加湿器の買い替えタイミングは? 加湿器は購入時期で値段が違う!?

加湿器は空気が乾燥する冬の季節に必要不可欠な家電製品です。適度な湿度は暖房効果を高め、風邪やインフルエンザの予防なども期待できます。そのため、壊れる前に買い換えたいと考えている人も多いことでしょう。そこで、今回は加湿器の買い替えと処分方法についてご紹介します。

  1. 加湿器を買い替えるタイミングについて
  2. 加湿器の買い時はいつ?
  3. 加湿器を処分する方法は?
  4. 加湿器って売れるの?
  5. 加湿器処分に関するQ&A

この記事を読めば加湿器をお得に買い換えることができます。覚えておいて損はないので、ぜひご一読ください。

1.加湿器を買い替えるタイミングについて 

どのようなときに買い替えを検討すると無駄がないのでしょうか。この項目で、簡単に説明していきます。

1-1.加湿器について

加湿器は大きく分けて4つの加湿方式があります。それぞれに特徴があるので、自分に合ったものを見つけましょう。

1-1-1.気化式

気化式は水を吸い上げたフィルターにファンの風を当てて蒸発させる方式です。メリットは安全性と消費電力の低さでしょう。ヒーターを使わないので電気代が抑えられ、かつ送風口が熱くならないので火傷(やけど)の心配もありません。デメリットとしては、加湿能力が低いことが1番に挙げられます。また、送風ファンの動作音が発生するほか、部屋の温度が下がってしまうのも難点です。

1-1-2.スチーム式

スチーム式は水を加熱して蒸気にします。蒸気が熱いので火傷のリスクがあることから、子供のいる家庭などでは避けられてきました。しかし、最近は水そのものを沸騰させずに蒸気にすることで熱くならないようにした製品も登場しています。スチーム式のメリットは勢いよく加湿できることと、殺菌効果があることです。また、蒸気が暖かいタイプだと暖房効果も期待できるでしょう。また、最近は火傷しない構造の製品もあります。デメリットは消費電力の大きさです。

1-1-3.超音波式

超音波式は超音波の力で水を水蒸気にする方式です。ヒーターがないので消費電力が低く火傷の心配もありません。さらに、送風ファンもないので静音性にも優れています。ただし、除菌機能がないモデルの場合、内部で雑菌が繁殖しやすいのが難点です。

1-1-4.ハイブリッド式

ハイブリッド式は気化式や超音波式にヒーターを組み込んだタイプの加湿器を言います。気化式の「蒸気が冷たい」というデメリットや超音波式の「不衛生」というデメリットがないため、人気のある方式です。一方、商品の値段が高いというデメリットがあります。

1-2.人気のメーカーと方式

1-2-1.人気メーカー

人気なのはやはり有名なメーカーの機種です。

  • 三菱
  • パナソニック
  • シャープ
  • アイリスオーヤマ
  • ダイソン
  • 象印
  • cado

1-2-2.人気の方式は?

効率よく加湿できて除菌能力もある、ハイブリッド式が人気です。ただし、高価な機種が多いことから、比較的安価で除菌もしてくれるスチーム式も人気があります。加湿器は内部で雑菌が繁殖してしまうと部屋全体を汚染してしまうので、除菌機能のない加湿器は敬遠されがちです。

1-3.加湿器の寿命について

加湿器の寿命は5年前後です。ほかの家電製品に比べると寿命が短いのは、水の中の成分が関係しています。水を蒸発させるとき、水蒸気になるのは水分だけです。そのため、水中のミネラルや塩素は蒸発せずに残ってしまいます。そして、これらの物質が故障の原因となってしまうのです。

1-4.買い替えの目安

1-4-1.不具合が発生し始めた

不具合が発生し始めたら買い替えのタイミングです。完全に壊れてから買い替えるとなると、加湿器を使えない期間が発生してしまいます。使えなくなる前に買い替えるようにしましょう。また、故障の原因によっては、そのまま使い続けると火事の危険性などもあるので、この観点からも買い替えがおすすめです。

1-4-2.5年以上使っている

前述したように、加湿器の寿命は5年程度と言われています。5年を過ぎると故障する可能性が高くなるため、壊れる前に買い替えるのがおすすめです。

1-4-3.省エネや新機能が搭載された機種が発売

年々省エネ志向は高まっており、古い機種に比べると消費電力が抑えられたタイプも増えています。また、空気清浄機能など加湿以外の機能を持った機種も最近は珍しくありません。古いものを使い続けるよりも、長期的に見ると買い替えた方がコストや快適度などが高くなります。

2.加湿器の買い時はいつ?

加湿器は買う時期によって値段が変わる季節家電です。時期を見計らえば、相場よりも安く手に入れることができます。

2-1.最安値時期はいつ?

加湿器の需要が高まるのは、空気が乾燥する11月から2月ごろです。この時期はどこのお店でも高く売られていますので避けた方が良いでしょう。狙い目は3~4月です。売れ残った冬の間に加湿器が在庫処分のために値引きされます。需要の低い夏場の方が安くなりそうに思えますが、夏頃にはすでに在庫がなくなっていて処分価格にする必要がありません。わざわざ値引きしてまで売る必要がないため、さほど値下がりしていないでしょう。

2-2.お部屋の広さに合った製品を選ぼう

加湿器には「適用畳数」が記載されており、適用畳数が広いほど価格も高くなりがちです。必要以上に適用畳数の広い製品を買うと損なので、使用する部屋に合った製品を選びましょう。もちろん、適用畳数が不足していると十分に機能が発揮できないので、安いからと言って適用畳数の狭い製品を買うのは避けてください。

3.加湿器を処分する方法は?

