MacBookの寿命は何年? よくある症状と買い替えタイミングを解説!
MacBookは、スタイリッシュで高性能なパソコンとして多くの人が愛用しています。特に、画像や映像をよく取り扱う人にとっては必需品となっていることでしょう。しかし、MacBookにも寿命があります。寿命を迎える前にデータをバックアップするなど、万全にしておきたいですよね。そのためにも、寿命を迎えたときにどんな症状が出やすいのかなどを詳しく知る必要があります。そこで、今回は、MacBookの寿命について詳しく解説しましょう。
この記事を読むことで、MacBookの寿命についてよく分かり、適切なタイミングで買い替えることができます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.MacBookの寿命ついて
最初に、MacBookの寿命について見ていきましょう。
1-1.MacBookとは?
MacBookとは、Apple社が製造するノートパソコンシリーズです。スタイリッシュな外観とドット感がなく美しいRetinaディスプレー・高性能な本体などで世界中の多くの人から絶大な人気を得ています。現在は、発売されている機種は、MacBook・MacBook Air・MacBook Proです。それぞれの機種の違いは、こちらを参考にしてください。
1-2.寿命は何年ぐらい?
MacBookの寿命は、4年程度が目安です。あくまでも目安なので、使い方や環境などによって差が出ます。また、バッテリーの寿命は500回充電・放電をした程度と考えてください。頻繁にバッテリーを使い切り、充電を繰り返す場合は、本体よりもバッテリーの寿命が先に来ることもあります。寿命が近づくとさまざまな不具合や症状が出てきて使いづらくなるので、早めに見極めることが必要です。
1-3.寿命に差が出る要因は?
同時期に購入したMacBookでも、さまざまな要因で寿命に差が出ます。以下は、寿命を縮める主な要因です。
- 使用頻度:毎日使用する・長時間使用する
- 使い方:動画や画像を大量に扱う・オンとオフを頻繁に繰り返す・多数のプログラムを同時に使用する
- 使用条件:高温多湿・周囲がホコリっぽい・極端に温度が低い(冬場など)
2.MacBookの寿命が近いときによくある症状
MacBookの寿命が近いときによくある症状を詳しく解説します。
2-1.こんな症状に注意しよう
MacBookに以下のような症状が見られるときは、寿命が近づいている可能性があります。
- データの保存や読み出しに時間がかかる
- 突然再起動することがある
- マウスやキーボードに反応しないことがある
- 画面がちらつく・色むらがある
- バッテリーの持ちが悪い・充電に時間がかかる
- 本体が異常に発熱している
- 動作時に異音がする
2-2.MacBookの寿命のチェック項目
MacBookの寿命をチェックするには、以下を参考にしてください。以下に当てはまるときは寿命を迎えています。
- 購入後4年以上経過している
- バッテリーの充電能力が規定の半分程度(チェック方法はこちら)
- 突然電源が落ちる
- 頻繁にエラーメッセージが出る
- OSが起動しない
- 電源が入らない
- 特定のキーに反応しない
2-3.長持ちさせる方法は?
MacBookを長持ちさせるためには、以下の条件を守って使うことをおすすめします。
- 省エネモードに設定する
- 不必要に電源のオン・オフをしない
- 画面の輝度を上げすぎない
- 乱暴にタイピングしない
- 不要なアプリは終了しておく
- OSやアプリを最新バージョンにする
- メーカーの推奨環境を守る(動作時温度10~35℃・湿度90%まで(結露しない)など)
- 不安定な場所で使用したり落下させたりしない
3.MacBookの買い替えについて
MacBookの買い替えについて詳しく解説します。
3-1.MacBookの買い替えタイミングは?
MacBookは、以下のようなタイミングで買い替えるといいでしょう。
- MacBookが故障した
- MacBookの不具合が頻発する
- 故障や不具合があるが修理不可
- 魅力的な機能や性能を搭載した新製品が発表された
3-2.MacBookは修理できる?
