靴の処分方法を一挙ご紹介! お得に手放す方法と買取依頼のポイントは?

靴は自治体で処分できますが、ゴミの分類は素材や自治体によって異なる可能性があります。また、まだ履ける靴を処分するのはもったいないことです。その場合は、買取という方法で手放すことができます。

本記事では、要らなくなった靴をお得に処分する方法をまとめて解説しましょう。

  1. 靴を自治体で処分する場合
  2. 靴を寄付して処分する場合
  3. 靴の下取り処分サービスとは?
  4. まだ履ける靴は買取へ
  5. 靴の処分に関してよくある質問

この記事を読むことで、靴を上手に処分するポイントが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.靴を自治体で処分する場合

まずは、靴の処分で1番に思い浮かぶ「自治体回収」の方法とポイントをチェックしていきましょう。自治体で処分するメリット・デメリットについても解説します。

1-1.靴はほとんどが可燃ゴミ

ゴミの分類は自治体によって異なりますが、靴はほとんどの地域で「可燃ゴミ」扱いとなっています。靴といってもスニーカー・パンプス・ヒール・ブーツ・革靴など種類はさまざまです。素材も合皮・スウェード・天然繊維・合成繊維と豊富ですが、燃やしても大丈夫なものがほとんどになります。しかし、念のため、自治体のホームページ等でゴミの分類を確認したほうがいいでしょう。

1-2.無料で処分できる

自治体で靴を処分する大きなメリットは、無料で捨てられることです。不用品回収業者へ依頼するとお金がかかりますが、可燃ゴミなら指定袋に入れるだけなので処分費用がかかりません。ただし、まだ数回しか履いていないのに捨てるのは、どこかもったいないような感じがしますよね。要らない靴が出てきたときは、捨てることだけが選択肢ではありません。捨てる以外の方法でも、靴を気持ちよく手放すことができるのです。

1-3.金属がついている靴は不燃ゴミ

先ほど、ほとんどの自治体では靴が可燃ゴミ扱いになるとお伝えしましたが、金属がついている靴は不燃ゴミになる可能性が高いので注意が必要です。靴のデザインとしてついている金属部分は不燃ゴミ、靴部分は可燃ゴミとして分類することになります。処分予定の靴にどんなものがついているのか、確認することも大切でしょう。どのゴミに分類すればいいのか分からない場合は、自治体のホームページまたは窓口で確認してください。

2.靴を寄付して処分する場合

「数回しか履いていないのに捨てるのがもったいない」というケースは、寄付という形で手放すことができます。寄付して処分する場合の方法と特徴をチェックしておきましょう。

2-1.靴が寄付できるのは履ける状態のもの

寄付できる靴は、履ける状態のものが基本です。履けない靴は、再利用できないので寄付の対象にはならないでしょう。たとえば、国際社会支援推進会のワールドギフトでは、子どもが成長して履けなくなった靴やサンダルなどの履物まで、幅広いジャンルの靴の寄付を受けつけているのです。履く機会が少なくなった靴は、途上国へ送られ再利用されます。たとえ、自分たちには必要ないものでも、喜んで使ってくれる人が、世界中にたくさんいるのです。寄付することで、手放せるだけでなく、社会貢献になるのでまさに一石二鳥といえるでしょう。

2-2.寄付を受けつけているところを紹介

前述したワールドギフトのほか、衣類の寄付も行っているブランディアでも靴の寄付が可能です。ブランディアは、ブランドの宅配買取を最大手としている業者として有名で、CMなどで生を耳にしたこともある方が多いでしょう。買取不可になる品でも、フィリピンなど恵まれない人たちに寄付することで再利用しています。インターネットで「靴 寄付」と検索すると、たくさんの団体がヒットするはずです。

2-3.ダンボールに入れて送ろう

寄付の方法は、ダンボールに入れて送るという宅配の形となります。近くに店舗がない方でも、気軽に寄付できるので安心してください。寄付先によっては、事前の申し込みが必要になるところもあるでしょう。寄付先によってルールがあるので注意してくださいね。具体的な寄付の方法と流れに関しては、ホームページ等で確認したほうが安心です。

