重曹を使ったカーペットの掃除方法を解説! 汚れを効果的に落とすコツは?

「カーペットが汚れてきたが、丸洗いできないので困っている」と悩んでいる人はいませんか? カーペットは食べこぼしや皮脂汚れがつきやすい一方、丸洗いをしにくいものです。「この汚れがキレイに落とせたら」と思っている人も多いことでしょう。

そこで今回は、カーペットの汚れを重曹で落とす掃除方法を紹介します。

  1. カーペットにつきやすい汚れと重曹の効果
  2. 重曹を用いたカーペットの掃除方法
  3. カーペットを丸洗いする方法
  4. 重曹を使ったカーペット掃除に関するよくある質問

この記事を読めば、重曹のメリットや使用する際の注意点もよく分かるでしょう。カーペットを自分で掃除したいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.カーペットにつきやすい汚れと重曹の効果

はじめに、カーペットにつきやすい汚れや重曹の効果、重曹を使って掃除するメリットを紹介します。

1-1.カーペットにつきやすい汚れ

カーペットには、以下のような汚れがつきやすいでしょう

  • 食べこぼしなど、食物由来の汚れ
  • 皮脂汚れ、汗の汚れ
  • ほこりによる黒ずみ
  • ペット由来の汚れ

なお、汚れだけでなく、汗や食物・ペットの体臭、尿の臭いなどが気になるケースもあるでしょう。

1-2.重曹は酸性の汚れに強い

重曹は、皮脂をはじめとする酸性の汚れを落とす効果がある弱アルカリ系の物質です。また、食品にも使われているので、少量ならば体内に入っても問題ありません。ペットや小さい子どもがいるご家庭でも、安心して洗剤代わりに使うことができるでしょう。

1-3.重曹は消臭効果がある

重曹は、消臭効果も期待できます。ペットや汗の臭いが気になる場合も、重曹で掃除してみましょう。

2.重曹を用いたカーペットの掃除方法

この項では、重曹を使ってカーペット掃除をする方法や必要な道具を紹介します。

2-1.カーペット掃除に必要な道具

重曹を用いたカーペット掃除には、以下のような道具を用いましょう

  • 重曹
  • 雑巾
  • ブラシ
  • 掃除機

これだけあれば、大抵の酸性汚れは落とすことができます。

2-2.皮脂の黒ずみは重曹水で落とす

皮脂でカーペットが黒ずんでいる場合、500㏄のぬるま湯に小さじ1杯程度の重曹を溶かしたものを汚れにスプレーし、固く絞った雑巾で拭きましょう。毛足の長いカーペットの場合は、ブラシでこすっても効果的です。弱アルカリ性の重曹が酸性の皮脂汚れを分解してくれます。汚れが落ちたら、固く絞った雑巾でもう一度全体を拭き掃除しましょう。

2-3.食べこぼしの染みは酵素系漂白剤で重曹を

食べこぼしの染みは、酵素系漂白剤と重曹を合わせたものを使って落とすことができます。ただし、色が濃いカーペットの場合は、色落ちの心配があるので目立たないところで試してみましょう。粉末の重曹に少量の酵素系漂白剤を入れると発泡します。この発泡は心配いりません。泡が落ちついたら、染みに混合物を塗ってしばらく置いておきましょう。10分ほど置いて固く絞った雑巾でぬぐえば、染みが取れています。なお、混合物を触る場合は、必ず使い捨てのビニール手袋をつけてください。肌荒れの原因になります。

2-4.粉末の重曹で臭い取りをする

粉末の重曹をカーペットにまき、10分ほど置いておきましょう。臭いを吸着してくれます。その後、掃除機で粉末の重曹を吸い取りましょう。

3.カーペットを丸洗いする方法

この項では、重曹では取りきれない汚れを落とすため、カーペットを丸洗いする方法を紹介しましょう。

3-1.コインランドリーで洗う

カーペットが自分で持ち運べるサイズならば、コインランドリーで洗濯することができます。乾燥まで含めて、1,000円前後でできるでしょう。

3-2.クリーニングに出す

大きなカーペットや、コインランドリーでは洗濯が難しいカーペットは、クリーニングに出しましょう。今は、家までカーペットを取りに来てくれる店舗もあります。クリーニングに出せば、重曹でも取りきれなかった汚れも取れることがあるでしょう。なお、がんこな汚れや染みは、別途料金が必要なこともあります。クリーニング料金は、3,000円台~が相場です。

4.重曹を使ったカーペット掃除に関するよくある質問

この項では、重曹を使ったカーペット掃除に関する質問を紹介します。

Q.重曹は色落ちの心配はありませんか?
A.はい。重曹でカーペットが色落ちすることはありません。

Q.重曹を使うと指先がぬるぬるします。
A.弱アルカリ性の物質は皮膚にダメージを与えることがあるので気をつけてください。肌が弱い人はビニール手袋をして使いましょう。

Q.重曹は皮脂汚れ以外は落とすことはできませんか?
A.酸性の汚れならば大抵落とせます。油汚れも大丈夫です。

Q.重曹を使えないカーペットはありますか?
A.ほぼありませんが、アンティークのカーペットは念のために販売店などに問い合わせてから使いましょう。

Q.重曹を使った掃除はどのくらいの頻度で行えばいいですか?
A.週に1度程度のペースで行うといいでしょう。

まとめ

今回は、重曹を用いたカーペットの掃除方法を紹介しました。洗剤を使った掃除より拭き取りが楽で、体に優しい重曹を使えば、カーペットの気になる汚れを落とすことができます。週に1度くらいの割合でカーペットを拭き掃除してみましょう。