テレビの寿命が近いサインは? 長持ちのコツや処分方法も紹介!

「テレビの寿命が分からないので処分すべきか迷う」「寿命がきたテレビはどうやって処分するのか?」とお困りではありませんか? テレビはほとんど毎日見るという家庭が多いため、急に壊れるととても不便です。テレビの寿命を早めに見極めることはスムーズな買い替えにもつながるため、「そろそろ寿命が近い」と思うときは注意して観察するとよいでしょう。

この記事では、テレビの寿命が近いときに現れる症状や、寿命を延ばす方法などを詳しくご紹介します。

  1. テレビの寿命はどのくらいなのか?
  2. テレビの寿命が近いときのサイン5つ
  3. テレビの寿命を延ばすポイント
  4. 寿命を迎えたテレビの処分方法は?
  5. テレビの寿命に関するよくある質問

この記事を読むことで、テレビの買い替えを検討すべきタイミングや、手間をかけずに処分する方法などが分かるはずです。

1.テレビの寿命はどのくらいなのか?

まずは、テレビの平均寿命を種類ごとにご紹介しましょう。購入から何年くらいで寿命を迎えることが多いのかを知っておくことは、スムーズな買い替えにもつながるはずです。

1-1.液晶テレビは8~10年

液晶テレビは液晶パネルの後ろからバックライトを当てることで映像を表示します。バックライトは30,000~60,000時間使用できるため、年数にすると8~10年程度で寿命を迎えることになるのです。ただし、テレビを見る機会が少ない家庭だと20年近く持つこともあるため、一概にはいえません。

1-2.有機ELテレビは4~10年

2000年代前半に登場した有機ELテレビは、画質が圧倒的に美しいことから年々注目度を高めてきています。素子が一つ一つ自然光することで映像を表示しているため、バックライトは内蔵されていません。有機ELテレビのパネルは寿命が短く、早いものだと購入から4年程度で故障してしまうこともあります。ただし、最近のモデルは耐久性が高まってきており、液晶テレビの寿命とほとんど変わらないものも増えているのが現状です。

1-3.プラズマテレビは15~30年

プラズマテレビは一つ一つの画素がプラズマ光によって描画します。バックライトを使用していないため、パネルが寿命を迎えたときが買い替えのタイミングです。プラズマテレビのパネルは60,000~100,000時間使用できるといわれているため、年数にすると15~30年ほどで寿命を迎えることになります。しかし、パネル以外の部品は10年持たないものも多く、結局は10年前後でテレビを買い替えるケースがほとんどです。

2.テレビの寿命が近いときのサイン5つ

テレビの寿命が近づいたときに現れる症状をご紹介しましょう。買い替えを検討する上での判断基準になるはずです。

2-1.画面が暗くなる

「画面が以前より暗くなってきた」と感じるようなら、バックライトの寿命が近づいていることが考えられます。タイミングとしては、明るさが購入時の半分になったら買い替えを検討すべきです。「設定を変えていないのに暗くて見づらくなった」「明るさを調整しても直らない」というときは、早めに買い替える準備をしましょう。

2-2.電源が入らない

電源が入らなくなるのも寿命が近い症状と考えられます。まったく電源が入らなくなったときはもちろんのこと、「押し直せば電源が入るが、1回では入らない」というときも要注意です。リモコンの電池を新しくしても症状が改善されない場合は、電源基盤の故障が考えられます。メーカーに修理してもらえば直る可能性はありますが、経年劣化の場合は修理してもすぐまた壊れる可能性が高いため、テレビ自体を買い替えたほうがよいでしょう。

2-3.色がおかしい

テレビの色が明らかにおかしくなったり画面に線が入ったりする場合は、液晶パネルや電源基盤の故障が原因です。電源を入れ直すことで改善される可能性があるため、まずは試してみるとよいでしょう。このような症状が頻繁に起こるようなら、早めに買い替えを検討すべきです。

2-4.音声がおかしい

「画面は映るが音声がまったく出ない」「雑音が入る」など、音声に異常が出るのは、テレビ内部の回路や基盤が故障している可能性があります。まずはコンセントを差し直してみて、この方法で直らなければ寿命のサインと判断すべきです。

2-5.焦げたような臭いがする

焦げたような臭いしたり煙が出たりしている場合は、すぐに使用をやめて電源を切ってください。そのまま使うと火災が起こる原因にもなるため、直ちに買い替えることをおすすめします。

