トイレの黄ばみが気になる! 簡単に掃除する方法を詳しく解説します!

「トイレの黄ばみを簡単に掃除する方法を知りたい」「トイレの黄ばみを効率よく落とす方法はないか」とお考えではありませんか? トイレにはさまざまな汚れが付着しますが、中でも厄介なのが黄ばみ汚れですよね。場合によっては、掃除をしてもなかなか落ちずに困ってしまうことでしょう。

そこで今回は、トイレの黄ばみ対策について詳しく解説します。

  1. トイレの黄ばみが付きやすい場所は?
  2. トイレの黄ばみの主な原因は?
  3. トイレの黄ばみ掃除に役立つアイテム
  4. トイレの黄ばみを掃除する方法
  5. トイレを掃除するときの注意点
  6. トイレの黄ばみを予防する方法
  7. トイレの黄ばみに関するよくある質問

この記事を読むことで、トイレの黄ばみをスッキリ落とすポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.トイレの黄ばみが付きやすい場所は?

最初に、トイレの黄ばみが付きやすい場所について見ていきましょう。

1-1.便座の裏

便座の裏は、トイレの黄ばみが付きやすい場所といえます。洋式便器では、便座を下ろし座って排せつするため、便座の裏に排せつ物の汚れが付着しやすいからです。家族に女性が多い、男性でも座って排尿する習慣があるなどの場合は、特に黄ばみが付着しやすいので気を付けましょう。便座を上げる機会が少ないため、汚れに気付きにくく頑固な黄ばみに変化しがちです。

1-2.便器のフチ裏

便器のフチ裏も、トイレの黄ばみが付きやすい場所です。便器のフチ裏は、排せつ物の飛び散りがこびり付きやすくなります。また、直接目視で確認できない場所であるため、気が付いたときには落としづらい汚れに変化していることが多いのも厄介です。汚れを長年放置した結果、尿石となってこびり付き、一般的な洗剤では落とせなくなるので注意してください。

1-3.便器の水たまり付近

便器の水たまり付近も、黄ばみが付着しやすい場所です。こまめに掃除していれば問題ありませんが、掃除をサボると排せつ物の汚れがこびり付き、黄ばみが発生します。また、トイレの水量が弱過ぎて排せつ物を十分に流しきれない場合も、同様です。また、便器の水たまり付近は、黄ばみ以外の汚れも付着しやすく、混ざり合ってしつこい汚れになっていることもあります。

1-4.便器周辺の床・壁

便器周辺の床や壁も、黄ばみやすい場所なので気を付けましょう。便器と離れた場所であっても、よく見てみると黄ばみが付着している場合があります。特に、便座より低い位置の壁や便器周りの床は黄ばみやすい場所です。便器や便座の黄ばみを掃除しても何となく臭うといった場合も、床や壁が黄ばみが原因だったというケースもあります。

2.トイレの黄ばみの主な原因は?

トイレの黄ばみの原因はどんなものがあるか、具体的に見ていきましょう。

2-1.掃除不足

トイレの黄ばみの主な原因は、掃除不足です。トイレは排せつするための場所であり、毎日頻繁に使うことから、すぐに汚れがたまります。そのため、掃除不足では黄ばみが付着して当然です。特に、目に付きにくい場所は、ほとんど掃除の手が届かないことから、気が付いたときには尿石となり、簡単に取れない状態になっていることが多いでしょう。

2-2.尿の飛び散り

男性が立って排尿する際に尿が飛び散ることも、トイレの黄ばみの原因です。立って排尿する場合、どんなに気を付けていても完全に飛び散りを防ぐことは困難でしょう。しかも、想像以上に広範囲に飛び散るため、思わぬ場所まで汚れてしまうこともあります。床や壁などに付着した黄ばみで強い臭いを伴う場合は、尿の飛び散りによるものと考えください。

2-3.便器や便座の劣化

便器や便座の劣化も、トイレに黄ばみが発生する原因の一つです。たとえば、便器や便座の防汚コーティングは、経年や摩擦などにより徐々にはがれてしまいます。また、便器や便座の素材自体も、経年などにより劣化するものです。黄ばみの原因が汚れではなく、便器や便座の素材が変色した場合は、掃除で改善することはできません。

2-4.手あか

手あかが付着することで、トイレに黄ばみが付着することがあります。特に、ドアや照明のスイッチに近い場所は手が触れやすく、手あかによって黄ばみやすいのです。トイレの壁紙で明らかに一部だけ汚れているのなら、ほぼ手あかで間違いないでしょう。手あかはホコリなどの汚れと混ざると、しつこい汚れになります。壁紙の素材や色によっては、掃除をしても除去しきれないことがあるので気を付けてください。

3.トイレの黄ばみ掃除に役立つアイテム

トイレの黄ばみ掃除に役立つアイテムをいくつかご紹介しましょう。

3-1.便器のフチ裏専用トイレブラシ

便器のフチ裏専用のトイレブラシがあると、一般的なトイレブラシでは届かない部分までキレイに掃除できて便利です。ヘッドがカーブしているものは、無理な姿勢を取らなくても便器のフチ裏にブラシを当てることができます。さらに、ヘッドが小さいもののほうが小回りが利いて、より扱いやすいでしょう。