加湿器は頻繁に処分するものではないため、あまり処分方法が知られていません。この項目で処分方法を学んで、正しく処分しましょう。

3-1.自治体による処分方法

一般的に、加湿器は粗大ゴミとして扱われます。まず、自治体に回収依頼をして日時を予約しましょう。次に、コンビニや郵便局などで粗大ゴミ処理券(シール)を購入し、処分する加湿器の指定箇所に貼ってください。粗大ゴミ処理券は処分費用を払ったことの証明となるので、必ず忘れず貼り付けましょう。あとは回収日時に指定場所へ加湿器を出しておけば引き取ってくれます。
ただし、自治体によっては小型家電リサイクル法にのっとり、粗大ゴミとしては回収してくれないこともあるので注意が必要です。この場合は、小型家電回収ボックスを利用してください。小型家電回収ボックスは以下のような場所に設置されています。

  • 大型スーパー
  • 家電量販店
  • コミュニティーセンター
  • 公民館
  • 市役所(区役所)
  • 図書館

ちなみに、粗大ゴミとして処分する場合は300円程度、小型家電回収ボックスの場合は無料です。

3-2.家電量販店に引き取ってもらう

新しく製品を購入する場合に限り、家電量販店などでは古い製品を引き取ってくれることがあります。ただし、下取りは期待しない方が良いでしょう。キャンペーンによっては可能性もありますが、基本的に下取りしてもらえることはありません。

3-3.不用品回収業者へ依頼

不用品回収業者に回収してもらうこともできます。不用品回収業者のメリットは自宅まで出張回収をしてくれたり宅配での回収に対応していたりするところです。どこかに出向く必要がないので手間がかかりません。デメリットは価格の高さです。出張費用などがかかるため、場合によっては自治体に回収してもらうのに比べ、10倍以上の費用が必要になってしまいます。また、開業に必要な国家資格もないため、悪徳業者が紛れているのも難点です。利用の前にはホームページなどで料金形態や回収形態などを確認し、コストに見合うかしっかりと検討しましょう。

4.加湿器って売れるの?

できることなら古いものを売って購入資金に充てたいものですよね。加湿器の買取事情を把握していきましょう。

4-1.加湿器の買取事情

冬場は加湿器の需要が高まります。冬場に限れば、中古加湿器も十分に買取の対象となるでしょう。ただし、加湿器は空気に関わる機械だけに、カビが生えたものや汚れたものは買取対象になりません。買取依頼をする前に、必ず掃除をしましょう。買取価格については、年式やメーカーにもよりますが、数百円~数千円の間が一般的です。

4-2.リサイクルショップで買取

リサイクルショップのメリットは、全国各地にあるため気軽に利用できる点です。特に家電専門のリサイクルショップなら高額買取が期待できるでしょう。デメリットは、運搬などが面倒な点です。リサイクルショップにもよりますが、通常は自力で持ち込まなければいけません。ただし、最近は宅配査定や出張査定に対応しているショップもあるので、詳しくはホームページなどを確認してください。

4-3.ネットオークションやフリマアプリ

ネットオークションやフリマアプリなどを利用して売却する方法も人気があります。これの方法で売却すると、高く売れる可能性が高いからです。これは売り手とユーザーの直接取引なので、中間マージンが発生しないことが理由となります。また、ネットオークションでは入札数によっては金額が釣り上がって高値になりことがあることも理由の一つです。もちろん、安く落札される可能性もあるので注意が必要となります。ただし、フリマサイトの場合、販売価格を自由に設定できるため、安く落札される心配はありません。デメリットは、面倒な点です。出品手続き・発送手続き・値段交渉・クレーム対応などの手間がかかります。

5.加湿器処分に関するQ&A

Q.分解すれば不燃ゴミとして処分できると聞きました
A.確かに、分解すれば不燃ゴミとして処分してもらえることもあります。ただし、分別が厳格な自治体では回収してもらえないこともあり、近隣住民とトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。

Q.電話査定で注意することはあるでしょうか?
A.リサイクルショップなどで買取を依頼すると、電話口で簡単な査定が行われることがあります。その際、最低でも商品名(あるいは型番)・メーカー・製品の状態・付属品の有無などは把握しておいてください。

Q.業者見積もりは有料でしょうか?
A.業者によって違いますが、一般的に見積もりは無料です。ただし、出張査定の場合、出張費がかかる業者もあるので利用前に電話などで確認するのが無難でしょう。

Q.トラブルになった場合はどうすればいいですか?
A.オークションやフリマアプリで落札者や入札者などとトラブルになった場合、まずは運営に相談してください。運営に相談して解決しない場合は、国民生活センター(消費生活センター)に相談するのが良いでしょう。国民生活センターは無料ですし、行政によって運営されているため安心して相談してください。業者とトラブルになった場合も、こちらに相談しましょう。

Q.不用品回収業者は夜間にも対応していますか?
A.夜間対応している業者は珍しくありません。ただし、すべての業者が対応しているわけではないので、まずは電話などで相談してみましょう。

まとめ

今回は加湿器の買い替え時に役立つ情報をご紹介しました。加湿器には気化式・スチーム式・超音波式・ハイブリッド式の4つに分けられ、それぞれ特徴があります。自分の好みに合った方式を選ぶことが、買い替えの大きな目安となるでしょう。また、古い加湿器を処分するには自治体を利用するのが一般的です。しかし、冬場は需要が高まるため中古で売却することもできます。処分を考えている加湿器の状態が良いようなら、売却を検討するのも良いでしょう。ぜひ、今回ご紹介した情報を役立ててくださいね。