お歳暮を贈る相手やマナーについて解説! お歳暮の選び方は?

「お歳暮を贈りたいが、贈る時期や金額などのルールがよく分からない」と悩んでいる人はいませんか? お歳暮は、江戸時代から続く大切な習慣です。その一方で、お世話になっていても立場上贈ることができない人がいたり、金額が高すぎても安すぎても失礼になったりします。せっかく感謝の意を伝える機会ですから、正しいルールを知っておきましょう。

今回は、お歳暮を贈る相手や金額など知っておくべきルールを解説します。

  1. お歳暮は誰に贈るもの?
  2. お歳暮を贈ってはいけない相手とは?
  3. お歳暮の相場について
  4. お歳暮の選び方
  5. お歳暮はどこで購入したらいい?
  6. お歳暮のマナー
  7. お歳暮のお礼をもらった場合のマナー

この記事を読めば、お歳暮のルールはバッチリです。お歳暮のルールを知りたいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.お歳暮は誰に贈るもの?

はじめに、お歳暮を贈る相手について紹介します。どのような人に贈るべきなのでしょうか?

1-1.会社の上司

仕事上でお世話になることの多い会社の上司には、お歳暮を贈っておきましょう。ただし、会社のコンプライアンスで「お歳暮やお中元を社員間でやり取りすることを禁ずる」としているところもあるので、まずは確認してください。

1-2.会社の取引先

個人的に親しく、お世話になっている会社の取引先がある場合は、お歳暮を贈っておきましょう。なお、こちらも前もって会社のコンプライアンスを確認しておいてください。取引先との個人的なお中元、お歳暮のやり取りを禁止しているところもあります。

1-3.離れて暮らしている両親・義両親

双方の両親には何かとお世話になることも多いので、お歳暮で感謝の気持ちを伝えましょう。なお、夫婦の場合、片方の両親にだけ送ったり金額に差をつけたりしてはいけません。

1-4.そのほか

このほか、お世話になっている以下のような人にもお歳暮を贈るのがおすすめです。

  • 近い親戚(おじ・おば・いとこ・祖父母など)
  • 親しい友人
  • 恩師や仲人

ただし、親しい友人の場合はお歳暮を贈るとかえって堅苦しく感じる人もいるでしょう。ですから、場合によってはクリスマスプレゼントとしてちょっと値の張るものを渡す方がおすすめです。

2.お歳暮を贈ってはいけない相手とは?

公務員は利害関係者(取引先や生徒)などから金品や物品の贈与を受けることを法律で禁止されています。もちろん、お歳暮も物品の贈与にあたるので禁止です。利害関係がなければお歳暮を贈ってもかまいませんが、利害関係にあたるかどうか判断が難しい場合も多いので、原則として公務員にお歳暮を贈るのはやめましょう。たとえば、国公立の学校の先生・国立や県立病院の医師や看護師・政治家などが公務員にあたります。

3.お歳暮の相場について

この項では、お歳暮の価格相場を贈る相手ごとに解説します。

3-1.会社の上司など特にお世話になっている人

会社の上司・同居していない親・仲人など特に普段からお世話になっていると感じる人には、5,000円相当のものが相場です。なお、特別に目をかけてもらい、これからも何かとお世話になる予定がある人ならば1万円程度のものを贈ってもよいでしょう。

3-2.お世話になってはいるが、会う機会が少ない人など

親以外の親戚や友人、恩師など会う機会がそれほどないがお世話になっている人は、3,000円相当のものが相場です。取引先も、会社の売り上げの大部分を担う相手でなければ、3,000円相当のものの方がいいでしょう。

3-3.高価すぎるものを送ってはいけない理由

お歳暮は基本的に毎年贈るものです。初年度に5,000円のものを贈ったのに、翌年は3,000円のものを贈ったら大変失礼にあたります。ですから、無理をせず毎年贈り続けられる価格帯のものを選んでください。背伸びをする必要はありません。