3-2.メラミンスポンジ

トイレの黄ばみが固まっている場合は、メラミンスポンジを使用するとよいでしょう。トイレ掃除が不十分だと、便器に尿石が付着しやすくなります。尿石を落とすには、酸性洗剤が効果的ですが、長年たまった汚れはなかなかしつこいものです。酸性洗剤でも落ちない頑固な黄ばみでも、メラミンスポンジでこすると削り落とすことができます。

3-3.酸性タイプのトイレ用洗剤

トイレの黄ばみ落としには、酸性タイプの洗剤が効果的です。トイレの黄ばみはアルカリ性の汚れなので、スッキリ落とすことができます。市販のトイレ用洗剤を購入するときは、必ず酸性であることを確認してください。多くの場合で、トイレの黄ばみや水あかに効果があると記載してあるはずです。

3-4.クエン酸水

トイレの黄ばみ掃除には、クエン酸水も重宝するでしょう。クエン酸は弱酸性なので、トイレの黄ばみを落とす効果が期待できます。作り方も簡単で、水200mlに小さじ1杯のクエン酸をよく溶かすだけです。スプレー容器に入れて使えば、使いたい分だけ出すことができて重宝します。クエン酸は食品添加物の一種で安全性が高いことから、強い洗剤を使うのに不安がある人にもおすすめです。

3-5.使い捨てタイプのトイレ用掃除シート

使い捨てタイプのトイレ用掃除シートを常備しておくと、黄ばみに気が付いたときにサッと掃除できて便利です。使い捨てタイプなので、汚れたらそのまま捨てることができ、衛生的で後片付けの手間もかかりません。洗剤成分が配合されたものと、単なる水拭きタイプの両方を用意しておき、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。

4.トイレの黄ばみを掃除する方法

トイレの黄ばみを掃除する方法を手順ごとに解説します。

4-1.黄ばみの場所や状態を確認する

最初に、トイレの黄ばみが付着している場所や状態を確認しましょう。どんな場所にどんな汚れが付着しているかによって、用意するべきものが異なります。また、汚れの状態によっては掃除時間が多くかかることが予想されるため、効率よく掃除するために手順を考える必要があるでしょう。

4-2.必要な道具を用意し準備を整える

次に、トイレの黄ばみ掃除に必要な道具をそろえて準備を整えましょう。必要な道具を最初にそろえておくことで、効率よく作業することができます。具体的にどんな道具をそろえるとよいかは、この記事の「3.トイレの黄ばみ掃除に役立つアイテム」も参考にしてください。

4-3.黄ばみのひどい部分をつけ置きする

黄ばみが特にひどい部分は、つけ置きをしておきましょう。便座の裏・便器のフチ裏・水たまり周辺は、特に黄ばみがひどく付着しやすい場所です。トイレットペーパーや掃除用シートなどにクエン酸水をたっぷり含ませ、黄ばみがひどい部分に貼り付け、20~30分程度放置しましょう。規定の時間が経過したら取り外し、黄ばみをこすり落としてください、

4-4.上から下に向かって掃除する

トイレの黄ばみ掃除は、基本的に上から下に向かって掃除してください。たとえば、壁紙・便器・床の順で掃除すると、無駄がありません。この記事の「4-3.汚れのひどい部分をつけ置きする」でつけ置きしている場所があるのなら、つけ置きしている間にそのほかの場所の掃除を進めましょう。

4-5.水拭きとから拭きで仕上げて完了

トイレ全体の黄ばみを落とすことができたら、水拭きしたり水を流したりして洗剤成分を残さないことが大切です。洗剤成分が残ったままでは、素材を傷めてしまうことがあるので注意してください。また、便器以外の場所はから拭きして水分をしっかり拭き取り、カビや雑菌の繁殖を予防しましょう。最後に、数時間程度窓を開けたままにしたり換気扇を回したりしたままにし、掃除後の空気を入れ替えて完了です

5.トイレの黄ばみを掃除するときの注意点

トイレの黄ばみを掃除するときは、いくつか注意すべき点があります。

5-1.マスクやゴム手袋などを必ず着用する

トイレの黄ばみ掃除では、マスクやゴム手袋を必ず着用しましょう。黄ばみを落とすためには、酸性の洗剤を使用するからです。酸性の洗剤は強い臭いと刺激があるため、人によっては気分が悪くなるなど、体調不良の原因になります。また、手などに付着すると手が荒れることがあるので注意しましょう。ゴム手袋を使用した後も、取り外す際に洗剤が手指などに付かないよう気を付けてください。

5-2.常に換気をよくしておく

トイレの黄ばみを掃除するときは、常に換気をよくしておきましょう。窓を開けたり換気扇を回したりして、新鮮な空気が循環するようにしてください。トイレの空間は狭いので、洗剤の臭いや成分などにより、気分が悪くなることがあります。特に、洗剤を使用するときは、窓を開けたり換気扇を回したりしたままの状態で行ってください。