3.テレビの寿命を延ばすポイント

テレビの寿命は少しの工夫で延ばすことが可能な場合もあります。普段の使い方を見直し、テレビをできるだけ長持ちさせましょう。

3-1.視聴時間を短くする

テレビは視聴時間が長くなるほど寿命が短くなります。そのため、「1日の視聴時間を決める」「見ていないときは消す」など、できるだけ視聴時間を短くするための心がけが必要です。夜にテレビを見ながらつい眠ってしまうことが多い人は、オフタイマーをセットするなどして無駄にテレビをつけっぱなしにすることがないようにしましょう。

3-2.テレビの設置場所に注意する

テレビをどこに設置するかも重要なポイントになります。直射日光が当たる場所や湿気の多い場所に置くとテレビの劣化や故障を招く原因になるので注意してください。テレビは精密機械なので高温や湿気に弱いのが特徴です。また、ぶつかって転倒してしまう恐れがあるため、不安定な場所に置かないように気をつけましょう。

3-3.こまめにホコリを取り除く

こまめな手入れもテレビの寿命を延ばすことにつながります。テレビの電源を入れると静電気が発生するため、自然とホコリがたまりやすいのです。ホコリがたまるとテレビ内部に熱がこもりやすくなるため、乾いた布で定期的に掃除するようにしてください。小さな子どもやペットがいる家庭の場合は、汚れを防止するために保護用のパネルを使用するのもおすすめです。

4.寿命を迎えたテレビの処分方法は?

テレビは家電リサイクル法の対象品目なので、粗大ゴミとして捨てることはできません。以下のような方法で処分できるため、どの方法が自分に合っているか考えてみるとよいでしょう。

4-1.家電量販店に回収してもらう

買い替えの場合は、新しいテレビを購入する家電量販店に古いテレビを回収してもらうことが可能です。新しいテレビを届けてもらう際に古いテレビを持っていってもらうことができるため、手間をかけることなく処分できます。また、処分したいテレビを購入した家電量販店に回収だけを依頼することも可能です。リサイクル料金と収集運搬料金を支払う必要があるため、金額を確認しておきましょう。

4-2.指定引取場所へ持ち込む

各地にある指定引取場所へ自分で持ち込む方法もあります。こちらから検索すれば最寄りの指定引取場所を見つけることができるため、チェックしてみるとよいでしょう。事前に郵便局の窓口でリサイクル料金を支払う必要がありますが、収集運搬料金はかからないため、少しでも費用を節約したい人におすすめです。

4-3.不用品回収業者に依頼する

引っ越しなどでテレビ以外にも大量の不用品が出た場合は、不用品回収業者に依頼するとよいでしょう。出張回収を利用すれば自宅まで回収に来てもらえるため、手間をかけることなく不用品を一気に処分できます。

5.テレビの寿命に関するよくある質問

「テレビの寿命について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.テレビの掃除はどのくらいの頻度でおこなえばよいですか?
A.できれば表面のホコリはハンディ―モップなどで毎日取り除いたほうがよいでしょう。月に1回は専用のクリーナーやクロスを使って画面を拭き掃除するのがおすすめです。

Q.メーカーによる部品の保有期間はどのくらいでしょうか?
A.国内大手メーカーの場合は、8年のところが多くなっています。部品の保有期間が過ぎてからだと故障しても修理できない場合がほとんどです。

Q.まだ使えるテレビは買取してもらえるでしょうか?
A.故障などの不具合がなくきれいな状態であれば買取対象になる可能性があります。有名メーカー品や高性能モデルだと高価買取も期待できるでしょう。

Q.不用品回収業者選びの注意点を教えてください。
A.悪質な業者を利用するとトラブルに巻き込まれるため、実績や料金体系・許可の有無などをしっかり確認した上で業者選びをしましょう。

Q.テレビのリサイクル料金はいくらぐらいですか?
A.国内主要メーカーのテレビは、16インチ以上だと3,000円程度になっています。

まとめ

テレビの寿命を見極めるポイントや、寿命がきたテレビの処分方法などを詳しくご紹介しました。テレビは1日の視聴時間を短くするなどの方法で寿命を延ばすことが可能です。できるだけ長くテレビを使い、寿命を迎えたときはスムーズに買い替えができるように、処分方法なども確認しておくとよいでしょう。