2-4.送料の有無を確認しよう

寄付のために靴を宅配で送る場合、送料には十分に注意してください。中には、高額な送料を請求する悪質な業者が存在しています。送料は不用品回収業者や買取店を利用する際も注意が必要です。送料は自己負担なのか・いくらかかるのか・どのように支払えばいいのかなど、細かい部分までチェックしておいたほうがいいでしょう。

3.靴の下取り処分サービスとは?

古い靴を下取りサービスに出す方法もあります。ここでは、靴の下取り処分サービスについて詳しく解説しましょう。

3-1.子どもの靴は西武そごうの下取りサービスを

西武そごうでは、子どもの靴を下取りサービスしています。子どもの靴は成長するたびにサイズが合わなくなり、すぐに処分せざるを得なくなるでしょう。そこで、西武そごうはサイズの合わなくなった子ども靴を1足につき500円の割引券と交換するというサービスを始めました。たとえ、どのような状態の靴であっても下取りしてくれるので安心です。1度に3足までの子ども靴を交換することができますよ。

3-2.靴とシューズの専門店「株式会社チヨダ」

シュープラザや靴流通センターなどを展開している靴とシューズの専門店・株式会社チヨダでも、要らなくなった靴の買取サービスを実施しています。チヨダでは、靴1足につき、2,000円以上の購入で使える200円割引券と交換可能です。また、1度に10足まで買い取ってくれるので、まとめて下取りに出すこともできるでしょう。

3-3.イオンのASBee靴下取りサービス

全国各地にあるイオンでも、靴の下取りサービスを行っています。下取りサービスを実施しているのは、イオンの中に入っている「ASBee」という靴屋です。そこで売り場のスタッフに声をかければ、靴1足につき購入する靴の値段が5%引きになります。新しい靴を通常よりも安く購入できる絶好の機会です。

3-4.マルイは200円割引に

関東を中心に点在しているマルイでは、2011年から靴の下取りサービスを始めました。1足につき、マルイ全店舗で使用できる200円割引券と交換できるという内容です。対象となる靴は婦人靴と紳士靴の2種類で、再販売できる状態のものなど条件があります。詳細は、近くのマルイにて確認してみてください。

3-5.グリーンボックスは購入商品が5%オフに

イオンやダイエーなどに入っているグリーンボックスでは、株式会社アイコジャパンと一緒に、古い靴の下取りサービスを行っています。ルームシューズやスリッパ以外の靴であれば、靴1足につき購入商品が5%オフにしてくれるのです。回収された靴は、道路建材としてリユースするので安心して下取りできるでしょう。

4.まだ履ける靴は買取へ

まだ履ける状態の靴は、リサイクルショップや買取店で査定に出すことができます。ここでは、買取に出す方法とポイントをチェックしておきましょう。

4-1.ブランド靴、状態がいいものは売れる

ほとんどの店舗で買取対象になるのは、ブランド靴や状態がいいものです。靴底が剝げていたり、穴が開いたりしているような靴は、もちろん買取不可となります。中古市場でも人気が高いクリスチャンルブタン・サンローラン・シャネル・UGGなどは、買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。人気ブランドの靴は、ヒールの傷や内側に多少の汚れがあっても買い取ってもらえる可能性があります。

4-2.気軽に利用できるリサイクルショップ

「気軽な気持ちで査定に出したい」「とりあえず売りたい」という方は、リサイクルショップがおすすめです。リサイクルショップでは、靴以外にもさまざまなジャンルの品を扱っているため、査定があまく、正常に履けるものであれば買い取ってもらえる可能性があります。ただし、買取額は数百円~数千円と低くなりがちです。