5-3.酸性洗剤と塩素系洗剤を混ぜない

酸性洗剤と塩素系洗剤は、絶対に混ぜて使わないでください。万が一、酸性洗剤と塩素系洗剤が混ざってしまうと、有毒ガスが発生して大変危険です。有毒ガスを吸い込むと、吐き気・頭痛・めまいが起こることがあります。また、最悪の場合、意識不明に陥るなど、命の危険にもつながるので注意してください。トイレ用洗剤を使用するときは、単体で使用することが鉄則です。また、換気しながら使用することも忘れないでください。

6.トイレの黄ばみを予防する方法

トイレの黄ばみを予防する方法を詳しく解説します。

6-1.排せつ後にきちんと水を流す

排せつ後は、きちんと水を流して汚れが残っていないことを確認しましょう。特に、最新型の便器は節水タイプが多く、水流が弱くて1回ではすべて流しきれないことがあります。また、節水のために数回の排せつに対して1回だけ水を流すことなどもやめましょう。排せつ物が長時間便器にとどまることになり、黄ばみが付着しやすくなります。また、臭いの発生や雑菌の繁殖などの問題もあるので、トイレを使用するたびに水をきちんと流すことを徹底してください。

6-2.汚れたらすぐに掃除する

トイレの黄ばみを予防するには、汚れたらすぐに掃除しておくのが一番です。排せつ物の汚れも、付着したばかりなら簡単に落とすことができます。普段からすぐ掃除できるよう、使い捨てタイプの掃除用シートをトイレ内に置いておくとよいでしょう。そのままトイレに流せるタイプなら、ゴミも発生しません。

6-3.使用後の便器にクエン酸水をスプレーする

トイレの使用後に、便器へクエン酸水をスプレーしておくと黄ばみを抑える効果が期待できます。排せつ後に水を流したら、便器のフチ裏や水たまり周辺などに適量スプレーしておきましょう。なお、便器や材質によっては、クエン酸水が付いたまま長時間放置すると素材が劣化することがあるので、長時間家を留守にする前には使わないようにしてください。

6-4.座って排尿する

座って排尿することも、トイレの黄ばみを予防するのに効果的です。男性の家族がいる場合は、座って排尿してもらうようにしましょう。立って排尿するスタイルでは、便器だけでなく周辺の壁や床などにも尿が飛び散ってしまいます。しかし、座って排尿するようにすれば、少なくとも周辺の壁や床への飛び散りをグンと抑えることが可能です。

6-5.トイレの床や壁に黄ばみ防止シートを貼る

トイレの床や壁に、黄ばみ防止シートを貼るのもおすすめです。尿が飛び散りやすい場所に貼っておけば、汚れても貼り替えるだけで済みます。透明タイプのシートなら目立たないので、よりおすすめです。ただし、黄ばみ防止シートの種類によっては、壁紙や床の素材との相性が悪いことがあります。実際に貼る前に、目立たない場所で試し貼りしてみるとよいでしょう。

7.トイレの黄ばみに関するよくある質問

最後に、トイレの黄ばみに関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。

Q.病気の人がいる家庭ではトイレの黄ばみが濃くなる?
A.はい。病気や服薬中などにより尿の黄ばみが強くなる場合は、トイレの黄ばみも濃くなることがあります。

Q.便座に付着した黄ばみを落とすのに洗剤を使ったら変色してしまったのですが?
A.便座の材質によっては、強い洗剤を使用すると変色したり素材が劣化したりする原因になります。また、つけ置きする場合でも、必要以上に時間をかけると変色することがあるので注意しましょう。

Q.黄ばみではなく黒ずみも付着しているのですが?
A.黒ずみの正体は、カビです。カビも黄ばみと同様に掃除不足などの原因で発生します。カビによる黒ずみは、塩素系漂白剤で落とすことが可能です。

Q.トイレの黄ばみがひどくて自分では落とせない場合はどうする?
A.プロのハウスクリーニング業者に掃除を依頼することがおすすめです。プロならではのテクニックで、落としづらい汚れまでキレイにしてもらえます。いったんプロの手が入れば、その後の掃除が短時間かつ簡単に済むようになるのもメリットでしょう。

Q.トイレ掃除をプロに依頼した場合の費用相場は?
A.1回9,000~20,000円程度です。汚れがひどい場合などは、オプション費用が追加されることがあるので業者に確認してください。

まとめ

今回は、トイレの黄ばみ対策について詳しく解説しました。トイレの黄ばみの原因は、掃除不足や尿の飛び散りが主な原因です。そのほかにも、便器や便座の劣化、手あかの付着などによって発生することもあります。いずれにしても、トイレの黄ばみを発見したらすぐに掃除してください。放置すると厄介な汚れになり、落としづらくなってしまいます。まずは、この記事を参考にして適切な方法で掃除してみるとよいでしょう。自分で落としきれない場合は、プロのハウスクリーニング業者に掃除を依頼してみるのも一つの方法です。