スノーボードの適切な保管方法! オフシーズン中の劣化を防ぐには?

「スノーボードの正しい保管方法を知りたい」という人は多いでしょう。シーズンが終わり、スノーボードを保管する際は、しっかりメンテナンスをして正しく保管することが必要です。間違った方法で保管するとスノーボードの寿命を縮めてしまうことになるため、注意しましょう。

この記事では、スノーボードを保管する前にやるべきことや、おすすめの保管場所などを詳しくご紹介します。

  1. スノーボードは保管方法が重要
  2. スノーボードを保管する前の準備は?
  3. スノーボードの保管場所
  4. トランクルームやショップに預ける選択も
  5. スノーボードの保管に関するよくある質問

この記事を読むことで、スノーボードを間違った方法で保管する影響や、トランクルームに保管するメリットなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.スノーボードは保管方法が重要

まずは、スノーボードを正しく保管する必要性について解説しましょう。

1-1.滑りが悪くなる

スノーボードのメンテナンス方法や保管方法を間違えると滑走面がケバ立ったような状態になり、滑りが悪くなります。そのまま滑ると雪面に引っかかり、滑らかな滑りができなくなってしまうのです。メンテナンスをせずに放置すればするほど滑走性が悪くなるため、ケバ立った部分をしっかり取り除いてから保管する必要があります。

1-2.劣化を早める

滑走面が汚れたまま放置すると、スノーボードの劣化を早め、寿命を縮める原因にもなります。滑走面にしみ込んだ汚れが化学反応を起こし、滑走面がもろくなってしまうのです。スノーボードを長く使い続けるためにも、しっかりとメンテナンスをしてから正しい方法で保管することが望ましいでしょう。

2.スノーボードを保管する前の準備は?

スノーボードを保管する前にやっておくべき準備についてご紹介しましょう。

2-1.ビンディングを外す

オフシーズンにスノーボードを保管する際は、必ずビンディングを外しましょう。ビンディングを付けた状態が長く続くと、板が変形する可能性があるのです。また、ビンディングを固定しているネジのサビを防ぐためにも、ビンディングは外しておいたほうがよいでしょう。外したビンディングやネジは水気を拭き取ってから保管してください。

2-2.大きな傷がないか確認する

滑走面に大きな傷がないか確認しましょう。滑走面の奥にあるコア材にまで傷が及んでいる場合、コア材が大量の水を含んで修復不可能な状態になってしまう可能性があります。また、エッジ部分に破損があると滑っている途中でエッジが効かなくなり、転倒してしまう恐れがあるのです。必ずチェックし、傷がある場合はショップで補修してもらいましょう。

2-3.滑走面をクリーニングする

保管する前に、必ず滑走面のクリーニングをしておきましょう。滑走面を水洗いし、キッチンペーパーなどを使って乾(から)拭きしてください。その後、専用のリムーバーで汚れを落とします。滑走面は空気に触れると酸化するため、しっかりワックスでコーティングしてから保管するようにしましょう。最後に、エッジ部分にサビ止めを塗って完了です。

3.スノーボードの保管場所

スノーボードの保管に適した場所についてご紹介しましょう。

3-1.直射日光が当たらない場所

スノーボードの保管場所には、直射日光が当たらない場所を選びましょう。直射日光に長時間当たると、板が劣化・変色する原因になります。ほかに保管する場所がない場合は、窓にカーテンを設置するか、専用ケースに入れて保管するのがおすすめです。

3-2.湿気がこもりにくい場所

板は湿気に弱いため、できるだけ通気性がよく湿気がこもりにくい場所に保管しましょう。湿気が多い場所に保管するとカビが生える原因になります。押し入れやクローゼットに保管する場合は、定期的に扉を開けて換気することを忘れないでください。

3-3.温度変化が少ない場所

温度変化が激しい場所に保管すると、板が膨張と収縮を繰り返して劣化する原因になってしまいます。できるだけ温度が一定の場所に保管するようにしましょう。車の中や屋外の物置などはおすすめできません。

4.トランクルームやショップに預ける選択も

オフシーズンの間、スノーボードを自宅以外の場所に預けるという選択肢もあります。

4-1.トランクルーム

自宅にスノーボードの保管場所を確保できない場合は、トランクルームに預けるのも一つの方法です。スノーボード以外のものも保管できるため、必要に応じてサイズを選ぶとよいでしょう。空調設備が整っているトランクルームもあり、スノーボードの劣化を心配せず保管しておくことが可能です。

4-2.メンテナンスショップ

スノーボードのメンテナンスショップに依頼すれば、保管してもらえる場合もあります。クリーニングなどのメンテナンスをしてそのまま保管してもらえるため、「自分で管理する自信がない」という人におすすめです。費用はかかりますが、適切な方法で保管できるのは大きなメリットでしょう。

5.スノーボードの保管に関するよくある質問

「スノーボードの保管方法について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.スノーボードは横に寝かせて保管したほうがよいのでしょうか?
A.横にしたほうが倒れてしまう心配がないのでおすすめですが、立てかけた状態で保管しても問題はありません。

Q.エッジに塗るサビ止めがないのですが、何かで代用できますか?
A.油性マジックでも代用可能です。空気に触れさせないことでサビの発生を防ぐことができるでしょう。使用する際は、メラミンスポンジでこすり落としてください。

Q. ショップにメンテナンスと保管を依頼する場合、費用はどのくらいかかりますか?
A.6,000~7,000円前後が相場です。

Q.スノーボードを水洗いした後、日干しして乾かしても問題ありませんか?
A.日干しすると板が変形する可能性があるため、やめておきましょう。

Q.トランクルームの利用料金はいくらぐらいですか?
A.月1万円~の場合が多くなっています。広さや設備によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

スノーボードの保管方法について詳しくご紹介しました。オフシーズンの間、スノーボードをどのように保管しておくかは、重要なポイントになります。正しく保管しないとスノーボードの寿命を縮めてしまうことになるため、しっかり把握しておきましょう。ぜひこの記事を参考に、スノーボードを適切に保管してください。