冷蔵庫掃除に使える洗剤は? 安心安全な洗剤の選び方や使い方も!
「冷蔵庫を掃除するにはどんな洗剤を使えばよいのか分からない」「洗剤を使わずに掃除できないのか?」という悩み、よく分かります。冷蔵庫は食品を入れる場所なので常に清潔な状態であってほしいものです。しかし、こびりついた食品の汚れや臭いなどは、なかなか落とすことができませんよね。
この記事では、冷蔵庫掃除におすすめの洗剤や洗剤を使いたくない場所の掃除方法などをまとめてご紹介しましょう。
この記事を読むことで、冷蔵庫に使ってはいけない洗剤や汚れごとの使い分け方・おすすめの天然洗剤などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.冷蔵庫掃除に洗剤は使えるのか?
まずは、冷蔵庫掃除に洗剤は使えるのか・使ってはいけない洗剤はあるのかなどをご紹介しましょう。
1-1.冷蔵庫掃除には洗剤が使える
冷蔵庫の掃除は洗剤を使ったほうが効果的です。冷蔵庫には食材のカスやこぼれた汁ものなどの汚れがこびりついており、放置しておくと水分が蒸発して落ちにくくなります。水拭きだけでは簡単に落ちないため、洗剤を使ったほうがよいでしょう。しかし、冷蔵庫は食品を入れる場所なので「洗剤を使いたくない」という人も多いと思います。どんな洗剤を使ってどのように掃除すれば安全なのか、知っておくことが大切です。
1-2.汚れに応じて洗剤を使い分けることも必要
冷蔵庫にはさまざまな汚れが付着しているため、汚れの種類に応じて洗剤を使い分けることも大切です。たとえば、ベタベタした油汚れには重曹・手アカや水アカにはクエン酸・雑菌が繁殖しやすい場所には消毒用アルコールというように、複数の洗剤を使って掃除しましょう。
1-3.シンナーやベンジンは故障の原因になることも
冷蔵庫の掃除では、シンナーやベンジンなどの液剤は使用しないようにしましょう。冷蔵庫内を傷めたり故障の原因になったりする可能性があります。
1-4.お手入れに関する注意点をチェックしてから掃除する
冷蔵庫の種類によっては、掃除に重曹やクエン酸・酢などを使用するとプラスチックに悪影響が出てしまう場合もあります。冷蔵庫の取扱説明書にお手入れに関する注意点も記載されているため、しっかり読んでから掃除するようにしましょう。
2.冷蔵庫掃除のおすすめ洗剤を4つ紹介
冷蔵庫の箇所別・汚れ別に、おすすめの洗剤をご紹介しましょう。
2-1.扉や取っ手はセスキ炭酸ソーダがおすすめ
扉や取っ手部分など、冷蔵庫の外側にも汚れは付着しています。キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを含ませて拭き取ると、手アカや油汚れもすっきり落とすことが可能です。軽い汚れであれば中性洗剤でも十分落とすことができるため、まずは試してみてもよいでしょう。
2-2.取り外しできるものは中性洗剤で洗う
ドアポケットやケースなど、取り外しできるものはすべて外し、中性洗剤とスポンジを使って洗いましょう。特にドアポケットには、ドレッシングやソースなどの油分が固まって付着していることが多いため、お湯を使って油分を溶かしながら洗うのがおすすめです。洗った後はしっかり水気を拭き取ってから元に戻しましょう。
2-3.油汚れには重曹が効果的
冷蔵庫内の油汚れには、重曹を使った掃除がおすすめです。重曹を溶かしたお湯にぞうきんを浸し、固く絞って拭き掃除をしましょう。野菜室は掃除機を使ってゴミを取り除いてから、重曹で拭き掃除するのがおすすめです。冷凍室も野菜室と同様の方法で掃除可能ですが、取り外しができるタイプの場合は取り外し、直接水洗いするとよいでしょう。
2-4.消毒用エタノールでカビ予防も
拭き掃除の仕上げに消毒用エタノールを使って掃除することで、カビや臭いの発生を予防することにつながります。汚れた部分を重点的に拭き、除菌のために全体も軽く拭いておくのがおすすめです。
3.洗剤を使いたくない場合は?