4.お歳暮の選び方

この項では、お歳暮の選び方の一例を紹介しましょう。

4-1.相手の好みをよく知っている場合

相手の好みをよく知っている場合は、それに合わせてお歳暮を選びましょう。たとえば、お酒が好きな人ならば、ビールの詰め合わせなどを選んでください。ただし、相手が高齢の場合はドクターストップがかかっている食べ物もあります。ですから、お歳暮の時期が近づいたら、それとなく尋ねてみるのもいいでしょう。

4-2.年配者や、家族が少ない人の場合

年配者や家族が少ない人は、日持ちがしないものは贈らないようにしましょう。食べ物を贈るならば、賞味期限が長く常温で保存しておいても腐らないものがおすすめです。また、好みが分からない場合はカタログギフトなどでもいいでしょう。

4-3.子どもがいる家族の場合

子どもがいる家族に送る場合は、家族全員で食べられるお菓子やジュースの詰め合わせがおすすめです。ジュースとお酒のセットなども、大人と子ども、両方に喜ばれるでしょう。また、ハムの詰め合わせなどお歳暮の定番を送っても大丈夫です。

4-4.会社宛てに送る場合

取り引き先など、会社宛てに送る場合は分けやすいものを選びましょう。たとえば、個別包装のお菓子やジュース・ビールの詰め合わせなどは社員が分けて持って帰ることもできます。

4-5.贈ってはいけないもの

上司や親など目上の相手に商品券などの金券を送ってはいけません。好みが分からず何を送っていいか分からないという場合は、カタログギフトがおすすめです。

5.お歳暮はどこで購入したらいい?

お歳暮は、今ではインターネット経由でも購入できます。種類も豊富で送り先の入力も簡単なので、取引先などにはネット経由で購入して贈ってもいいでしょう。しかし、特にお世話になった人や年配の人は、有名な百貨店で購入するとより格式高い感じがして、相手も満足感を覚えやすいのでおすすめです。今は、百貨店でも通販を行っているので利用してみましょう。

6.お歳暮のマナー

お歳暮は、昔は12月13日~20日あたりまでに贈るのがマナーとされてきました。12月13日はお正月の準備を始める日です。13日以降に贈ることで、「お正月に、送った品物を使ってください」という意味を込めました。今は、10日前後からお歳暮を贈るケースも増えているので、この日付を厳守しなくてもかまいません。しかし、12月25日を過ぎると年末年始の準備で何かと忙しくなるので、23日までには贈るようにしましょう。ただし、お正月向けの生鮮食品を贈りたい場合は、先方に断ったうえで30日あたりに届くようにしてください。
なお、仲人を引き受けてもらったなど特別にお世話になった人は、可能ならば結婚をした年だけでも直接品物を手渡しましょう。

7.お歳暮のお礼をもらった場合のマナー

お歳暮は基本的に贈りあうもので、基本的にお礼は不要です。しかし、中にはお礼の品を送ってくる人もいるでしょう。この項では、その際のお礼の仕方を紹介します。

7-1.まずはお礼の電話をする

品物が届いたら、まずお礼の電話をしてください。相手が親しい友人や実の親ならばお礼の電話だけで済ませても大丈夫です。お礼を述べたら、年の瀬の挨拶や相手の体調を気遣いましょう。

7-2.お礼状の書き方

目上の人からお礼の品をもらった場合など、より丁寧なお礼が必要な場合はお礼状を書きましょう。文面は以下のように構成してください。

  • 時候の挨拶:年の暮れもせまって参りましたが・忘年会の季節になりました、など
  • 品物をもらったお礼:丁寧なお心遣いをいただきありがとうございます、など
  • 相手を気遣う文:寒さ厳しき折、何とぞご自愛くださいなど

なお、可能な限り手書きで白い便せんを使用しましょう。柄入りのものはくだけた感じになってしまいます。

まとめ

今回はお歳暮を贈る相手やお歳暮を贈るマナーなどを解説しました。お歳暮を贈る習慣もだんだんと簡略化されてきましたが、感謝の気持ちを伝える大切な機会です。ぜひ、お世話になった人に贈りましょう。