4-3.高価買取が期待できる買取専門店

人気ブランド靴や、中古市場で価値が高い靴を売りたい場合は、リサイクルショップよりも買取専門店のほうがいいでしょう。価値あるものだけを買い取っているので、ブランド靴などは高価買取が期待できます。買取専門店の中でも、ブランドの買取に実績があるところを選ぶのがポイントです。ブランドに詳しい店舗は、それぞれの中古市場の価値を理解しているため、納得できる買取額で売ることができるでしょう。

4-4.自分で売るならネットオークション

査定で納得のいく額が出ず、自分で売りたいと考えている方は、ネットオークションやフリマアプリを利用するのも選択肢の1つです。自分で出品額を決めることができ、すぐに落札されることもあります。ネットオークションで靴を落札する人は、市場に出まわっていないものや高い靴をできるだけ安く購入したいと思っている方がほとんどです。そのため、必ずしも出品した靴が希望額で売れるとは限りません。

5.靴の処分に関してよくある質問

靴の処分に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.靴を捨てるタイミングは?
A.大切なのは捨てる基準を設けることです。たとえば、汚れが落ちにくくなったら捨てる・サイズが合わなくなったら手放すなど、自分ルールを決めておきます。基準を設けることで、履かなくなった靴も定期的に処分し片付けることができるでしょう。シーズンごとに靴箱を整理したり、大掃除で要らない靴を処分したりするのも、タイミングの1つです。タイミングを自分で決めておけば、靴箱もスッキリでき、取り出しやすくなりますよ。

Q.なかなか捨てられないときのコツは?
A.基本的に、1年以上履く機会がなかった靴は、これから先も使うことがないと考えましょう。また、愛着がある・価格が高かった・販売終了しているからという理由で、履かない靴を取っておくのは、宝の持ち腐れです。売れるものは売り、寄付したりするなど手放す覚悟を持ちましょう。「いつか使うかも」と取っておくのはNGです。そのように思う靴は今必要ないものなので、思いきって処分することが大切な要素となります。

Q.高く売るポイントは?
A.事前にキレイに掃除したり、ニオイを消したりするなど、新品に近い状態にしておきましょう。ニオイがついたまま査定に出すと買取額に響く恐れがあるため、重曹などでニオイを除去しておくこともポイントの1つなのです。靴のニオイを消す方法として、重曹やコーヒーかすを小袋に入れ、靴の中に置きましょう。靴に詰めてひと晩置けば、不快なニオイを消すことができます。また、履いた靴をすぐに靴箱に入れず、ひと晩置いてから入れることで嫌なニオイが予防できるでしょう。

Q.不用品回収業者へ依頼するコツは?
A.なるべく、不用品回収の実績がある業者を選ぶことです。不用品回収業者の中には、きちんと回収を行わず、回収したものを不法投棄する悪徳業者が存在しています。スタッフの対応が丁寧でスピーディーか・無料見積もりや無料相談を受けつけているのかなど、さまざまなポイントを比較し、信用できる業者へ依頼しましょう。

Q.フリーマーケットのメリットは?
A.フリーマーケットは家の中から要らなくなったものを処分する絶好の機会です。自治体に申請すれば、無料で出店できることもあります。地元の人たちが集まるため、思わぬところで靴が売れることもあるのです。リサイクルショップや買取専門店よりは金額が低くなるかもしれませんが、靴を売る方法として選択肢の中に入れてみてはいかがでしょうか。お住まいの地域が、フリーマーケットなどの催しをやっているか、ぜひ自治体のホームページをチェックしてください。

まとめ

靴はほとんどの自治体でゴミとして処分できるものです。しかし、まだ履ける状態や、未使用品などは捨てるのがもったいないので、買取へ出すことをおすすめします。人気ブランドの靴で状態がよければ、高価買取が期待できるでしょう。買い取ってもらえない場合は、団体などへ寄付する方法もあります。また、ほかにも不用品がある場合は、まとめて不用品回収業者へ依頼するのも方法の1つです。いくつか処分方法を把握しておけば、状況に合ったベストな方法が選択できますよ。