「冷蔵庫の掃除に洗剤を使いたくない」という人におすすめのグッズや天然素材の洗剤をご紹介しましょう。
3-1.天然由来のアルコール除菌スプレー
「安心して使えるアルコール除菌スプレーが欲しい」という人におすすめなのが「パストリーゼ」です。酒造会社が販売するアルコール除菌スプレーで、食品添加物としても認められているほど安全性が高いことで知られています。食材に直接スプレーしても問題がないため、冷蔵庫の掃除にも最適です。安全性の高さから「効果が弱いのでは?」と心配する声もありますが、パストリーゼはアルコール濃度が77%と高く、除菌効果は十分に期待できます。
3-2.「エコ洗剤」と呼ばれる重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ
重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダの3つは「エコ洗剤」とも呼ばれ、人体や自然環境にやさしい洗剤として注目を集めています。重曹とセスキ炭酸ソーダは酸性・クエン酸はアルカリ性の性質を持ち、汚れの種類に応じて使い分けることで冷蔵庫掃除に役立てることができるでしょう。
3-3.製氷ケース用の掃除洗剤もある
製氷ケース用の掃除洗剤も市販されています。食品成分をベースにして作られた洗剤なので安全性に心配はなく、かつ簡単に製氷ケースの掃除ができることで人気です。特に雑菌が繁殖しやすい吸水タンク内も除菌できるため、常に安全でおいしい氷を作ることができるようになります。
3-4.冷蔵庫用お掃除シートで洗剤を使わずきれいに
アルカリ電解水などを使用した冷蔵庫専用お掃除シートもおすすめです。洗剤を使わなくても汚れをきれいに落とし、除菌もできます。使い捨てタイプのウェットシートなので、使いたいときにいつでも簡単に使用可能な点もメリットでしょう。
4.冷蔵庫の掃除に関するよくある質問
「冷蔵庫の掃除について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.冷蔵庫掃除はどのくらいの頻度で行うべきでしょうか?
A.本格的な掃除は最低でも2か月に1回はすべきです。ただし、2か月たっていなくても汚れが気になるときはこまめに掃除しましょう。
Q.冷蔵庫をきれいに保つポイントを教えてください。
A.汚れに気づいたらすぐ拭き取ること・掃除しやすいようにものを詰め込みすぎないこと・トレイやシートなどを使って直接ものを置かないことなどです。
Q.重曹とセスキ炭酸ソーダの違いは何でしょうか?
A.重曹は水に溶けにくく、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいという違いがあります。また、重曹よりセスキ炭酸ソーダのほうがアルカリ性が強いため、しつこい油汚れにはセスキ炭酸ソーダが効果的です。
Q.冷蔵庫を掃除しないとどうなるでしょうか?
A.雑菌やカビが繁殖し、悪臭や食中毒の原因になる可能性があります。また、ほこりがたまることで余分な電気代がかかるようになるでしょう。
Q.重曹を含んだぞうきんで拭いても油汚れが落ちません。どうすればよいでしょうか?
A.重曹に少量の水を加え、ペースト状にして汚れに塗ってみてください。数分放置してから拭き取ると汚れが落ちやすくなります。
まとめ
冷蔵庫の掃除に使える洗剤や、洗剤を使いたくない場合のおすすめグッズなどをご紹介しました。冷蔵庫は汚れやすいため、できれば洗剤を使ってすっきり掃除したいものです。しかし、食材を入れる場所なので選ぶ洗剤にも注意が必要になりますよね。ぜひこの記事を参考に、安心な冷蔵庫掃除の方法を知ってください。
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