MacBookは、故障の内容によっては部品交換などにより修理できる場合があります。たとえば、以下のようなものは修理を考えましょう。
- 正常な使用範囲による故障・不具合
- 落下などによる外観の破損
- 液晶画面のちらつき・シミ
- 飲みものをこぼす・軽い水没などによる内部浸水
なお、製造年月日が古いものは、メーカーに補修用部品の在庫がないなどの理由で修理不可となることもあるため、メーカーもしくは修理業者に確認してください。
3-3.MacBookの処分方法
MacBookの主な処分方法についてメリット・デメリットを併せて詳しく解説します。
3-3-1.自治体に依頼する
MacBookは、パソコンリサイクル法の対象品目であるため、自治体にゴミとして回収依頼ができません。しかし、自治体によっては「小型家電リサイクル法」の対象品目としてリサイクル目的に回収をしている場合があります。居住区の自治体で指定があるときは、役所・家電量販店などに設置してある専用回収ボックスに投入すると無料で処分可能です。
<メリット>
- 小型家電リサイクル法の対象品目ならば無料で処分可能
- 依頼先が自治体なので信頼できる
- 回収後は資源リサイクルに回してもらえる
<デメリット>
- ゴミとして回収してもらえない
- 小型家電リサイクル法の対象品目でない自治体が多い
- 小型家電リサイクル法対象品目専用回収ボックスの設置数が少ない
- 自分で専用回収ボックスの場所まで運ぶ必要がある
3-3-2.家電販売店の回収・下取りを利用する
家電販売店でも、買い替え時に不要になったMacBookを回収もしくは下取りしてもらえることがあります。まずは、回収・下取りサービスをしているか確認してみてください。なお、下取りを利用できる場合は、新規購入金額が実質値引きとなりお得です。
<メリット>
- 買い替えで下取りしてもらえることがある
- 買い替えと同時に処分できる
<デメリット>
- 店頭まで持っていく必要がある
- ほとんどの場合で回収・下取りだけを利用できない
3-3-3.メーカーの回収・下取りを利用する
Appleでは、MacBookの回収や下取りを行っています。買い替えに伴う処分の場合は、Apple GiveBackを利用して下取りできないか確認してください。下取り可能な場合は、Appleのギフトカードで後日キャッシュバックされます。査定の結果下取り不可であっても、無料回収・リサイクル可能です。なお、買い替えを伴わない場合でも、メーカーとして責任を持って無料回収・リサイクルしてもらえるので安心してください。
<メリット>
- 下取り可能なら新規購入時の実質的な値引きになる
- 下取り不可でも無料回収可能
- 回収だけ依頼することも可能
<デメリット>
- 下取り可能な場合でも新規購入と同時の値引きはできない
- 下取り・回収完了まで数日~2週間程度かかることがある
3-3-4.回収業者に処分・買取を依頼する
不要になったMacBookは、回収業者に依頼して処分してもらうことも可能です。まずは、回収業者に連絡し、見積もりをもらいましょう。回収費用の目安は、MacBook1台につき数千円程度~です。なお、中古品として再販可能なものは買取してもらえることもあります。詳しくは、業者に確認してください。
<メリット>
- 宅配回収や出張回収など都合のよい回収方法を選べる
- 状態のいいものは買取になることもある
- 故障していても処分を依頼できる
- データ消去をサービスでしてもらえることもある
- ほかの不用品を同時回収してもらえる
<デメリット>
- 回収費用がかかる
- 悪質業者に注意する必要がある
3-4.処分前にデータをバックアップ・消去すること
MacBookを処分する前に、必要なデータをバックアップしておきましょう。保存先は、インターネットのクラウドサービスや外付けハードディスクがおすすめです。十分な容量があることを確認してから、データを移行してください。なお、MacBookには独自のバックアッププログラムが内蔵されています。買い替えでApple社のパソコンを使い続けるなら、特におすすめです。また、データをバックアップした後は必ず消去もしてください。データを残したまま処分すると、思わぬところで個人情報が流出する可能性があるので注意しましょう。MacBook内蔵のバックアッププロブラムの使い方やデータ消去の方法については、こちらを参考してください。
4.MacBoookの寿命に関するよくある質問
最後に、MacBookの寿命に関するよくある質問に回答します。それぞれ確認し、参考にしてください。
Q.MacBookを5年以上使うのは問題がありますか?
A.特に機能や性能に不満がなければ、使い続けて大丈夫です。ただし、内部部品は確実に劣化が進んでいるため、いつ故障するか分かりません。早めにデータをバックアップし、万が一のときに備えておきましょう。
Q.バッテリーを交換すれば長く使うことができる?
A.MacBook本体よりも、バッテリーが先に寿命を迎えた場合は、バッテリーを交換することで使い続けることができます。ただし、バッテリーの交換直後に本体が寿命を迎える可能性も否定できません。
Q.寿命を迎えたMacBookはどのようにリサイクルされる?
A.回収後、分解されて素材ごとに分け、再資源化されます。MacBookにはレアメタルなどをはじめリサイクル可能な資源が含まれており、有効活用する価値が高いのです。故障したものであっても、再資源可することで地球上の資源の枯渇を防ぐことができます。
Q.寿命で故障したMacBookからデータを取り出すことはできる?
A.ハードディスクが故障していなければ、データを復活できることがあります。ただし、知識が必要になるため、専門業者に依頼するといいでしょう。なお、復活できた場合の料金は、2万円程度~(メモリーカードなどの記録媒体の価格込み)となります。
Q.4年ごとにMacBookを買い替えればいい?
A.MacBookの寿命が約4年であることを考えれば、理にかなった方法ともいえます。しかし、使用環境や使い方によっては、寿命が4年に満たないこともあるでしょう。買い替えの目安としては妥当でも、実際にはズレがあることを理解してください。
まとめ
今回は、MacBookの寿命について詳しく解説しました。MacBookは画面の美しさや高性能な点から大変人気のあるノートパソコンです。しかし、精密機械であるため、必ず寿命がやってきます。購入後数年経過し、反応が遅い・頻繁に再起動する・画面がちらつくなどの症状が出たときは、寿命が近づいているので早めの買い替えを考えましょう。故障する前に大切なデータをバックアップしておけば安心です。なお、買い替えで不要になったMacBookには、希少金属などが使われています。メーカーに回収してもらう・不用品回収業者に処分を依頼するなどし、資源リサイクルに回してください。