フローリング生えたカビの対処法を紹介!おすすめの掃除グッズはコレ!

「フローリングにカビが生えてしまい、困っている」という人はいませんか? カビは適度な水分と湿度がある場所で発生しやすいので、条件によってはフローリングにも生えることがあります。「自分でフローリングのカビ取りをしたいが、やり方が分からない」という人もいるでしょう。

そこで今回は、フローリングにカビが生える原因や対処方法を紹介します。

  1. フローリングにカビが生える原因
  2. フローリングのカビ対策でやってはいけないこと
  3. フローリングのカビ取り方法
  4. フローリングのカビは風通しをよくすることで予防できる
  5. フローリングのカビが取れにくい場合の対処方法
  6. フローリングのカビに関するよくある質問

この記事を読めば、カビ掃除を業者に依頼するメリットなども分かります。フローリングのカビに困っている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.フローリングにカビが生える原因

はじめに、フローリングにカビが生える原因や生えやすい場所を紹介します。

1-1.カビが生えるには水分・栄養・温度が必要

カビは、適度な水分と温度(25~40℃)、栄養分があれば繁殖しやすくなります。フローリングも条件を満たしていれば、カビが生えるでしょう。特に、はだしでフローリングを歩く人が多いと、皮脂が栄養分となります。

1-2.風が通らない場所はカビが生えやすい

フローリングにカーペットを敷いていると、その下は風が通りにくくなります。また、カーペットが汗などを吸っていると、その下は湿度が高くなりがちです。同じように、フローリングに布団を敷きっぱなしの場合、その下は湿度が高くなり風も通らず、カビが生えやすくなるでしょう。

1-3.観葉植物の付近も要注意

大きな観葉植物の鉢をフローリングの床に直接置いている場合も、カビが生えやすくなります。水やりのため、鉢の付近はどうしても湿度が高くなり、鉢の真下は風も通りません。久々に鉢を動かしたら下にカビが生えていることもあるでしょう。

1-4.窓の付近は結露によってカビが発生しやすい

窓の付近は結露が生じやすく、フローリングもカビが生えやすい場所です。特に、窓枠や付近の壁にカビが生えている場合は、フローリングにもカビが生えやすくなります。

1-5.床下に湿気がたまっている場合もカビが生える可能性がある

床下に湿気が長い間たまっている場合、フローリングにカビが生えやすくなることがあります。フローリング全面に満遍なくカビが生えた場合、床下の湿気を疑いましょう。

2.フローリングのカビ対策でやってはいけないこと

この項では、フローリングのカビ対策でやってはいけないことを紹介します。

2-1.掃除機でカビを吸わない

掃除機でカビを吸ってしまうと、排気に混じってカビの胞子が部屋全体に飛び散ります。掃除機でカビを吸わないように注意しましょう。

2-2.重曹や浴室用漂白剤でカビを掃除しない

重曹も浴室用漂白剤も、フローリングのワックスを落としたり木色を変色させてしまったりする可能性があります。特に、重曹はカビ掃除も有効なナチュラル洗剤ですが、フローリングには用いないようにしましょう。

3.フローリングのカビ取り方法

この項では、フローリングのカビをキレイにする方法を紹介します。

3-1.フローリングのカビ取りに必要な道具

フローリングのカビを取り除くには、以下のような道具を用意しましょう。

  • 雑巾(ウエスでもよい)
  • 消毒用エタノール
  • 逆性石けん

この3つがあれば大抵のカビは取り除くことができます。

3-2.まずは水拭きしてみる

発生して間もないカビならば、水拭きで取り除けます。キレイに取れたら、消毒用エタノールで殺菌しておきましょう。ただし、フローリングの色によっては脱色してしまう可能性があるので、色付きのフローリングの場合は、目立たない場所で様子を見て使ってください。

