古道具の買取をしてくれるところは? 売却方法や注意点を一挙解説!

古道具とは、製造されて年月がたち使いこまれた道具のことです。アンティークやヴィンテージなどと、呼ばれたりもするでしょう。古道具には味わいがありオシャレなものも多いので、一定の需要があり買取業者もいます。古道具が不要になったら捨てるのではなく、必要な人を探してみましょう。

今回は、古道具の買取業者や売却方法などについて紹介します。

  1. 古道具とは何か?
  2. 古道具と骨とう品の違い
  3. 古道具の需要について
  4. 古道具の買取業者や売却方法
  5. 古道具の買取に関するよくある質問
  6. おわりに

この記事を読めば、価値のありそうな古道具の処分に悩むことはなくなるでしょう。古道具の譲渡先や売却先を探しているという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.古道具とは何か?

古道具とは、すでに使用された中古品の総称です。ですから、一度人手に渡った家具家電・おもちゃ・車などはすべて古道具になります。しかし、現在では「古道具」は作られてから年月が経過し、人手に何度も渡ったことがかえって魅力になっている道具という意味で、使われることが一般的です。アンティークやヴィンテージなどとも呼ばれたりするでしょう。古道具に定義はありませんが、作られてから50年以上が経過した家具類や食器類・生活雑貨などが古道具と言われます。最近は、昭和20~30年代の家電も「古道具」に分類されることもあるでしょう。

2.古道具と骨とう品の違い

古道具が生活に使われていた道具なのに対し、骨とう品は古い美術品を指します。たとえば、タンスは古道具で、古い書画は骨とう品です。茶道具の中にも骨とう品に分類されるものもあるでしょう。骨とう品は古道具の何倍もの値段がつけられることも多いのですが、有名な作家の作品には偽物も多く、目利きの力が必要です。

3.古道具の需要について

古道具は新しい家具や雑貨類にはない味わいがあり、家具・食器・雑貨類・生活用品には一定の需要があります。また、海外へのお土産にしても喜ばれるでしょう。古道具を取り扱う店は全国に数多く、インターネットオークションでも盛んに取り引きされています。古道具というと、家具や雑貨類というイメージがありますが、食器類やビン類も人気です。また、明治・大正・昭和初期の布地は「古布」といって、小間物や人形の洋服などにリメイクしたいという人も多いでしょう。そのため、「シミや破れがあって着ることはできない着物」も、一定の価格で売れることがあります。

4.古道具の買取業者や売却方法

この項では、古道具を買い取ってくれる業者や売却方法について解説します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.古道具を買い取ってくれる業者とは?

古道具は、アンティークショップや骨とう品を扱う店舗で買い取ってもらえます。中でも、古着は専門のショップがあるほど買取が盛んです。また、タンスなど大型の古道具を査定してほしいという場合や、売却したい古道具がたくさんある場合は家まで査定に来てくれる業者もあります。

4-2.業者の選び方

古道具を扱う業者には、それぞれ得意分野があります。たとえば、古着の扱いを主にしているところもあれば、食器類に特化しているところもあるでしょう。ですから、売りたいものができた場合、それを多く扱っている業者に査定を依頼してください。今は、インターネット上で査定を行い、宅配買取を行っているところもあります。小さい古道具であれば、遠方から買取を依頼できるでしょう。

4-3.業者に売却する以外の方法

インターネットなどを利用しても買い取ってくれる業者が見つからない場合は、インターネットオークションを利用しましょう。古道具も盛んに取り引きされています。ただし、タンスなどの大型な古道具は配送方法を確認しておきましょう。出品する場合は、多方向から撮った写真を掲載し、おおよその来歴を記載すると入札するほうも安心です。

4-4.人に譲る方法

値段はつかなくてもいいので、必要な人に古道具を役立ててほしいという場合は、地域のミニコミ誌や市役所の「ゆずります掲示板」などを利用しましょう。貰い手が現れることもあります。また、学校や地域の博物館が古道具を集めている場合は、寄付できないかどうか相談してみてください。

4-5.処分方法

古道具の貰い手がどうしても見つからず、自分でも不要な場合は、ゴミとして処分しましょう。日本の古道具は木や紙でできているものが多いので、可燃ゴミや粗大ゴミとして捨てることができます。古道具が大きすぎてゴミ捨て場まで持っていけない場合や、たくさんあって処分に困っている場合は、不用品回収業者を利用しましょう。家まで引き取りにきてくれます。

5.古道具の買取に関するよくある質問

Q.一般的なリサイクルショップでは、古道具の買取はしてくれませんか?
A.はい。古道具や骨とう品を扱う専門の店で査定をしてもらいましょう。

Q.アンティークショップでは、古道具は買い取ってもらえませんか?
A.店舗によります。世界中の品物を扱っている店ならば、日本の古道具も買い取ってもらえるでしょう。

Q.壊れている古道具は買い取ってもらえませんか?
A.程度によります。日本の古道具は木製や紙製のものが多いので、古いものはどこか壊れていることも珍しくありません。しかし、見た目が非常に悪いものや使えないものは値段がつかないでしょう。

Q.茶道具とはなんですか?
A.茶道で使われる道具全般を指します。代表的なものには、茶碗・釜・茶杓(ちゃしゃく)・ナツメなどがあるでしょう。古道具と骨とう品の中間のような扱いをされる品物もあります。

Q.古道具市などでは買取は行っていませんか?
A.はい。古道具市は販売するだけで買取は行っていません。ただし、古道具屋がたくさん出品していますので、家に古道具がたくさんあると話を振れば、買取先を紹介してくれるところもあるでしょう。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は古道具の買取方法などについて解説しました。昔はものを大切に扱ったので、古い食器や家具類が家の倉庫に眠っているというケースも多いでしょう。処分するのは簡単ですが、もう作ることができないものも多いので、一度引き取り先を探してみましょう。