすすめします。

まとめ

最後にそれぞれの注意点をまとめてお伝えします。

  • 自治体による回収……燃えるゴミか粗大ゴミ。小型家電リサイクル法による回収も可能。詳しくは各自治体に確認。
  • リサイクルショップ……使用済みのドライヤーだと買取を期待できない。未使用か高性能タイプならニーズはある。ただし、業務用ドライヤーは人気。
  • 不用品買取業者……業者により回収費用が異なるため事前の問い合わせをおすすめ。

このようにドライヤーの処分には、いくつか方法があります。しかし、状態や製品のタイプによっては処分方法も限られることがあるので事前によく調べる必要があるでしょう。