3-3.逆生石けんや消毒用エタノールを用いる

しっかり根をはってしまったカビは、逆生石けんや消毒用エタノールを用いて拭きましょう。逆性石けんは殺菌効果に優れ、液体で販売されているので希釈して使ってください。用法・用量を守って使いましょう。なお、逆性石けんはフローリングを色落ちさせることがないので、色落ちする危険があるフローリングの場合はおすすめです。逆生石けんや消毒用エタノールをカビに吹きつけ、5分ほど置いてからカビを拭き取り、雑巾をかえて仕上げ拭きをしてください。カビを取り除くために最初に使った雑巾はカビの胞子が付いているので、仕上げ拭きには新しい雑巾を使いましょう。完全にフローリングを乾かしたら掃除終了です。

4.フローリングのカビは風通しをよくすることで予防できる

フローリングのカビは、風通しをよくすることでかなり予防できます。カーペットや布団の敷きっぱなしをやめ、適度にフローリングを風に当てましょう。また、定期的に拭き掃除をして皮脂を取り除くのも効果的です。窓に結露が発生している場合は、結露防止シートなどを貼るとかなり結露を防ぐことができます。

5.フローリングのカビが取れにくい場合の対処方法

この項では、フローリングのカビが取れにくい場合の対処方法を紹介します。

5-1.プロのホームクリーニング業者に依頼する

プロのホームクリーニング業者ならば、カビ取りから清掃、ワックスがけまで行ってくれます。「カビだけでなく、フローリングが全面的に汚れて、ワックスも剝がれかけている」という場合は、依頼してみましょう。フローリング専門のクリーニングやワックスがけをしてくれる業者もあるので、料金やサービスを比較して選んでもいいですね。

5-2.フローリングのリフォームを考える

床下の湿気や経年劣化が原因で、フローリングの全面にカビが生えたり、汚れや傷が目立ったりする場合は、リフォームを考えましょう。フローリングのフォームには、古いフローリングの上に新しいものを張る上張りと、フローリングを張り替える方法があります。上張りの方が費用は安くすみますが、下地の傷みは補修できないうえ、段差ができてしまうのがデメリットです。一方、張り替えの方は下地の修理もでき、段差ができることもありません。その一方で工事日程が2日以上かかり、費用も高めです。

5-3.リフォームをする場合は複数の業者から見積もりを取る

フローリングのリフォームを考えている場合は、複数の業者から見積もりを取りましょう。そうすれば、費用相場や業者ごとの特徴が分かります。見積もりが分かりやすく、担当者の説明が丁寧な業者は信用できるでしょう。

6.フローリングのカビに関するよくある質問

この項では、フローリングのカビに関する質問を紹介します。

Q.フローリングに水分がなければカビは生えにくくなるでしょうか?
A.はい。水分がないだけでもだいぶ違います。

Q.住居用の漂白剤を使ってカビ落としは可能ですか?
A.はい。フローリングで使えるものならば大丈夫です。

Q.賃貸物件の場合、結露でカビが生えたら大家さんや管理会社の責任になるでしょうか?
A.たとえば、窓や窓枠の経年劣化で結露が生じ、その結果カビが生えた場合は、大家さんや管理会社が責任を負います。ただし、布団を敷きっぱなしなどにしてカビを生やしたら、賃借人の責任になる可能性があるので注意しましょう。ただし、カビの生え方は住宅環境に大きく左右されるので、すぐに賃借人の責任とはなりません。まずは話し合いをしてください。

Q.カビは生えたばかりの方が取りやすいですか?
A.はい。ですから、カーペットなどを敷きっぱなしにしないようにしましょう。

Q.フローリングをリフォームする目安を教えてください。
A.フローリングの傷、そり、表面の剝げ具合が深刻で、ワックスをかけ直したくらいでは対処できなくなったら交換時期です。また、カビが一面に生えてしまい、掃除しても落としきれない場合も交換を考えましょう。

まとめ

今回は、フローリングに生えたカビの対処方法を紹介しました。フローリングは、風通しさえよくしておき、水気を寄せ付けなければカビが生えにくい場所です。布団やカーペットなどは敷きっぱなしにしないようにしましょう。